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白い宵闇の路地  作者: まこた


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22/23

ふしだらよりは不可思議な

さあ みだれきった空を解約

消臭した君の怒り

君の手を握る僕


それから まもなくはそらに灰色を奉じていた


たった一度限りの「時間」

それを たった一度限りの「人生」と表記する。

不思議とあたたかさは人工的なものだと理解する。

脳は知っている。

アイドンノウ

Δ


「まったくどうかしてますよ…」

ホソミが口をとがらせていた

「なになに キスしてくれるの」

イズヤや軽口をたたく。そこには十万年を経た下心しかない。熟成しすぎていた下心。

「なんでえ 先輩はあ おとこのこがあ すきなのかなあ…?」

かわいい妖艶な表情でイズヤを されどかわいくねめつけたホソミ。

「しらねー。なんでだろね。かわいいから」

ホソミの心をみつめないまま、ホソミの所有する顔面に向き合うイズヤ。その心は虚空よりも価値がない希少性。


イズヤはスマートフォンを眺めている。女性の配信者の動画を見ていた

「ねえ… デリカシーなくね…?」

イズヤの首にうでをまきつけるホソミ。

「君こそ、君の重量は成長をほぼおえた男性の優しい重みなんだから

すこし離れてほしい。心まで壊れる」

「なんだそりゃ。くさっ。あほくさっ!」


「べつにさ この配信者の年齢が君の気のさわる要素だったとしても

ぼくは謝罪しない…」

とイズヤはかっこよくごまかしはじめた

「このひとが 女性であるかどうかは僕たちは耳識で決めたのかな。それとも鼻識?

きっと まなむすめをみるわけではない眼識だろうか。」

「ん 何語」

「しらん。パーリ語か サンスクリット どっちでもええわ」


「そうかな。先輩。そこわりとディテールでは。テスト出ますよ」

「そんな珍妙なテストないわい」



「んっと じゃあ その●●識ってのは 鼻バージョンもあるんですよね」

「そっそ」

「はなし きこうか…?みたいな 」


絶対違うけどホソミの誤解がかわいくも怖いイズヤ

依存しているのは きっとイズヤのほうだった



挿絵(By みてみん)


十字を切れば、空が見切れた

ああ  何もない



きっと新しい真空のスカイ

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