↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
6/6

第6章 帝国で始まるモフモフ夫婦生活(エレナ視点)

◆ 結婚式の朝



ギルモア帝国に来て3ヶ月が過ぎた頃。



わたくしとルイス様の結婚式が盛大に行われました。



礼拝堂に満ちる朝の光が、まるで祝福のようにわたくしと



ルイス様を包んでおりましたの。



白い花々の香りがふわりと漂って、胸の奥が静かに温かくなりましたわ。



ドレスの裾を整えたとき、 小さな足音が近づいてまいりました。



◆ ブルーのリングドッグ



「わんっ」



ブルーが、胸元の小さなリングクッションを



揺らしながら歩いてくるのが見えました。



その姿があまりにも愛らしくて、どこか誇らしく見える



表情が可愛くて、思わず笑みがこぼれましたわ。



「ありがとう。ブルー。とても立派よ」



ブルーが誇らしげに尻尾を大きく振った瞬間、



礼拝堂の扉が静かに開きましたの。




◆ 扉が開き、ルイス様が現れる




光の中から現れたのは――ルイス様。



黒の礼服に銀の装飾が淡く輝いて、 その姿はまるで



絵画の中の人物のように美しかったですわ。



それはもう、直視できない程に。



私を見つけたルイス様の表情がふわりとほどけて。



「……美しい」




◆ 誓いの言葉




小さな声でしたけど、 その言葉はまっすぐに



わたくしの胸に届きましたの。



祭壇の前で向かい合うと、 まるで世界が二人だけに



なったように感じられましたわ。



神官の声が静かに響き渡りましたの。



「互いを敬い、支え合い、愛し合うことを誓いますか」




ルイス様は迷いなく答えてくださいました。




「誓います。 わたしの全てをかけて、あなたを守り、慈しみ、愛します」



その言葉に胸が熱くなりました。



ルイス様が、澄んだ瞳で、わたくしを見つめています。



わたくしもルイス様を見つめ返しました。



わたくしを見つめるルイス様の瞳が…。



どこまでも優しくて。



こらえきれず涙がこぼれました。



この涙がくれた暖かさと優しさを、



わたくしは一生忘れないでしょう。



「……誓います。 愛しております。ルイス様」




◆ 指輪交換と甘い囁き



その時、ブルーがタイミングよく「わんっ」と鳴きました。



参列者から優しい笑い声が広がっていきましたわ。



指輪を交換するとき、 ルイス様の手がそっと



わたくしの手を包みこんで下さいました。



「エレナ……」



その声は、わたくしにしか聞こえないほど



ささやかで、美しいお声でございましたの。



「あなたを愛しています。 今日も、これからも、ずっと」



わたくしの目からこぼれる涙をルイス様が



優しく拭いてくださいました。



わたくしだけに向けられるルイス様の甘い微笑み。



ドキッ!と心臓が射抜かれてしまいます。



これからは毎日、毎晩…ルイス様と一緒…なのですわね。



わたくし自分の心臓が持つかどうか本気で心配になってしまいますわ。



素敵すぎる旦那様というのも考え物ですわね。



数秒間の間にいろいろと想像しては赤くなるわたくしに、



ルイス様がそっと初めての口づけを下さいました。



わたくしの頬を包み込むその手が、少しだけ震えておりましたの。



その手は温かくて。



そして、とびきり優しい手でしたわ。



この方と歩む未来ならもう何も怖くないと思いましたのよ。




◆ 夫婦の誕生


「ここに、新たな夫婦が誕生しました」



神官の言葉に続いて礼拝堂に大きな拍手が広がって、



ブルーが嬉しそうに跳ねましたわ。




◆ 保護動物管理部での新しい日々



結婚してからわたくしは、ルイス様の推薦もあって、



保護が必要な動物を預かる「保護動物管理部」



に出入りさせて頂いておりますの。



ルイス様との共同責任者になりましたのよ。



わたくしは動物について、日々勉強中ですわ。



保護されたばかりの犬や猫たちは皆、だいたい



痩せていて心配してしまいますけれど、



2か月もすると毛並みも整いふわふわになって



ずいぶんと健康的になりますのよ。



忙しい日々の合間にこの子たちのお世話をして



夫婦でモフモフを堪能するのが日課ですの。



◆ 夫婦の甘い時間



「エレナ、こっちにおいで」



ソファーに寝そべるルイス様が



わたくしを呼びます。



結婚して半年が過ぎても、毎日のように



ルイス様への思いが募ります。



まるでいたずらっ子のような眼差しで



わたくしを見上げるルイス様は、本当に罪深い程、



色っぽくて目のやり場に困ってしまいますわ。



すらりと長く伸びたルイス様の膝の上に体を預けると



心地がよくてふわふわとした気持ちになってしまいますの。




◆ モフモフされる幸せ



抱きしめられて髪の毛に顔を埋めながら



「ああ、可愛い。本当に可愛い。



大好きだよ。俺のエレナ」



と毎日キスをされる度に本当に、愛しさで



胸が締め付けられます。



わたくしはいつもモフモフする側でしたけれど、



愛する旦那様からモフモフされるのも…。



どうしてどうして悪いものではございませんわ。



最後までお読みいただいた皆様。。

ちらっとでも読んでくださった方々。

感謝致します。


貴重なお時間を割いて下さり本当にありがとうございました。


ただいま、ルイス様のお兄様、ダリアン様の恋バナが連載中です。

相手役のルティは平民(現在)です。ルティ視点で書くのでかなりコメディ寄りになります。


タイトルは『完璧な腹黒王太子は、平民メイドにだけ勝てない』


併せて読んでいただけると楽しさ倍増です (笑)


また、お会いしましょう★

ありがとうございました。

感謝を込めて (*^_^*) IORI 






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。