餞別の花束
選別された未来
古い言葉で はなそうよ
たとえば ラピュタ語かなんかで。
いにしえのイニシエーションじゃ 駄洒落なライムだね…
つか 言うことをわすれちゃったよ
ああ
「その花を踏まないほうがいい」
それが 君に伝えたかったこと
君自体が きれいな青や黒の薔薇なのに…
ピンクサファイアもピンクスパイダーもきっとPSで
何が言いたかったのか(プレイステーションが好き、ってことじゃない気はする…)
地震はP波 S波って 言うけど…
君の分身が僕に自信をくれた
だから僕は君のことを愛せる気がした…
Δ
虹は空を渡ったかい
いや 道路を配管が通り過ぎたかい
朽ち木は釘を受け入れたかい
「なにを たかいたかいしているのだ」
イリヤがイズヤにつっこみをいれた
「いえいえ、これフィギュアですよ」
「みりゃわかる 美少女フィギュアだろうに」
「ええ、 こういうの実は好きで」
「女子嫌いなのにな…」
「ん…実物よりエロいっていうか」
「わお…なるほど。それだけのことか。デザインが好きだと」
「そうです。かわいいものがすきなんすよ」
「…変わった性格してるのにな…」
「ひどいなあ…純粋な後輩に向かって…」
「はは…」
乾いた笑いをするイリヤ
「それはあながち間違ってない。」
イズヤが言う
「でしょ」
部室の鉢に水をやりながらイズヤが返す
「だから 怖いんだろうな…」
「がーん」
「おお ショックを受けとるな…」
「はい かなり…つらい」
イリヤはいぶかしげにイズヤを見る
「なにがつらい? 腰か?」
「いえいえ、心が痛い…」
「うそつけ…」
呆れて笑うイリヤ
「はい…うそです…」
微笑むイズヤ。瞳は虚空を見つめているけど、ちゃんと現実を見ている。
炎はきっと 透明だ
かなしみはきっと 真っ黒だ。
愛はきっと赤と白のツートンカラーだ
白い女にイズヤは言う
「元気ですか」
「…しゃくれてませんか…」
「ぼけたつもりはないのだが…」
白い女は言う
「あたしは学業で忙しいんです… 変質者の年長者の相手をしている暇は ないのです…」
「デートしたいと思って」
イズヤは白い女を見て言う。それは年下の。
「ストレートか…」
軽妙なツッコミを入れる白い女。
「半分だけ冗談です」 イズヤはよくわからない返答をする。
「……わかりにくい ゼロ点だ…」 白い女は言う。
「逆から読んでも オレオ…」 イズヤはなんとなく思いついたことを言う。
「ナビスコですか… あれ オレオってなんでしたっけ」
困惑している白い女
「ねえ なんでおれじゃだめなの」 イライラしてるイズヤ
なんか地団太を踏みそうなモーション
「なんでって … いや いけてないし 先輩…」
べつに同じ学校の先輩後輩ではないが 一応気を使っている白い女
「逆から読んでも アリア…」
「…先輩は面白いですね… 違うじゃないですか…」
「…あっそうかな」
「だって 逆から読んだらアイラでしょ。たぶん、、」
「そだね。日本人の一文字の区切り方がバイアスなのかも。」
「それはまた言い方が悪いな…」 白い女が顔をしかめるが口元はほころんでいる
「きみのことは なんて よんだらいい?」
「コールしないでください…そうですね ばら売りの薔薇、とか…」
「…意味が分からない」
「ドラゴンボールみたいに集めてくださいよ。わたしみたいな人間が私ひとりとは限らない…」
「そりゃね…」
あいあいさ…
「相合傘でもしますか」 白い女が言う…
「…わお」
微笑むイズヤ 「詩的だね…」
「それほどでも…」
虚数はさ、 無いんだよ…
ii=sa 虚数が無いんだから saもない
いつも強引なイズヤの解釈
「先輩は強引すぎます。ゴーイング舞ウェイすぎます」
「それだけがとりえなもので…」
イズヤは笑う
「ありがとう 先輩 腹筋が鍛えられます あなたといると…」
その白い女の言葉にイズヤは ちょいとばかし ドキッとした(うそ)
自然とは
合成しきったキメラではないか 己は…
何パターンも組み合わさり その個体一人一人が
我こそは 存在がオリジナルであるとのたまうが…
そんな錯覚は愉快痛快だった…
「おれたちはパターンの一つに過ぎない…」
「差はありますよ… 気が引けますが。
引き時が大事でしょ」
「ああ 同意できる 引きはよわいが 時は残るな…」
「ですです 間引きしたんですよ どこかで…」
その言葉の中に…「真」を見る イズヤ
きっと それも幻想だろう …
君が音した宝mono




