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「まず昨夜の事を話すね。

こう言えば都合が良いの分かったいる。

ゴブリンだった時の僕は血だけを吸おうと思ってた、けどモンスターとしての本能が主様の血肉果ては骨も喰らいたいと訴えてきて僕は自分の本能に抗おうとしたけど気付いたら骨に歯を立てていたっていうのが真実だよ。

信じられないご都合理由だけども…」

昨夜の件について話した彼女の姿は自分が犯してしまった事を心から悔やんで反省している様に見えた。だからこそ俺は

「ご都合理由過ぎるな。それに昨夜行ったばかりなんだ信じることは出来ない」

きっぱりと刻星を拒絶した。

拒絶された刻星の顔は暗っかた。だが分かっていたのだろう。

こおいう風に拒絶される事を覚悟の上で彼女は「話をしたい」と歩みよったのだ。

「だからこそ、刻星がもう一度と思うなら。

今一度やり直そうか」

刻星は最初何を言われたのか分からないという顔をし、次第に目の端に雫をため始めた。「うん!」

俺は指でそっと拭う。

奇しくも〈檻の中に居たゴブリン〉の涙を拭う〈檻の外に居た少年〉という図が再現された。

違うのはゴブリンが刻星という名がある事。檻の中と外ではなく二人の家であること。この2つだろ。

「ほらもう泣くな。話の続きが出来ないだろ」

刻星に泣く止むように伝え話の続き促した。

「うん!ありがと」そお言い泣き止んだ刻星は語りだした。

「僕の体がモンスターの肉体からこの体になったのと知識を付けれたのは主様のお陰なんだ」

「俺のお陰?」

刻星の言葉がどうも飲み込めずにいると刻星は説明を続けた。

「厳密には主様の血肉と骨を取り込む前に名付けをしてもらった。その為か…急激に力が付いたけどその反面理性を制御できずに主様に喰らいついた。

主様の血肉と骨を取り込んだ僕は意識が朦朧として次第に意識を手放したんだ。

意識を手放す前に主様に何か言ったような気がするけど、思い出せない。

そして僕が起きたらゴブリンの体からこの体になって知識も付いていた。僕なりに考えた結果になるが…」

俺が刻星の話を聞いて思ったのは

「出来すぎている。名付けからモンスター襲われる。こんな事例そうそうないだろうが年に1〜2度テレビで報道されるからこそおかしい。俺らのは聞いたこともない」

自分の記憶を探っても今起きている事例は聞いたことがないと刻星に伝えた。

「主様の言っている事は間違っていないと思う。

僕が思う他の事例と違う点は2つ、

[1つ目僕が突然変異体だったこと]

[2つ目恐らく眠っている時に【スキル】を得た事によるものかまたは逆かは分からないが僕自身【進化】もしていること]

この2つが他の事例と大きく違うところ言える」

刻星の言っていることはあまりにもご都合展開だと思う反面【スキル】と

【進化】によるものなら合点が行く。

(【スキル】に関しては分かる。だがゴブリンの【進化】にこれ程の変化はないはずだ)

ゴブリンにはありえない【進化の仕方】をした刻星を見つめて、【スキル】と【進化】について思い出す。

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