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すきま
世界のあちこちに、隙間はある。
家具と壁。
ビルとビル。
山や森の木々。
人工物にも、自然界にも隙間だらけだ。
そして、当然なのか。心の中にも、隙間はある。
その隙間には、何でも入る。
いいものも、わるいものも、何でも入る。
そうしたくても、したくなくても、何でも入る。
だから、隙間にねじ込む者がいる。
それがいいものか、わるいものか。そんなことは、どうでもよくて。
ねじ込む側には、いいことなのだ。餌だから。
自分の隙間に、何が入ってしまっているのか。
薄暗く、よく見えない。
空っぽのがらんどうに見えるぐらい、暗く深い穴だ。
たくさんたくさん空いている。
少しでも明るい何かで埋めなくては。
いつか、何も見えなくなるだろうから。




