【揺花草子。】[#5223] 距離感。
Bさん「今日もまた春クール作品についてのお話。」
Aさん「んん。」
Cさん「昨日も話した通り今期は10作品程度を視聴対象にしているわ。
再 OA とかを含めるともう少し多いけどね。」
Aさん「はぁ。」
Bさん「何と言うか、ぼくらの近年の視聴作選定の傾向って、
世界観がガッツリ作り込まれているだとか
設定や舞台が複雑だとかって作品は距離を置きがちになって来てる。
何も考えずにあっさり観られるような日常系やコメディなんかは
そう言う意味では割と残しがちだし、
同じ日常ものでも恋愛ものとか切ない恋模様系は
ちょっと引っかかって来ない感じがあるかな。」
Aさん「なるほど・・・。」
Cさん「そう言う意味では今期作品の中では『ポンスカ』こと
『ポンコツ風紀委員とスカートだけが不適切なJKの話』なんかは
かなりちょうど良い感じがあるわね。
ここ数年くらいの範囲で言うと
『おにまい』とか『沖ツラ』とか『mono』とか
『フードコートで、また明日。』みたいに
軽いけど軸がしっかりしてるところが好印象だわ。」
Aさん「意外としっかり作り込まれてる感ありますもんね。」
Bさん「日常ものと言う括りでは
『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花』が
なかなか良い感じです。
独特の空気感があるよね。」
Aさん「んん。そうだねえ。」
Cさん「原作の塀先生は今は亡きまんが4コマぱれっとで
『たらちねパラドクス』『月のテネメント』と言う作品を連載していたわ。
雰囲気はあるけどあんまり長続きしなかった印象ね。」
Aさん「そうだったんですね。」
Bさん「その塀先生が秋田書店のマンガクロスと言うコミックサイトで
連載開始したのが同作『上伊那ぼたん』と言うわけ。
2019年連載開始だそうだから、実に7年掛かってのアニメ化だね。」
Aさん「7年はすごいね!」
Cさん「昨今のアニメは話数によるクォリティの差を
とにかく極小化しようとするのが普通だけど、
本作では逆に話数ごとに演出の方向性が異なるのを
特徴として押し出そうとしているわよね。」
Aさん「ええ、確かに。
1話目こそ通常通りのきっちりしたつくりでしたけど
その後数話はコンテだったり荒い画だったりで
早くも作画崩壊かなんて騒がれたりもしましたけどね。」
Bさん「直近話数では『〈物語〉シリーズ』と言うか
シャフトさん感を感じさせる演出があちこちにあって
詳しくは追ってないけどもしかしたら
演出の方が元シャフトの方なのかな?と思ったりもしたよ。」
Aさん「あぁ・・・確かに。
『ひだまりスケッチ』っぽい演出もあったしね。」
Bさん「主人公は一浪して入学して来たぼたんちゃん。
寮長のいぶきさんや院生の郡上先輩、
やえかさんやあかねさんなんかがメインキャラクターだね。
作品の中心はぼたんちゃんといぶきさんの関係にフォーカスして
進んで行くわけだけど。」
Aさん「うんうん。」
Cさん「阿部さん的には妹ポジで良いから
小学生に出て来てほしいところよね。」
Aさん「小学生とお酒は相性悪いでしょう?」
Bさん「郡上先輩はいぶきさんに内心強い想いを秘めていて、
入寮するや否やいぶきさんとの距離を縮めているぼたんちゃんに対し
『抜け駆けしないでね』と釘を刺してみせたりしてるよね。
しかしながらぼたんちゃんはそんな牽制もどこ吹く風で
いぶきさんに対して隙あらば結構強めに押し込む姿勢を
崩していません。」
Aさん「んん・・・!」
Cさん「量のみんなでお出掛けしてる中で
たまたま訪れた2人きりのタイミングで
押しに掛かるあたりとか
全然郡上先輩の言う事聞いてない感が凄かったわ。」
Aさん「確かに・・・!」
Bさん「上伊那ぼたんホント
油断ならない女だなぁ・・・!!!
って思ったよ。」
Aさん「確かにそうだけども!!!」
そこはかとなく漂うピリピリムード。




