かけられない想い
ドリームジャンボなひとりごと
購買部って空から輸送してるんですか
「は? 輸入ですらおかしいだろ 表現として」
「はあ そうですか」
イズヤはイリヤに素っ頓狂な質問をする。
空が青いと人は変なことを考えるのか、イリヤは甚だ不安になった…
「ねむいですね…今日も」
台無しのアリアで台ふきでテーブルを拭きながら声を出すイズヤ
「きびきびせーよ。おぬし…」
くだらないやりとりの二人はやっとちょうどくだらない。
「空って何色ですかね」
「しらねーよ。おまえは猫か。パレットぐらい脳の視神経に内蔵しとけ」
「…くちわりい…」
「そーだよ…」
変な先輩は今日もホワイトマウスなプロ仕様…
あああああ やっとねたよ…
しずかな空に眠りこけた海の調べは砂浜のラヴィン。
「おいおい ほんとうにねたのか…」
イリヤは かわいらしくねむりこけた男子生徒すなわち後輩を
静にみやる。みおろしながら自分の胸の温度が上昇していることに 気が付いた
「なんでだろ…」
「きみのことなんて どうでもいいって」
きめたのにな 涙は邑久のほうで静かに哭いている
唾液でも出ようものならば自分は変態だった…
でもあなたを愛する生理現象に嘘も本当もあるわけないよ……
空から十字架がちょうど落ちてきたころに君を迎えに行くね……
薄い色のロマンティックな夕焼け消えた空に 蒼い祈りを奉じるイリヤ……☩
「気持ちいいんだろうな…」
寝むる男の子を見つめるイリヤ
「ああ ちょうど ここにすきまがある」
イズヤの前髪をみずからの手で指でかきわけて
その小さな額を確認したイリヤは
いけないキスをしてみる…
二度とこの仔の眼が さめないように……☩
きえていく馬




