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りせた。小噺 ~温度差で風邪ひくエッセイ集~  作者: りせた。


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せいろん



 やぁ。りせた。だよぉ。

 みんなはげんきー。

 筆者は病気ー。

 今日もこうしてエッセイ病。


 ……え?

 就活しろ?

 小説書け?


 あ、はい。

 正論でございますね。さーせん。


 あらあら、ちょっと。そこのあなた。『くたばれ』ってのは、暴論だと思いますのよ。あまりよろしくないお言葉ですのよ? お使いにならないほうがよろしくてよ?

 ……ほら、これは正論ですわよ?


 と、まぁね。

 正論と呼ばれるものが、世の中にはあるのです。


 でもさ。

 この、何となくふわっと使ってるこの正論という言葉ってさ。共通認識なのかね?


 実際に使われてる文脈をみると。


「そんな散らかしてるから、物をなくすんでしょ?」


「うっせーなー! そうやって正論ばっか言うなよ!」


 という会話とか、わりとある気が……ってこれ、会話か? ドッジボールよな。いやまぁそれはいいか。

 とにかく、あると思うのよ、こういうの。これって、耳が痛いこと、だよね。反論の余地のない、根幹の部分に対する指摘って感じだしね。こんなの使いすぎると、嫌われがちだよね。人間って、言い訳きいて欲しい生き物だもんね。


 他には、どんなのがあるかな?

 そうねぇ……。


『浮気はダメ』『殺人はダメ』


 みたいなのも、正論的に語られるよね。

 でも、これって、文化で変わるよね。

 こういう正論とされているものは、時代や国……価値観の変遷で変わるものってことだね。

 と、いうことは。完全に正しいってわけじゃないだろうな。


 でも、こういう正論的な感覚は、時代に合わせて持ってないと、結構マズイよね。

 今だと、コンプライアンスとかさ。ハラスメントについて、めっちゃうるさい時代になってきてるからね。


 そりゃ、遅れてる業界もあるけどさ。


 筆者が以前いた会社だと。


「お? グロス変えた?」


「え? わかるの? どう、これ」


「おお、なんか自然な感じやんなー。オレンジ」


「えぇ~? そんなこと言うなんて、めっずらしー。ねぇねぇ、聞いて聞いて、りせた。がさぁ、珍しく褒めてくれたんだけどぉー」


 ——いやまぁ、褒めてはないんだけどな?

 でも、嬉しそうに、隣の女子社員の背中をバシバシ叩いてたなー。まぁ、叩かれてた方は、ちょっと表情歪んでたけど。


 ——と、こうしてご機嫌取りしてたりしてたのよな。

 あの業界は、容姿的な変化があった場合、言葉にしてあげる方が、印象がよくなる価値観を持っている女性もたくさんいたのだ。だから、むしろそれが正解だった。

 だが、コレ、現代社会的には、ご法度なのよねー。ハラスメント的に言われてしまうだろうさ。


 こうしてみると。

 正しいとされること——正論と、ひとくちにいっても。

 揺るぎない真理というものは、おそらく滅多にないのだ。


 ……と、いう正論をいってみる。

 

 せいろんとうっ!


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