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今回のテイムの相手として会場内の檻にいるのは、スライム・ラビットホーン・ゴブリンの3種類のモンスターだ。

スライムはジェル状の体を持ちそのジェルの体で心臓部のコアを守っているモンスターだ。スライムはモンスターの中でも1番弱いと有名な話だ。

ラビットホーンは動物の兎とそれ程違いはない。1点だけ動物の兎と違うの額に5cm程の角がある事だ。この角に突かれても死ぬ事とは殆どない。ただ突かれた場所が悪かったり、あまりにも油断をしすぎないかぎりは死ぬ事とはないとまで言われている。

ゴブリンは人の子供ほどの身長で、緑色の目、体色も頭髪も血の色でさえ緑色のもん。ゴブリンは人に近い姿をしているが知能は低く個の戦闘能力も低い反面、性欲が豊富すぎて他種族のメスを犯し、子を孕ませる程の繁殖力が高い事で有名なモンスターだ。

他の生徒たちが自分の従魔になるモンスターを決めて行く中、俺はなかなか決められずにいた。あまり乗り気ではないにしろテイムにするなら自分が納得行くモンスターにしたいという思いから決めかねていた。

ゴブリンの檻があるスペースの前を通った時一瞬、俺の眼の中に緑色だらけの中黒い何かが動くのを捉えた。

黒い何かの檻に近づくと檻の中には予想どおりゴブリンがいた。黒と思っていた体色は近くで見ると濃く赤黒い血を彷彿とさせる体色だった。頭髪も体色と同じぐらいだろうか?左眼は頭髪や体色と同じ濃く赤黒い色をしている。右眼は違い光沢もないただただ黒く暗い漆黒の様な眼をしていた。

このゴブリンは警戒しているのか俺からそのオッドアイの眼をそらさず俺を直視し続けてきた。俺もゴブリンから眼を離せずにいた。俺の場合警戒というよりゴブリンに見惚れていた。お世辞にも鮮やかなとか綺麗な色とは言えなかった。逆に怖く、不吉な色と表現した方が良いようにさえ思ってしまった。何なら今すぐにでもこのゴブリンの前から立ち去りたいという思い、このゴブリンだけは駄目だと体が震え、全身から汗が噴き出す始末。にも関わらず俺はこのゴブリンに惹かれていた。そして俺はゴブリンに、ゴブリンが目の前に居るのにポツリとしかしはっきりと囁いた。

「お前の全て俺にくれ」

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