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転生したら本能寺で織田信忠だった・・・・あれ、詰んでない?  作者: ハルラララ
第二章:清州会議

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羽柴秀吉との対面①

本日、俺はそわそわとした緊張感の中にある。


なにせ、この後織田家を実質的に乗っ取り、その後一気に天下統一まで駆け上がった、

後の豊臣秀吉と呼ばれる、羽柴秀吉との対面が組まれているのだ。


(あの秀吉と会える!!)


興奮する気持ちが半分と、不安な気持ちが半分である。

なにせ、戦国きっての三英傑の一人、一代で天下人まで成り上がった豊臣秀吉だ。

どんな人物なのだろうと、偉人に会えるといったわくわくしたミーハーな気持ちと、

現時点での秀吉の心情が一切分からないのでどう会ってどう話をすればいいのか

といった不安な気持ちがある。


なにせ、俺が知っている清州会議とは全く違う結果になってしまっているのだ。

びっくりしたし驚いた。

家臣の皆は怒っていたし、正直、松姫の


「……………………は?」


といった感情のない一言が一番怖かったです。

流石武田家の息女です。言葉だけなのに圧凄い。

たった一言で部屋の人間全員 ((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル 状態でしたよ?


いやまあ、前提として俺こと織田信忠が生存しているのだから、

結果が変わるのは至極当たり前の話ではあるし、そのまま天下統一の事業を「はい、あとよろしく」

って渡されても全くできる気がしないので、正直個人的にはそんなに悪い話ではなかったのだが、


(なんで織田信孝が出てきたのだろう……?)


信長の子供なのだから候補になる事自体はおかしくはないのだが、急に出てきた唐突さと、

重臣たちがそれを異議なく認めるという違和感が正直ぬぐえない。

正直、史実でも早死にしてしまっている関係で、

あまり信孝がどんな人物なのか分かってないんですよね。

織田家は唯一長生きした織田信雄以外は謎に包まれている部分が多いのが実情だ。

なんか、憎まれっ子世に憚るとかぴんとくるよね、信雄とか。

いや、あの人も色々苦労して要領よくなったんだろうけど。


「中将様、筑前守様まかり越してございます」

「……ああ、こちらまで案内してくれ」


そうこう色々考えているうちに、羽柴秀吉が日野城に到着したらしい。

まだ復帰後体力が戻っていないため、寝所で対面する事になっており、事前に

向こうにも伝え、了承を貰っている。


ドタドタドタ……と走る音が聞こえたかと思ったら、ジャンプしたかと思えばそのまま

平伏するといったアクロバティックな動きで一人の小男が現れた。


見た目は猿、というよりはル〇ン三世みたいなイメージだった。

天下を盗った大泥棒……上手くないか。



「中将様!!まずはご健勝、誠におめでとうございます」


それが羽柴秀吉との初対面であった。



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