↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の少年聖騎士、転生者を狩る〜研ぎ澄まされた技で、チートを凌駕する〜  作者: 宇奈木 ユラ
第4章 ベネトナシュの休日

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
119/204

ACT.109 ふたりの食事(Ⅲ)

 言い辛そうに、それでも真っ直ぐにライの目を見て彼女は言う。


「ライくんが()()()()()をしなくても良いように、きっと出来る筈なんだ」


 セリアからその言葉を聞いた瞬間、ライの背筋が僅かに凍りつく。

 動揺に瞳孔が揺らめき、もしかしてという予感がライの脳裏を稲妻のように駆け巡った。


「私は聖教会の中での事情とかそういうのはよくわからないけど、でも流石にライくんがずっと何かを誤魔化しているのはわかるよ」


 瞳を伏して、テーブルの下で組んだ両手を見つめながらセリアは悲しげに話す。

 その姿を見て、ライは言葉に窮する。

 嘘を吐いていた、誤魔化し続けてきた。

 自身が粛清騎士であるということは、口外することは出来ない。

 聖教会の規則で禁止されている。

 だから、彼女に隠していたのは悪いことではない。

 しょうがない、仕方のないことだった。

 ──だがしかし、隠していたのは紛れもない事実で。

 そして、隠していた最大の理由は規則(それ)では無く。

 ライが彼女に真に隠したかったのは──。


「ぼ、僕は」


 ひとたび()()を認識してしまったが最後、罪悪感という重い枷がライの心に強くのし掛かる。


「ライくんの事だから、悪い事をしている訳じゃないのはわかるんだけど──」


 そう、強くのし掛かかり──。


「──()()()()()


 ライがパンクする前に、裏返ることにした。

 (オレ)はセリアのセリフに対して、思わず含みのある苦笑いを返す。


「だとしたら、どうする?」


 転生者に対する復讐。

 聖教会(カミ)先兵(てさき)としての数々の殺人行為。

 これが悪い事ではない、筈が無い。

 神の御心に、そして復讐という免罪符があったからといって殺しは善行にはなり得ない。

 ──()()()()()

 俺がやることは一貫している。

 ライの意識を人生を手伝って、守る。

 そして、その為ならば()()()()()()排除する。

 例え、それが誰であろうとも。

 眼を薄く、刃物のように尖らせてセリアを見る。


「ライ、くん?」


 纏う空気感が変わった事に気がつきそうになった瞬間。

 俺は素早く、殺意を込めて左手を彼女に向かって伸ばした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=937273133&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。