sC亜y…☩
にじむ
君が幸せだと言った
ああ
君の手を不器用に手に取る
そうすれば自分が器用だと思うから。
そうなのだ
器用なのは君がいるから、君の手を取るときに
すけべな遺伝子がぼくを手先だけ器用にしてくれた
つまり 君がいたから生きてこれた…
Δ
「なんで、そんなに朧月夜な てつきなの…」
おでんを食べるイズヤを見て、ホソミは目を細めて 呆れていることを伝える表情と音量と、そして吐息で発言した。
「んにゃ 君を視ているとむっしゅむらむらだからさ」
「なにか古い表現を引用しているのかな、それ」
「そうらしいが、実は僕も元ネタが わかってない…」
「ダメじゃん…」
ホソミが聴いているのはハワイアン6なのに なぜかイズヤは大森靖子ね昏いトーキーをきいていて 実は 真逆の相対、おたがいをあらわすようなものを
きいている。 もちろん コンポーザーはほかのいろんなキャラクター、をあらわす
つまり
生きている我々市民は音楽家の描いた五線譜の放つ可能性のたったひとつを「行かされている」にすぎない…
「おれたちの命よりもっとすごい命しかないのにね…」
笑うイズヤ。
「言えてる…」 はにかみように うしろめたそうに笑うホソミ。そんなホソミを視ていると とてもしあわせなイズヤ…Δ
浮世絵もアニメも あるいは ふるいオタクたち、ふるい文学少年たちの言葉遣い
そんなものがすべて 混ざって行くメランコリックな青写真はまるで大物写真家のそれと同じ ニュアンス…
ああ、そういえば
「 (え)というのは 画面の画とかくね、これは 写真家だろうか…」
「ああ、わかるわ…たしかに みたことあるね、そんなルビ…っていうの?」
ホソミが飲んでいるカフェオレまがいの飲料はきっと デザインが薄い茶色の製品なのだ。
プロダクトには プロモーションがつきもの…。でも…
生活に溶けていなければ きっとなんの意味も無い…
遭遇しない ありもしない 嘘と嘘の偶像の競演
出会うはずがないふたりしか 出会えない軌跡…
ひきずって今日も微笑む夕方のコンビニの静かで寂しい景色
わびしく落ち着く。悲しいのに いとおしい…。
ひかる




