挿し絵
相葉冬介。
十五歳。白井国道楽町出身。
所持スキル、なし。
物語の主人公。六畳結界を背負っている。
軽薄な部分があるが、それは過去の経験からあえてそうしている。
生物界においてのリーダー格である証の「古代庭園」の所有者である。
ユグドラシル全域でその所有者「抜庭」は現在三名。慶一は映写機で「古代庭園」を見た後、それを思い出しながら絵にした。心奪われるほど素晴らしい絵だったからだ。そして精神病の最中に描き上げた筧行郎がいる。抜庭には絵心がその重要な要素としてあるようだ。
生態系のリーダーには「古代庭園」の他にもう一つ「六畳結界」を通過することが条件としてある。慶一は御力と抗いながら、筧は両親を失ったことで閉じ込められる。
冬介は三歳のときに父親と一緒に川釣りに行った際、足を滑らせて溺れ、そこで源力のきっかけを手に入れている。その後、その経験から冬介は内向的になり、死について考えるようになった。その思慮はあまりに深く、「六畳結界」にのまれてしまう。それ以来深く考えることをやめた。
「古代庭園」は全ての生物にとって平和と安らぎのシンボルである。絵の中には故郷のような懐かしさと自由がある。全ての生き物がその絵の前で動きを止める。
飾蒲生は「六畳結界」を経ているが絵心はなかった。
ギルドでの出会いをきっかけに砂川と行動を共にするようになる。そのまま流される形で紫学冒険者になる。
現時点において真のリーダーを挙げるとするなら、スキルを覚えられない慶一と言えるだろう。




