㊾
珠夜さんとのお話が終わり俺は帰る前に道場のに寄らせてもらうことにした。
庭を視界に入れたところで刻星と晴龍が話しているのが見えた。かと思えば晴龍が刻星に頭を下げているのが目に飛び込んできた。
急に晴龍が頭を下げた事により周りが驚き、2人に注目していた。
ここからは何を言っているのか分からなっかった為少し近付いた頃には刻星が謝罪を断っていた。
「ウィヒヒヒ、アーハハハハハハ!!!」その光景があまりにも見慣れなったというのもあるが、刻星自身が受け入れなかったからなのだろう。
「さすが刻星!いっやぁ〜良いもん見れた!!!」
そお言いつつ刻星の元まで歩みだした。
その時晴龍はすかさず後ろに飛び退いて後退した。後退した後ろに鬼鈴さんが居た。
「その方には何もしね〜よ。先程はありがとうございました」最初は晴龍に最後は鈴鬼さんに言った言葉だった。
「海なんで此処に?それにその格好は⋯」俺が此処にいるのが不思議だからか聞いてきた。
「この格好はさっきまだお話させてもらった方が分かるように、そして此処にいるのはそこにいるゲスに昨日の仕返しをするため」
刻星は俺の返答を聞いてもいまいち分からなっかようだがゲスは分かったようだ。
「仕返しのために母上に告げ口なんて君らしくないな〜」
心底がっかりと言わんばかりに肩をあからさに落とした。
「俺もな虎の威を借る狐じゃあるまいしお母様には言いたくなかったが言ってしまったんだわ」
大げさな手振りでそんな事する気がなかったと表現する。
ギリ「白々しい」
「怖い顔をするなよ。話はしたがこの件にお母様が介入することはないぞ」
そお言いつつ晴龍の元へ進んでいく。
「琥珀、離れて」その言葉を聞いて不安そうな顔をした鈴鬼さんは一度晴龍の顔を見てから離れていった。
「それで何が目的なんだい?」鈴鬼さんが十分に離れてから質問してくる晴龍。
目の前で止まり ドォッン!!!!!!
その音は周りからしたら唐突だったろ。
「イッタァ!やっぱり龍化してなくても硬いな〜。流石流石、龍人のその中でもお前は別格に硬いわ〜」
手をヒラヒラと振りながらケラケラと笑っていた。
「「「!!」」」モウモウと土煙が舞い上がるその場を眺める一同。
声を発せないでいる中、誰かが声を発しようとしていた時…
「殴られて、血が出たのは何時ぶりかな?痛いんだけど」
舞い上がる土煙の何から低く怒りを押し殺した様な声が聞こえてきた。
土煙が落ちついたところには無傷の『龍帝』が佇んでいた。




