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りせた。小噺 ~温度差で風邪ひくエッセイ集~  作者: りせた。


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特大ブーメランには、中々気付かない。



 こんにちは。

 皆様、ご機嫌麗しゅう。


 突然ですが。

 ブーメランって、知ってるかな?

 そう。狩猟武器だね。への字っぽい形で、上手いこと投げると、自分のところに返って来るアレだ。


 アレ、実際に投げてみたことあるかな?

 筆者は、玩具のやつならあるよ。

 実際に投げてみるとさ、中々難しいんだよね、アレ。

 戻ってこない時もあるし、戻って来ても、キャッチ出来なかったりしてね。痛い思いしたりね。


 でさ。

 ブーメランって、慣用句的に使うと思うんだけどさ。

 まぁ、少しお付き合い頂けると幸い。


 これは、筆者がかつて体験した話だ。


 ひとりの男がいた。そいつは、言った。


「俺は、今まで色んな人間と関わってきたからな。ちょっと話すだけで、そいつがどんな奴か分かるんだ」

 ……と。


 筆者は、それに対し……


「へー。そうなんすねー。さすが、いくつも会社経営してきてるだけはありますねー」

 と、返した。


 すると……


「ま、お前も経験を積めば、もしかしたら出来るかもな。今度本でも貸してやろう」

 と、お言葉を頂いたわけだ。



 ——それから、数週間。


 その男は、言った。


「なぁ、あいつ、どんな奴なんだ? なんであんなことしてるんだ?」

 と。


 ……まぁ、こういうタイプだった。


 ちなみに、きちんとその問いに対しては答えましたよ? これ、会社の話だからさ。

 あ。一応補足しておくと、その男は、結構位が上の上司ね。


 さて。

 キャラ紹介が長くなったけど、その男がどんな奴か分かってもらえたと思う。

 その男は、色々と愉快不愉快なことを、それはそれはたくさんたくさん、お腹がはち切れて溢れかえっても、全然足りないくらいにしてくれたのですが。


 表題の件、だけどね。


 その男には、お気に入りの若い女子社員がいました。

 でも、その男は既婚者です。


 ある時、男は言いました。


「○○と○○、怪しくないか? 付き合ってるんじゃないか?」

 と。


 そして、そんな話を、割と方々でするわけですな。ここだけの話的に。ああ、これは問題だぞ、と。


 すると、どうでしょう。

 その噂も、もちろん拡がったけど。


 その男と、そのお気に入りの女子社員の方が、めちゃくちゃ噂になり、あからさまに嫌厭されるようになりましたとさ。

 めでたしめでたし。


 いやまぁ、社内不倫疑惑って、中々のエンタメだからね。妙な正義感持ってる人には、毛嫌いされちゃうしね。しかたないね。

 あれは、中々に笑わせてもらいましたなー。


 しかーし! 奴を甘く見てはいけない。

 なんと、話はここで終わらないのだ!


 その男。


「誰だ、こんな噂を流しやがったやつは!」

 と、怒り狂って犯人捜しを始めました。夏の冷やし中華のように。


 おまいう。

 そう、これがブーメラン。


 ちなみに。

 この……噂(・)を(・)流(・)し(・)た(・)とか、被害者ぶった言い方してたけどね?

 誰がどう見ても、仕事中にイチャコラしてますねーって感じでしかなかったからね?

 何? その毎日おそろいのパック牛乳。微妙に遅れてきてチューチューさぁ。

 匂わせってレベルじゃねーぞ?

 誰がって、犯人探しても無駄だよ?

 周知の事実なんだからさ。

 と、共通認識されてしまっていた。残念!


 だからその後も、あの男は事あるごとに


「○○と○○、怪しくないか? 付き合ってるんじゃないか?」

 と、言いまくっていたわけだが。


 LINEグループで、ブーメランの絵文字がバカ流行りでしたわな。



 さて、ここまで読んでくださった皆さん。

 

 人間ってわりと、自分のことを客観視出来ないものなんだってのは、何となくご理解いただけたと思うけど、どうかな?


 自分のことを棚に上げて……なんて言い回しがあるけど、結構陥りやすいと思うんだ。ブーメラン。


 これ、原因はいくつかあると思う。


 まずは、"他責思考"ってやつかな。

 自分は正しい。自分は何も悪くない。そう頑なに信じて、出来事全ての原因を、他者に見出す考え方、だね。


 次に、"視野狭窄"。

 一点集中、そこしか見ない。他が見えなきゃ事故るよね。


 そして、"自己肯定感"。

 これも、自分は正しい、だね。用法用量は守ってお使いください。


 こんなところかな。あんまり羅列しても、しょうがないしね。


 そうだなー。

 例えば……


「あ、この部品、もう在庫なくて。製造や修理が○○後には出来なくなる見込みです。納期が○○くらいなんで、今発注しないと、マズいんですけど」

 と、あの男に言ったことがある。


 すると……


「……あー。発注? まぁ、ちょっと待て。今はダメだ」

 と、即却下された。


 数日後に同じことをLINEグループ内で言ったが、今度は返事すらもらえなかった。


 ——そして時が経ち。


「おい。○○の修理、今すぐやれ」

 と、あの男、急に言ってきた。


 だから当然、言ってやった。


「え? 部品発注許可もらってないので、無理ですよ。在庫ないっす」

 と、な。


 奴は、烈火の如く怒り狂ったね。


 だから……


「再三発注申請したのを却下したの、あなたですよね?」

 と、ひろゆき風に返してみた。


 するとその男は、皆居並ぶ中で、言い放った。


「あんなのでは緊急性が判断出来ん! お前の責任だ!」

 と。


 ……まぁ、こういうことですな。


 その場にいた全員で、半開きの口を披露しながら、顔を見合わせましたとさ。

 あ、ちなみにその部品は、納入業者に無理言いまくって、納期めちゃくちゃ短縮してもらいましたよ。ごめんね。


 あの男は……社員たちに常々、"長期目線を持て。計画性は大事だ"と言っていたわけだが。

 やはり絵文字が飛び交うことになるのであった。



 と、またもつらつら言いたい放題してるけど。

 別にお説教したいぜ! ってわけじゃないんだ。愚痴りたいぜ! ってことでもないよ。

 このページをわざわざ開いてくれて、読んでくれてる人には、何か還元したいなーってな気持ちくらいはあるけどね。


 それと。

 もしあなたがブーメランアタッカーだったとしても、別にいいのです。気に病むことはないのです。人間だもの。りせた。


 あ。

 せっかくなので、両面からの対処法を書いておきましょうかね。


 自分がブーメランかなーの場合。

 

 ・客観的視点を持とう

 ・俯瞰的視点を持とう

 ・言葉を発する前に、一呼吸しよう

 ・発言や行動には責任が伴うと自覚しよう


 辺りかなー。

 内容は……まぁ、説明すると長くなるので割愛だ! ただのエッセイだからね。



 で、ブーメラン被害に遭った場合。


 ・気にしない

 ・あ、こいつマジか。ヤバ。オモロ。

 

 辺りがオススメなんだけど。

 関係性次第で、そうも出来ない場合があると思う。


 例えば、家族や恋人や友人など、距離が近い相手だね。

 これ、また違う話になるんだけどさ。

 "人は、人を変えることは難しい"という言葉がある通り、自分が変わった方が早いんだよね。前提として、ね。


 でも、教育というものがあるよね。あんな感じだ。効率のいい、教育。アレを施さねばならない。それを上手いことやらなくてはならない。

 大変だよねー。いや、無理だって。

 ちなみに、頭ごなしにとか、正面からぶつかっていくと、大事故になるからね。プリウスミサイル的に。要注意だ。


 まぁ、傍観する、諦観を持つってのが、楽だったりするのよね。

 だから、特に何かをオススメしたりはしないよ!



 さて、皆さんは、ブーメラン使いですか?

 周りにそんな人は、いますか?

 

 ……え?

 筆者はどうかって?

 ——HAHAHA!

 たまに使うぞ! もちろんな!


 

お読み頂きありがとうございました。


ぜひ、あなたのお力をお借りしたく存じ上げます。

具体的には、評価☆やブクマをしていただけると、ランキングに載ったり出来るのです。


エッセイジャンルは、比較的に人口が少ないので、あなたの一票が!

とても!

力になるのです!

是非お力添えを!

よろしくお願いいたします!

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