↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ファンタジーな世界ってこんな感じなんですか? ー起こることは現実的で心が折れそうですー  作者: ナツオ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
166/223

13-1

「キリ、いたよ。もう少し前に気配がある」

「おう」


 俺とヴェロニカ、マーベルさん。

 三人でパワードグリズリーを担当する。


 まあ、三人ってのは名目上。


「本当にキリさん一人で大丈夫かい?」

「任せときなさいって」


 今回は俺一人で狩る。

 ヴェロニカとマーベルさんはあくまでもバックアップだ。


 面倒な話だが、神様連中の課題がある。

 どうやらちょい格上で、ボスゴブリンとは比べ物にならないくらいパワーが強いらしい。課題の相手としてはちょうどいいって判断だ。


 こっちはこっちでスキルを充実させてきたし、武器もパワーアップさせている。

 自分なりに立ち回りを考えてきてはいるし、狩れない相手じゃない・・・とは思う。

 熊の一頭や二頭狩れないようじゃあ、先は知れているってのも分からない話でもないし、やらざるを得ない。


 万が一、俺がやられそうになったらヴェロニカが仕留めてくれる。

 そうなったらアイオロスが面倒なことになるんだろうが、命には代えられない。

 そもそもの話、アルテミナの頼みも聞く必要もないっちゃあないんだが、なんか知らないけど巻き込まれちまったからなぁ・・・


「・・・っし」


 ここでうだうだ考えても仕方がない。

 やることをやらにゃあ帰れん。


「二人はグリズリーを捉えられるくらいの位置で待機しててくれ」

「危なそうなら手を出すってことでいいんだね?」

「おう」

 ドッシュを降りて、

「頼みます」

「はい」

 手綱をマーベルさんに手渡す。

「キリさん」

「ん?」

 装備の確認をしていると、

「またわたしも分からない相手と話をしていたようだけど」


 ・・・朝一の話か。


「大丈夫なんだね?」

 まあ、今の置かれてる環境上、相当レベルが高いことはヴェロニカも分かってる。

 この世界の上位種らしい魔族だって分かったわけだし、当然と言えば当然とも言える。

 そんな存在でも分からない存在・・・気になるのも分かる。

 朝一のターゲット選定の件も気にしていたんだろう。

「やってみるさ」

 だが、今は話してやれない。アポロはどうしようもないならって条件を付けてくれているが、今はまだ誤魔化せる。

「じゃあ、行ってくる」

「気を付けてね」

「必要であれば、すぐ呼んでください」

「了解」

 二人から離れて、先に進む。


『いよいよ限界か?』


 アポロも誤魔化しきれないと思っているか。


「さあね」

『あの娘・・・一般的な魔族とは一線を画す能力だ』

 アイオロスも驚くってことは、やっぱり相当なもんなんだろう。

 だからこそ気になる。


 何で森に捨てられていたのか・・・?


『やはり魔族の本拠地に向かうしかなかろう』

 鍵はそこしかないか。

「簡単に言うじゃないか。遠いぞ?」

 魔族はビューラ大陸に国を構えている。

 大陸間移動は避けられないし、飛行機みたいな乗り物もない以上、相当時間が掛かる。

『そのことは後ほど考えるとしよう。今は目の前のヤツを狩ることに集中せよ』

「・・・あいつか」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。