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異世界最強のチートは強さじゃなくて創造力!  作者:
第2章 エターナルソング
23/49

023 アイラ先生にバレてしまいました。


「バイスさん、それは・・・本当ですか?」


 思わず聞き返す。幼少のサラ・リステインの記憶、感情、人格もまた、サラの中に眠っている。

 サラははじめ、この世界で大切なのは家族だと思ってはいたが、その親しみは完全な親に向けるものとは少しだけ違っていた。


 が、やはり、紗楽ではなくサラの親、家族は彼らだったのだ。

 父親も母親もよく遊んでくれた。

 いろいろな経験をさせてくれた。

 時には怒ってくれた。

 紛れもなく、サラの両親だった。


 そして、そんな中無慈悲に伝えられた宣告。

 この瞬間、サラは人生で2度目。

 突然に家族を奪われたのだ。


 バイスさんにも言い方はあったのではないか?

 いや、そんなことはない。むしろ、優しいくらいだ。

 教えてくれただけで十分だ。そして、この先の道も教えてくれた。

 だから・・・だから・・・・・・・





 









かたきを撃つ。バーシアス帝国、そして、私達の家族や罪のない人たちを蹂躙した兵士達全てを私は殲滅する!!!!」

「サラ様!」

「バイスさん?私を止めるんですか?

 大丈夫です。必ず戻ってきます。ええ。バーシアス帝国をこの世界から消し去って・・・」

 

 サラは怒り狂っていた。

 気絶してから目が覚めた時、セレネティアから神力の話を聞いた時にサラは自分で創り出したチート戦艦は自分の生活空間としては使っても、絶対にこの世界の戦争で使ってはいけないと思った。

 この世界において、あれはあってはならないものだ。

 創造力が与えられてからサラはこの世界の人たちのためになること以外には外に向けてこの力を使わない。

 あくまでの自分のちょっとした贅沢をするためだけに使う。と。


 つまり、一言で言うと自重していたのだ。

 しかし、そんなものは必要なくなった。

 サラにとって、自分が守るべきだった人たちに加え、大切な人たちを殺され、隣で唯一残った家族、妹であるアリスが泣いている。

 それだけで理由は十分だった。



「家族と死んでいった人たちのためか。」

「アイラ先生?」

「その戦い。私も行くぞ。」

「はい?」

「だから、お前の、お前とこの国の人たちとこの国のための戦いに力を貸そう。」


 本来ならとてつもなく有り難い。

 なにしろ、アイラ先生は強い。戦っているのを見たことは無いが、それでもわかる。

 が、今回は自重しないのがコンセプトだ。

 ある意味、足手纏いになる。

 

 もちろん、戦闘の。という意味ではない。

 サラの自重無しを見られるということだ。



 サラは悩んでいたが、アイラ先生にある言葉を囁かれてもういいやということになった。

「では、バイスさん。アイラ先生と共に行ってきます。」

「では!お供させてください!」

「ダメです。これから行くのはバーシアス帝国軍の勢力下。皆さんを行かせるわけには・・・」

「私達は近衛騎士団です!」

「バイスさん!これは命令です!

 どうか、ここに残って、私が離れている間にここの人たちを守ってください。」

「私達はあなたの騎士です。

 あなたの命令に従います。ですが、これだけはお願いします。どうか、生きて。私達の元に再び誇るべき主として戻ってきてください。

 勝算はお有りなのですよね。」

「もちろんです。アリス、私、お父さん達の敵を売ってくるよ。」

「お姉様!嫌です!私を置いていかないでください!!」

「大丈夫、戻って来るよ。

 その間、ここの人たちを支えてくれないかな?」


 アリスは泣いたまま声を発することは無かった。

 しかし、確かに力強く頷いた。 





「では、アイラ先生、ここから少し離れてからあるものを見せます。

 今回の切り札です。」

「そうか。なら、道中、お前の話をしようか。」

「・・・わかりました。」


 サラとアイラは、バイスや街の人たちに見送られて街を離れた。


「で、お前、何者だ?」

「嫌ですよ。アイラ先生。私は私ですよ。」

「ふん。お前は隠してるつもりのようだが、12歳の考えとは思えない指揮能力、統率力、思考力、そして、あの鋼鉄の龍の書物を読んだ。

 お前がただの王女ではない事は確かだろう。」

「アイラ先生、他言無用をお願いできますか?」

「いいだろう。」

「私には、前世・・・

 つまり、ここではない世界に生きていた頃の記憶があります。」

「ほう。」

「その世界は、あのここで鋼鉄の龍と呼ばれる存在を使って世界規模で戦争をしていた時代から70年以上未来の世界でした。」

「なんと・・・」

「そして、わたしは、セレスティアのミスによって死に、その埋め合わせとしてこの世界に転生させられたという事です。」

「俄には信じられんが、そんなのだろうな。

 で、ここまで来ればいいだろう。その、切り札とやらを見せれくれないか?」


 サラは頷く。


「では、お見せします。

 リステイン王国の反撃の象徴となる戦艦リステインを!!」


 父の日、皆さん、お父さんに何かされましたか?

 僕は、家でお祝いをしました。


 

 というのも、僕が風邪をひいているからなのですが。

 皆さん、体調にはお気をつけて。

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