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8月になり僕は東京にある私立茨霧学園からの依頼でこの学園に来ている。
私立茨霧学園は国内で1番、世界規模で言っても高水準と誰もが口を揃えて言う学園である。
幼稚園から小中高と学部が分かれ、更に大学まである学園の為ここで学ぶことが出来るものは必ず数多の業界で活躍すると言われている程だ。
そんな世界規模の学園からの依頼の内容はSランク冒険者として夏季特別講師として戦闘の授業を高等部の3年生にして欲しいという事だ。
その為僕は此処に来たのだが、一週間たった今この依頼を受けたことに対して後悔している。
何故なら海に会えない事によってとてもストレスを感じているからだ。
無論学園の人達の前では鬼公使と言われる様な振る舞いをしているが、1人の時はやはり海に会いたくて堪らないでいる。
「刻星さん、今お時間良いですか?」廊下の窓の外景色を見ていると僕の名前を呼ぶ声がした。
呼ばれる前から接近する者がいる事も、なんなら誰なのかさえ気付いていた。
僕を呼んだ少年の方へと体を向ける。
「龍宮院君、構わないとも。何か僕に聞きたい事でもあるのかい?」
僕に声をかけてきた生徒⋯龍宮院 晴龍というこの学園の現生徒会長にして名家 龍宮院家の跡取りである。
「ありがとうございます。と言っても個人的な事なんですが⋯」
彼にしては言葉を濁す事に違和感を覚えたが話しを聞こうと「話してくれないかい?」と彼の本題を促した。
「本倉 海君はお元気ですか?
刻星さんは彼と同棲している報道されていたので気になっていたんです」
何故、彼の口から海の名前が出たのか分からないでいた。
百歩譲って歩道規制をしたが何処かの報道陣が海のフルネームを公表したにしても海が元気かと普通は聞かない。恐らく海の知り合いなのか?
しかし相手は名家 龍宮院家の跡取りそうそう知り合いになれないのではと色々と考えていると⋯「刻星さん?」と声をかけられた。
「すまないね。海は元気だけど、龍宮院君は海の知り合いなのかい?」
「そうですね、僕と彼は知り合いといえば知り合いですね」
歯切れの悪い返答だったのでもう少し話しを聞こうと思うと校内放送が流れ龍宮院君が校長室に呼ばれたので話はこれでおわりにりになった。
なんだか納得のいかなかった為海に後日聞こうと思ったが電話などではなかなか聞けずにいた。




