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【揺花草子。】[#5191] 危険。

Bさん「さて、昨日一昨日と3月下旬に開催された

    F1 日本GPについて話してますが、

    今日はその中でも特に本命と言って良い話題です。」

Aさん「んん。それは・・・。」

Cさん「ズバリ、ベアマン選手のクラッシュよ。」

Aさん「あぁ・・・やっぱりその話ですね。」

Bさん「改めて状況から話すけれども、

    決勝スタート後、そろそろ中盤と言う頃合いで

    スプーンカーブ手前くらいの場所でハースのベアマン選手が

    前を走るアルピーヌのコラピント選手の背後にものすごい速度差で急接近、

    慌てて回避したベアマン選手は芝生に車両を落とし、

    そのままコントロールを失いコースを横切ってグラベルを突っ切って

    スプーンカーブ外側のバリアに強くヒットしてしまった。

    その衝撃は 50G に達したとも言われているよね。」

Aさん「んん・・・。」

Cさん「かなり大きなクラッシュで、ベアマン選手は車を降りた直後は

    足を引きずるようなそぶりを見せてはいたけれども

    大怪我には至らなかったとの事で不幸中の幸いだったわ。」

Aさん「本当にそうですね。」

Bさん「で、このクラッシュの原因だけれども、

    前提として後ろから近付いたベアマン選手と

    前を走っていたコラピント選手は同一周回だった。

    通常通りポジションを争う位置関係だったと言う事だね。」

Aさん「ふむ。」

Bさん「そもそもこの事故の原因になったのは

    両車の極端な速度差にあったわけだけれども、

    これは前を走るコラピント選手がこのタイミングで電欠で速度低下、

    対してベアマン選手がコラピント選手を抜くために

    ブーストを使用していたと言う。

    そのために 45~50km/h に達する速度差が生まれてしまい、

    車間距離が急激に狭まってしまったので

    ベアマン選手が慌てて回避したと言う格好だね。」

Aさん「うんうん。」

Cさん「コラピント選手がラインを変えたため、

    あるいは接近するベアマン選手に十分なスペースを与えなかったため

    と言う意見もあるけれども、

    さっきも言った通り両者は同一周回でポジションを争う関係だし、

    そもそもコラピント選手は特別ブロックラインを走ると言った事は

    していないと結論付けられているわ。

    裁定でもこの事故はレーシングインシデントと判断しているしね。」

Aさん「ですね。」

Bさん「両者に責任がないとなれば、じゃあなんでこの事故が起こったかって言えば

    その原因はレギュレーションにあると断じるより他ないよね。

    シーズン開幕当初からも言われていたし、

    実際開幕戦・第2戦でも発生していたストレート区間終盤での

    デプロイ切れに伴う急減速と後続車両との高速接近は

    この類の大事故を誘発しかねないと多くの関係者が言及していた。

    それがこんなにもはっきりとした形で表面化したと言うのは

    とても重く見るべき事だと思うんだよね。」

Aさん「それはそうだよね。

    結果的に大怪我に繋がらなかったから

    良かったじゃんと言う話じゃないからね。」

Cさん「それはその通りよ。

    車両の安全性の進化とレギュレーションの問題は分けて評価すべきで、

    次に同じ事故が起こった時に無事でいられるなんて保証は

    どこにもないんだからね。」

Aさん「でしょうさ。」


Bさん「可及的速やかに

    どうにかなって欲しいと願うよ。」

Aさん「それは本当にそう。」


 悲劇が繰り返されるのは御免だ。

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