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異世界最強のチートは強さじゃなくて創造力!  作者:
第2章 エターナルソング
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018 エミール降臨!


 敵陣が見える少し手前まで来たサラたちは、増援を待つとともに、ダイル達第二連隊の作戦完了を待っていた。


 そんな中、サラは一人物作りに明け暮れていた。あるものを創っているのだ。

 サラが自分についてわかっている事は2つ。

 普通の人ならぬ力を発揮できることと、創造の能力だ。

 しかし、小さいものなら大したことでもないが、創造の力を使うと少し疲れがでる。

 能力の反動なのか、代償なのかは分からないが、少なくともそれが分かるまで濫用は避けたい。


「まあ、それは魔力、あるいは神力を使ったからじゃろうな。」

「うわっ!」


 とつぜん目の前に現れたエミールにサラは仰け反り、そのまま倒れてしまう。

 そして、それはエミールにも予想外だったのか、バランスを崩して私を押し倒す感じになってしまった。


 もちろん、それだけの事がおきてて周りの兵士さん達が何もしないわけがない。


 すぐに私達を取り囲んで、近くにいたバイスさんが真っ先にエミールに剣を突きつけた。

 が、エミールは神力もかなり回復した神だ。

 バイスさんが私の騎士になってから人知れず昼夜訓練をしてそれこそベテラン騎士に勝てるくらいまで強くなっているとはいえ、刃が通るはずもない。


「なっ!貴様っ!何者だ!」


 そこには、バイスさんの渾身の一振りを親指と人差し指だけで止めているエミールかいた。

 

「ほう。私に2本も指を使わせるとはなかなかだな。だが!」

 

 バキン!


 エミールが力を入れると、王族の騎士団長には持つことが許される国宝級の聖剣が砕け散った。

 あの剣の所有者は私ということになる。

 つまり、私との契約の証であり、絆であり、忠誠の証である剣を壊したことになるのだ。

 バイスは固まった。


「そこは原点だな。剣をおられたぐらいでほうけている様ではサラの事など守りきれんぞ?

 私は、エミール。

 そうだ、お前達が闘神と呼ぶ存在だ。

 お前達の主にちょっとした加護をやろうと思ってきたのだ。」

「そ、そうだったのですか。

 そうとは知らず、失礼しました。

 この件は私の早とちりが原因です。どうか、サラ様には矛先を向けませんよう、お願いします。」

「まあ、よい。バイス・・・と言ったか?

 今からこの者を私の加護で包む。が、私は戦いの神でもあるが同時に夜の神でもある。

 少しの間、私とこの者を闇に包まれるが安心してみているがいい。」


 エミールがそう言言い終えると、サラとエミールを球状の闇が包み込んだ。



「いつからいたの?」 

「そうだなぁ、ずっとだ。

 まあ、お前が部屋を飛び出していった時からずっとお前の影の中にいたからな。」

「そんな事まで出来るの?」

「まあ、神だからな。

 それより、さっきからせっせと神力を使っているようだが何をしてるんだ?」

「あぁ、これはね、スナイパーライフルっていう遠距離武器を作ってたんだよ。

 前にも剣とかいろいろ試してみてたんだけど、これが意外と面白くてさ。」

「お前は何者なんだ?

 まあ、答えたくないならいいが、ヘマだけはするなよ。

 それと、あの忠実な騎士、平静を装っているが、私が剣を折ってからかなり動揺している。

 なんか、埋め合わせを任せた。

 じゃあ、また来る。」

「あ!ちょ!まっ!・・・て。」


 いつの間にか闇もエミールもなく、そこにはことが起こる前と何も変わらない状態のサラ、全力で誤っているバイスがいた。


「サラ様、申し訳ございません!

 サラ様の剣であるロイを壊してしまいました・・・

 私は騎士失格です。」


 バイスはひどく落ち込んでいた。

 それに比べて、サラは大してどうとも思っていなかったため、初めは何の話かわからなかったが、エミールの最後の言葉を思い出し、慌ててフォローに入った。


「バイスさん!顔を上げてください!

 あれは、正確には私に譲渡された国の剣です。

 今度は、本当の意味での私の剣で私を守ってくれませんか?」

 

 サラはアイテムボックスから前に楽しくて作った剣を取り出し、手渡した。

 これは、普通の剣だ。

 サラは、厨二病前回の深夜テンションの時、1度振動ブレードなる鉄もスパスパ切れるとんでもない物を作ってしまったが、それでは無い。

 あれは、ただの剣だ。

 とてつもなく硬く、とてつもない切れ味を持っただけの。


 世間一般ではこの様なものをを常識はずれの剣、最強の剣、伝説の剣などと呼ぶが、それは、一様に普通ではないということになる。

 それに、サラが気がつくのはかなり後になってからである。


 

 しばらくして、サラから“サラの剣”を貰ったことで回復したバイスはサラの組み立てている奇妙な物に興味を示す。


「サラ様、それは、何なのですか?」

「これは、敵が持っているかも知れない武器の威力と射程を数倍にしたものです。」


 サラとしては当たり障りのないように言った。

 が、それはとんでもない事だった。


「そ、それは?つまり?」

「私も役に立とうと思ってね。」

「ダイルさん達が奇襲して隠れてる本隊をおびき出している時、私がこれで敵の指揮官を倒せたら有利になるかなって。」


 そう。ただそれだけだった。


 ただそれだけの理由でこの世界に作られた化け物レベルのスナイパーライフル。


 サラは地球上で強いぐらいの奴にしよう。

 そう考えて生半可な知識と神様パワーで作られたスナイパーライフル。

 サラは最大射程と有効射程を間違えた。

 そのため、有効射程が3キロ、サラはこれまた神様パワーによって人外な力を発揮できるので、反動もあまり考えなかった。

 重さに関しても、アイテムボックスという便利なもののおかげで考慮しなかった。

 

 その結果出来たのが、有効射程3km、口径が20mmという、地球上でも間違いなく騒ぎとなる代物だった。

 そして、この20mm。

 サラは対人用に作ったつもりだったが、対物用のサイズである。

 対戦車ライフルと言って差し支えない。


 簡単にいうと、戦闘機の機銃から発射される威力でキロ先のコンクリート璧に穴を開ける様なものだ。


 この戦いで初めて火を吹き、しばらくふういんされることとなるこの銃だが、そんな事、今のサラに知る術はない。


 読んでいただき、ありがとうございます。

 

 最近、熱くなってきましたね。

 皆さんも熱中症などには気をつけて、水をしっかり飲むように気をつけてください。


 僕は数時間前まで熱中症による頭痛と戦っていました。

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