穂香なる夕闇
見たことが無い自然
からだをもまれたり ひとにもまれて
うちこまれたコード
自分たちは自由なのか それはだれにもわからない 「てい」だった…
マイノリティであることの意味ってあるんですかね
すこしせつない顔でホソミが言った
「そうだな、不器用な人がいるから工業製品のテストになるんじゃないの。家電だけじゃなくて」
というイズヤ。
「なんすか」
「忘れっぽい人が使う電気製品とかそういうものって忘れっぽい人がいるから開発されるわけで。つまり だれかが不器用な人を観察してるんだわな」
言い方は悪いけど…と続けたイズヤ。
「文章でも書きましょうかね」
ホソミが言う。
「ほいならラジオかクラシックか」
「なぜに」
「あんた えもいモードで安定してキーボード打てるかね」
「あたしは スマホゆえ …」
ちょっとまゆをひそめたホソミがいとかわゆい…
でれる気持ちをシニカルな表情で霧散させようと努力するイズヤ
「文化って偉大っすね…」 ホソミがつぶやいた
「そだよ 分化して わしら こうなってるわけで…」と述べるイズヤ
卵細胞が 分化していく。ああ、なんて壮大な… まあ EGGって訳すんだけど…。
異文化交流にはなにがBADかつたいあえる意味もある
通信としての意味である…。
マナーやルールが世代で違う…。文化圏で、 違うから。
いいものをぶつけあうには ついでに そのすりあわせが副産物として生じえた
いまだ たいしてオシャレじゃないイズヤ。そして おしゃれだけど金は無い
ようにも見えるホソミ
イズヤの一抹の不安はそこであった。
麗しい肢体を包み込む衣装を獲得するのに果たしてどう生きていくのか
「マネタイズしないと それじゃ食えないですよね」
「だから それだけで食わなきゃいいんじゃないの…。」
イズヤは急に本題になった気がして 冷や水を浴びせられたような気分
つまりアウトプットした時点でそこにアートはある
かりに 女子高生が唾液を十万円で売っても そこにアートはあるのだが
そこまで達観してないイズヤ。
「まあ、みそ汁食えたらいいんですけどね…」
ホソミがつぶやく
それが本音なのか イズヤに自分にあわせてるだけ?
「…男は そんなもんだけどね…」
とこたえるイズヤ
「ええ、でもあなた時計好きじゃん…」
「それは …別口、別の話だろう…」
「そんなことないわ!」
かわいくつっこまれてしまう。
NS ノースキン スナフキン それは下ネタなのか…
NO SKIN まるで肌が触れることを意識しているかのような…
それは 禁欲の敬虔なのか…?
もはや触れることは出来ない寂寞なのか…
なにかと接触し続けている「今」 もう触れることが無い「なにか」のある
そんな トレードオフ…Δ
甘くないラテ…
それはイケメンのイメージ図なのか
それとも 無糖のラテ、という意識では
珈琲店で飲むときに役に立たないアテンションなのか…
コメディアンは 力んでたらつまらないが
真剣じゃないか問えば 真剣なのだろう
よくわかなんないなぁ 世の中…
坂から転げ落ちるより 近代マグロって アーバンマグロなのかな
と思うイズヤだった
錯覚したレゾンテートル




