㉓
「それで海、僕には教えてくれるよね」
「・・・」
刻星の問いにとぼけて逃げようか考えたが刻星の目は逃さないと言わんばかりの無言の圧により観念し話す事にした。
「宇宙ノ図書館を使用して2冊分を読んだ。
本の題名は《魔力操作の基礎》と《魔力量・魔力濃度の増やし方と扱い方》この2冊だな」
俺の答えに刻星は溜息を吐き、呆れているようだった。
「使うのはいいと思うけど、この2週間の間は使わなかった方が良かったんじゃないかな?」
ぐうの音も出ないというのこのことかと思っていると刻星がベットに乗ってきて僕の上に馬乗りになった。
刻星の急な行動に俺は少し慌てた。だが刻星の次の言葉で俺はこの姿勢からどうにかして逃げないとと盛大に慌てた。
「これからの事は後で考えるとして。
海・・召集前に僕に血を飲ませてくれるって言っていただろ、だから僕さ頑張って仕事して早く帰って来たんだよ。飲んでいいよね?」
刻星の目はもう肩口に吸い寄せられていた。
「こ、刻星早まるな。そうだ今からなんか作ってやるからさ!
ほら、一旦俺の上から降り様な、な!」
必死の訴えというより懇願を刻星は聞き届けてくれたかの様にうなだれ口を開いた。
「だ・・・」
小さな声だったので聞きとれなかたが刻星が俺の耳元に口を近づけて・・・「ダメ、海の血はぜーんぶ僕だけの ご・は・ん」
その言葉の後から俺の記憶はパタリと無くなったいた。
この日から刻星に5日に一度は血を飲ますようになった。




