【揺花草子。】[#5341] 社会問題。
Bさん「我々はみな『運命の奴隷』じゃない?」
Aさん「スコリッピみたいな事言い出した。」
Cさん「『黄金の旋風』ラストにちょっと出て来ただけのキャラなのに
さらっと名前出て来るのさすがね。」
Aさん「そりゃもう・・・何と言うか一般常識のレベルかと。」
Bさん「『ジョジョ』第5部ラストのエピソードに登場し、
『死の運命』を示し受け容れたものに安らかな死をもたらすスタンド
『ローリング・ストーンズ』の使い手であるスコリッピ。
新進気鋭の彫刻家と言うバックグラウンドだね。」
Aさん「だね。
まあ使い手・・・と言えるのかどうかって言うのはあるけど。」
Cさん「確かにそうね。
スタンド『ローリング・ストーンズ』は
完全にスコリッピ本人の意思を離れ自律して動いているものね。」
Aさん「ええ。」
Bさん「その『ローリング・ストーンズ』が象ったのがブチャラティの姿。
それを見たミスタはスコリッピを詰問し、
ブチャラティに死の運命が迫っている事を聞かされる。
彼の死を避けるためにミスタは全力で以て石を止めようとし、
なんとか運命を曲げることができた・・・のだけど・・・
と言う感じだよね。」
Aさん「うん、そうだね。
『石に刻まれているのがブチャラティの姿ならオレが今すぐ死ぬ事はない』
と言うミスタのブッ飛んだ発想が事態を好転させたね。」
Cさん「そうやって危機を乗り越えて去っていく一同を見ながら
スコリッピは静かに独り言ちるわよね。
『無事を祈ってはやれないが
彼らが『眠れる奴隷』であることを祈ろう………
目覚めることで…何か意味のあることを切り開いて行く
『眠れる奴隷』であることを……』」
Aさん「ですね。」
Bさん「人は運命の軛から逃れる事はできない。
最終的に結果は収斂していく。
その意味で人は『運命の奴隷』である。
しかし彼らが、運命を変える事はできないまでも、
そこに至る道筋を求め選び取る強い信念、
『真実に向かおうとする意志』があれば
目が覚めた時、つまりその意志を持って立ち上がった時に
暗闇の荒野に進むべき道を切り開く何かを見出せるだろう。
その意味で彼らが『眠れる奴隷』である事を願う。
彼の独白にはそのような含意を読み取れるよね。」
Aさん「そうだねえ。」
Cさん「頂点を極めその座にしがみつく事に拘泥し
『結果』だけを残す『キング・クリムゾン』を持つボスとは
完全に相対する姿勢よね。」
Aさん「ですね。
それこそが第5部の真のテーマですし。」
Bさん「と言うわけで、『眠れる奴隷』。」
Aさん「うん。」
Bさん「阿部さんはさしずめ
『眠らされない奴隷』
だよね。」
Aさん「過酷な労働環境!!!!!」
ムチでしばかれる。




