さいていのはなよめ
裁定した君の罪
親より苦労している個体がいればその人に従う
そんな痛みを抱えていた
つき指をしているイズヤは 痛みに涙を流す
簡単に体が壊れる。親と暮らしているとなぜか怪我ばかりするが
では親と離れれば怪我はしないのかと言うと車に惹かれて死ぬかもしれない
無事、というものは無いのかもしれない
どこか壊れて傷んでなにかを創出し続けないと生きれない
そんな無様な個体…
「君は弱すぎる」
女が言った。
「まったく親の顔が見てみたいね…」
「そりゃどうも。というかスカート短いですね…」
不自然に短いスカートは奥手なイリヤにしては珍しい。誰を意識しているのか、単に暑かったのか。
「熱いんだよ…日本は」
「鳥取よりも、ですか」
「話が飛躍するねえ…」 呆れているように笑ったイリヤ
イリヤは続ける 「君はすぐ言葉で反応する…だから見直しが無いから
不用意なことを言う…そうだろ…」
「JPOPの歌詞みたいなしめくくりが気になりますが…その通りです」
「ふん、君が好んでる音楽はJPOPだろうに…」
まあ、近大マグロが飲んでる甘い液体は そう嫌いじゃない…
「JPOPも多岐にわたります。大阪も沖縄も岡山も全員血液型O型ではないように」
そもそもKPOPとJPOPの違いって何。BPMだろうか。使っている香水が違う…
何が違うのだろう
☩
「機能していい違いだけが違いなんだよ」
イズヤが言う。
「なんですか、それ」
「ルールにのっとってないと無効ってことだね…」
「いくら全員が北朝鮮のスパイに見えても、それは証明できないなら
つまりそんなことは論点にすべきではない、ってことだね。」
「まとをえないが…」
「どんな事情を抱えていても、それがホラーに思えても、ほうっておけ、っていうことさ…」
イズヤは上空を上の空で見る。
ホソミはかわいいからつぶやいた
「一休さんはきっと 一球入魂で しゃくれ顔ですね…」
「怒られるぞ、ルックスを揶揄すると…」
「軽妙洒脱の しゃくれがおですよ」
「ふーん。そういや酒と書いて しゃ、なんだね」 イズヤは続けてつぶやく。
「シャーク … れがお?」
「あんたも揶揄ってんじゃん…」
「まあ、ラブホテルに一休さんが デザインされてることは…ないさ」
と言って、イズヤは細身の肩を抱く。
「あ…ちょっと先輩 手が…えろい…」
「…いや べつに男が男の肩を触ってるだけだけど…」
「いや、圧力が…えろいっていうか」
「pressure パスカル どっちでもかっこいいじゃん。えろくないって」
「まあ そうなのかな…??」
困惑してきたのか目がきょろんとしているホソミ
「口に口をつけるだけだよ」
「…ああ、それはちょっと いや」
ホソミは悲しそう
「おれはすごく 好き。それが」
「あたしは そうでもない」
平行線なのに収束する。収斂する練習。
男子より花嫁(♂)




