ふしだらよりは不可思議な
さあ みだれきった空を解約
消臭した君の怒り
君の手を握る僕
それから まもなくはそらに灰色を奉じていた
たった一度限りの「時間」
それを たった一度限りの「人生」と表記する。
不思議とあたたかさは人工的なものだと理解する。
脳は知っている。
アイドンノウ
Δ
「まったくどうかしてますよ…」
ホソミが口をとがらせていた
「なになに キスしてくれるの」
イズヤや軽口をたたく。そこには十万年を経た下心しかない。熟成しすぎていた下心。
「なんでえ 先輩はあ おとこのこがあ すきなのかなあ…?」
かわいい妖艶な表情でイズヤを されどかわいくねめつけたホソミ。
「しらねー。なんでだろね。かわいいから」
ホソミの心をみつめないまま、ホソミの所有する顔面に向き合うイズヤ。その心は虚空よりも価値がない希少性。
イズヤはスマートフォンを眺めている。女性の配信者の動画を見ていた
「ねえ… デリカシーなくね…?」
イズヤの首にうでをまきつけるホソミ。
「君こそ、君の重量は成長をほぼおえた男性の優しい重みなんだから
すこし離れてほしい。心まで壊れる」
「なんだそりゃ。くさっ。あほくさっ!」
「べつにさ この配信者の年齢が君の気のさわる要素だったとしても
ぼくは謝罪しない…」
とイズヤはかっこよくごまかしはじめた
「このひとが 女性であるかどうかは僕たちは耳識で決めたのかな。それとも鼻識?
きっと まなむすめをみるわけではない眼識だろうか。」
「ん 何語」
「しらん。パーリ語か サンスクリット どっちでもええわ」
「そうかな。先輩。そこわりとディテールでは。テスト出ますよ」
「そんな珍妙なテストないわい」
「んっと じゃあ その●●識ってのは 鼻バージョンもあるんですよね」
「そっそ」
「はなし きこうか…?みたいな 」
絶対違うけどホソミの誤解がかわいくも怖いイズヤ
依存しているのは きっとイズヤのほうだった
☩
十字を切れば、空が見切れた
…
ああ 何もない
きっと新しい真空のスカイ




