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りせた。小噺 ~温度差で風邪ひくエッセイ集~  作者: りせた。


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だいじ


 はろはろー。

 みんなげんきー?

 りせた。だよー。


 何だか今年は久しぶりに秋っぽいねぇ。徐々に涼しくなってきてる気がするよ。

 雨、すんごい降るけどね。場所によっては、一大事って感じっぽいよな。ご安全に、お大事にやでー。


 そういえばさ。

『大事』ってさ。

『だいじ』とも読むけど、『おおごと』とも読むよね。

 そんで、読み方で何やら意味が変わるよね。


 ……例えば、だ。

 

 よくよく考えたらさ。

 筆者は、ひとに大事にされたことはないんだよな。何故か雑にしか扱われないんだ。

 でも、ひとをぶん殴ったら、大事になった。退学になったりした。

 

 ……という感じよね。

 

 意味、違うっしょ? ルビ振ってないけど、読み方違う感じしたかな? 一応、そういうつもりだよ。


 さて。

 あなたは、大事にされてる? してる?

 それとも、大事を起こした? 巻き込まれた?

 

 ……なんてね。


 まぁ、少し考えてみると。

『おおごと』の定義は、解りやすいよね。こりゃヤバいな……的なことよね。

 ちょっとボタン押し間違えたら、火事になっちゃった! みたいなね。大事件。そんなもん、おおごとよな。

『おおごと』は、どちらかといえば、事象の分類だから、解りやすい。


 じゃあ、『だいじ』って、どういうことだろうね。

 

 大事なもの……っていうと、重要度って感じよね。

 お大事に……っていうと、安静にしてね的な意味合いが強い感じするね。

 

 て、ことは。

 どちらかといえば、状態を指す言葉というより、心情を表しているような気がするね。


 で、あるならば。

『ひとをだいじにする』って、どんな状態なんだろう。


 甘やかすこと……だろうか。

 媚び諂うこと……だろうか。

 

 筆者的には、尊重って感じかなぁと、考えている。

 

 そうねぇ。

 昔の村落なんかでは、村長の意見は尊重されたでしょお……? それって、教訓的に、後生大事に子々孫々受け継がれることもあった感じやんね。後生大事に。

 きっと、そういうこと。


 ……と、いう冗談はさておいて。


 人間は、利己的で自己中心的にしか生きられないんだけど。

 それでも、相手のことを慮って、言動を……行動を……"選択"するかどうかで、だいぶ印象が変わると思うのよね。

 つまり、それが尊重ということ。だと思っている。

 

 まぁ、人間は自分の視点でしか生きられないから、実行は……中々難しいんだろうね。


『ひとに大事にされたいなら、先ずは自分を大事にしなさい』って言葉、聞いたことあるけどさ。

 これって、結構勘違いを生みやすい言葉だよなって思うんだ。

 おそらく、大事にするという感覚を育てましょう的な話だと思うんだけど。言葉通りにしちゃうと、ただの自己中だもんな。

 

 そんな輩が、ひとから尊重——大事にされるはずがない。

 そして、ひとを尊重する——大事になど出来るわけがない。


 現世(ここ)は、そうして出来上がっている世界だ。

 

 だから、筆者は誰からも大事に扱われないのだろう。

 他人様から、コイツには何を言っても許される——と、思われているのか。いつだって愚痴ゴミ箱や、口撃暴言サンドバックにされてきた。

『とても話しやすいから。何でも言える』と、免罪符的に何度言われたやら……。

 どうやら、そういう雰囲気があるそうだ。


 まぁね、ある程度は受け入れるよ。尊重するさ。人間関係は大事だからね。マイナスばかりでもないし。……絶妙な距離感でなら、さ。


 ……ってやってる限り。

 筆者がひとから大事にされる日は、一生来ないんだなーと、ふと気が付いてしまった。


 なんてこった。


 ……ま、いいかぁ。

 諦めも大事よなー。


 たとえ、誰からも大事(だいじ)にされない人生でも。

 我、生きるであるよ。

 結構大事(おおごと)……だけど、な。

 


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