灰かぶったきれいな空
色とりどり白いお花を奉じましょ☩
床から手が出てきた、
そしてその手を使う
瑠璃色の記憶は腐った鮮烈
それは僭越に…
夢を壊して取り出した構文に 染まる宵闇、よい代替、赤橙…。
付和雷同の踏み絵、きりきり
しかし個体の意見に、オリジナリティはあるのか
分子やセルのありのままの配列に名前を付けて区分しただけ
自己は おのれは 偉いのだろうか…
はるか昔から優秀な数学者もいただろうし
とてつもない立体感覚のあるもの
つまり 未来におこりえるパターンは常に管理され続けていた
それはたかだか人間だけの範囲でそれである
わたしはわたし そのわたしは一匹…なのか
もし100匹わたしがいるなら アルファベットでナンバリング的に識別して
対応を取る
A1とa1が わたしはわたしが 成り立つのか、と。
ホソミは言う
「君は人のこと気にしすぎかもね」
「あっそ。そりゃどうも…」
「素直じゃないしさ…」
「ホソミはきにならないの 異常とののしられたら…」
「…もし ぼくのともだちが大事にしている花を踏みつける人なら
医者だろうと神様だろうと ぼくはきらい… 気になるとか この木なんの木気になる木とか…関係ないなあ」
「…なるほど ふむふむ」
「まあ ぼくもイズヤも単純だから…そんな子ばっかりになったら
国はすぐ滅んじゃうね…」
にっこり笑うホソミ。
ゆっくりカフェの扉を開ける
自動車のドアはマグネットみたいなものもあるが半ドアになるものもある
あらゆるものが 規格というか 仕組みが違う。
共通する部分と違う部分がある
どちらのドアもドアだし共通する材料も多いだろうし
さらに歴史は踏襲している
なにが分化しているのか、たしかに発想が違うから分化する
同じ過去を踏襲していても
流転する世界で
消えたルールを模索する
縛られるくらいなら縛りたおしたい。
女王様も出勤スケジュールが忙しい事だろう…
君のリズムが心地よい
そう思った二人の個体は
同じ未来を生きるのだが
それが 苦でしかないパターンを
幼少からあまりにも 見すぎている…
全員が…
正解のない不可思議な応答…
宝刀はひそやかに暴かれて、なお 眠り続ける…。
渡されたバトン
感謝で溢れる…
なのにまたエモーショナルな宵闇の甘い痛みで人を愛してしまう…
もう いやだ こんな 「テキトウ」な世界は…。
適当な人でありたい…のに
夕方には きっと 時刻を知らせるアナウンスがあって
ふるびた音色があたたかい色彩と気温を抱きしめる。
ああ ゆっくりしたい…
不完全な世界を 不完全な命で生きる…それだけ。
和音を 犬さんがワオンと 言うわけでもない
パターンは必ずあるのだけど…
無機質なものすら
感情はある。
それはスピリチュアルと言われてもおかしくない発想…
そう そこに落ちてる紙切れにすら感情はある…
しょせん 感情なんてそんなに神聖化するものじゃない
なぜなら ぼくたちは 「感情と感覚のちがい」を考えない、つまり
感覚のことを感情と言っているとしても それに気づかない
紙切れには感覚はない…
しかし 植物にはどうだろう…
感覚はある
そして 結構なものが動植物揺らいで、今の形に成形されている、落ち着いている…。
ふさふさの髪の毛がない男性が かかえる自信の無さ
和服を着ていてお金持ちでもなんとなくしょんぼりした貴婦人。
愉快なおじさん。
開脚をする若いスポーツマンたち。
ワルツを踊る盆踊り協会の人…
なにも 問題は無い
明日も 世界は適当に存在する
問題が起きた、ときのパターンを生きているだけ
あなたがミスをしてだれかが 叱るならば
その予測は 断言しないまでも単純に
動揺しても動揺しなくても
時間が過ぎていく
きっと手は届かない 好きな人に。
この手は…。
傷つけるから遠ざかる。傷つけるというまごうことないアルゴリズムを持っている手が求める、その手が
他人の手を使いぼくから 逃げるのか…
それは実は
「お手数おかけしてすみませぬ」案件…
用途に違う使い方をすれば怪我をする
だけど 何もない時代だったら
その遊びをせずに年を取るのか
怪我をするかもしれないが馬鹿なことをするのか
人間が選ぶ妥当性とは
優劣は無い
どのみち愚かである
二人とも気づかない
自分が愚かだと。だから好きだ、君とこの世界…。
「君が好き」
ホソミが言う。イズヤに。
イズヤはこたえる
「ああ、堪える…」
「おじいちゃんかよ…つか なにがしんどいのさ」
「ああ。財布とか財布とか財布とか」
「…そこまで困ってないと思ってたけど…」
「美少年と付き合うと金が無くなるんだよ」
「…生きてたらお金は減るよ。」
「いや ただキミがいなくならなけりゃいいなって。一生」
「いいよ。約束するけど。守らないけどね」
坂を上った上で見下ろす町はとてもきれい。ここにのぼるまで足は痛かったけど…
きっと空は蒼くて…
陽光はこの世界を隅々まで愛する… あ…いい風…
光っている…水面の余吾れすら…
【言いたいことは無いんだ】
ワルキューレとマルスたちが交わって祝杯に淀む…
そのとき 視界の片隅にある小さなとびらの向こうで
静かに夢を描こう…
虚空にワルツを。ただ にぎりめしやおにぎりをテレビを見ながら…
摂取する
冬景色から隔離された室内でこたつでふたり身を寄せて…みかんでも食べようよ。
嘆きの建造物を反射する鮮やかな朝日




