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【スキル】は何かと問われるとスキルを獲得したその者の才能と言われるものだ。
人には大なり小なり何らかの才能が眠っている。
その才能がある日ある時なんの前触れもなくスキルとして形作られる事もあれば、何か強烈な体験をして才能がスキルへと形をなすこともある。
人類のスキル持ちは100人中40〜50人程言だと言われている。
モンスターもスキルを獲得することもある。弱肉強食のモンスターは人類よりスキルの獲得確率は高い。
【進化】とは自身の種族の上位に位置する種族に完全変態を遂げることだ。
進化はモンスターであれ人類であれ起こりうる事だ。だが進化と言われれば世間一般にモンスターの事を指すことが多い。
進化をする条件は様々で、スキルを獲得して進化する者・儀式をもって進化する者・モンスターに至っては食事や生きた年数で進化する者もいると言われている。
もちろんこれらは例に過ぎずまだ解明されていない進化の仕方もあるだろ。
だが歴史の記録に残っている『人類から』進化を果たしたのはたったの3人のみと言われている。
【スキル】と【進化】についての知識を思い出していた。
だからこそ刻星の進化は考えれないという結果になる。
「刻星お前は進化をしたと言ったがどんな種族に進化したんだ。」
種族によっては人と同じ様になると言われたりすることもあるので俺は刻星に一度、進化後種族を聞いてみた。
「主様、正直に僕も得た知識の中でこんな進化はなかったと先に言っておくよ」
刻星はそお前置きをして今の種族を教えてくてた。
「吸血鬼」
刻星から聞こえた種族はあまりにも現実味のない種族。
だからなのか俺は「ハァ!」と刻星に問い返した。
「主様の言いたいことも分かるけどそんな露骨に態度に出さないでおくれよ」
「す、すまん」
刻星の言い分が正しいからこそ俺は素直に謝った。
「いやいいんだ。それはそうとどうやら普通の吸血鬼でも無いみたいなんだ。」
「いやいや、まだ続くのかよ」
驚きを通り越して呆れ始めた俺に刻星は
「い、いや〜。真祖みたいなんだ」
「な、なんの」
わかっているが認めたくない事このうえない事実を刻星が言い放った。
「吸血鬼の真祖みたいなんだ」
俺は頭を抱えて「もう良いもう、良い!」と面倒ごとが舞い込んできたと思い始めた。




