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異世界最強のチートは強さじゃなくて創造力!  作者:
第2章 エターナルソング
24/49

024 戦艦リステイン出撃!


 そう言えば、セレネティアは最後に不思議な事を言っていた。

「それと、サラさんが魔法を使えないのは、魔力があまり無いからです。

 でも、その代わり十分な量の神力がありますから、魔法と似た、それ以上のことが出来ますよ?」

 と。


 そこで、サラは少し実験をしてみることにした。


 戦艦リステインのアイラ先生へのお披露目だ。

 本当はアイテムボックスから取り出すだけだが、どうせなら派手にやろう。


 ちなみに、戦艦にリステインの名をつけたのは、それっぽかったし、戦艦大和も日本の旧国名だったからだ。

 


 サラは、セレネティアに言われたとおりに起こしたい事象を想像する。

 そして、大きな魔法陣からそれを突き破るように戦艦リステインを出現させた。


 全く必要の無い演出のためだけの魔法陣とそれに伴う轟音と共にその堂々たる姿をみせた戦艦リステインにアイラは放心している。

「あのー、アイラ先生!?」

「なっ!?なんだ!?」

「いや、方針していたので。」

「おい、あれを見て放心するなという方が酷なものだ。」

「まあ、そんなんですかねぇ?」


 サラは思っていたのと少し違う反応に口を尖らせた。


「で、あれはなんだ?

 召喚魔法なのか?」

「まあ、当たらずとも遠からずと言ったところですかね。

 じゃあ、乗ってください。乗艦を許可しときますね。」

「あ、ああ。」


 この戦艦リステイン。

 実は、神力の謎パワーによってサラが許可した者以外の侵入が防がれている。

 これは、盗まれるかもと思ったサラが付け足した機能だ。


「おい、どこから乗るんだ?」

「それはまあ、飛んでください。」


 サラ、痛恨のミスである。

 乗れないのだ。サラひとりでは。

 何故なら、サラには飛行魔法なんてもの使えない。


 ふと、サラはセレネティアの言葉を思い出す。


 あれ?神力を使えば私も飛べるんじゃない?


 実際に、創造力を使う時と同じように、起こしたい事を考える。

 つまり、サラ自身を飛ばすようにイメージする。


「と、飛べた!!」

「お前、あまり魔力を感じないが、凄いな。」 

「いや、まあ、あはは。」


 さすがに、魔力じゃなくて神力なんです。とは言えない。

 よく考えると、戦艦リステインに乗るのはサラもこれが初めてだ。


 戦艦リステインの第一主砲塔の前の開けている甲板に着地・・・


 



 出来なかった。

 サラは、うまく調整が聞かず、盛大に転んだ。


「いててて。」

「はぁ、これは、龍。とも言えんか。

 本当に何なんだ?」

「紹介しましょう!

 私の全力であり、リステイン王国最強の切り札である戦艦リステインです!!!」

「戦艦?戦列艦の事か?」


 そう。リステイン王国軍の水上部隊の主力は戦列艦だ。

 まあ、どんなものかわかりやすく言うと、海賊映画とかに出てくる木製の船に膨大な数の大砲がついていて、数打ちゃ当たるの考え方の軍艦だ。

 地球でも、17世紀から19世紀まで使われていた。


 動力と攻撃力に必要な科学技術を魔法工学で補っているこの世界は、それくらいの物はできる。

 

「私の前世の世界では、戦列艦が初めて作られてから300年程後の史上最悪の戦争。

 第二次世界大戦と呼ばれる戦争のとき、ある国が自国内にすら極秘裏に造り上げ、自国を国力で圧倒的に上回る相手の国への切り札として。

 また、国民、国家の戦意の象徴として、世界最大の軍艦として名を知られ、私がいた70年後までその名が轟く戦艦を元に作ってます。

 最も、その戦艦は戦い方の変化と空の戦力というものに対して既に時代遅れとなってしまっていた為、本来の戦争ではなく、完敗の先にある国の未来のために散りましたが。

 そして、その戦艦を強化して、空を飛べるようにしてみました!

 理由は、ロマンがあったからです!」

「そうか。分かった。

 よーくわかった。お前にはつっこむだけ無駄だということがな。」

「なんでですか!?」




 



 サラの叫びが響いたが、それを合図にしたかのように戦艦リステインが動き出す。

 サラの思考のままに。















 目標は王都奪還とバーシアス帝国への報復だ。

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