プロローグ1 ウン。愛の執念って…これだから恐ろしい
ハイ…約3週間ぶりですね。
ごめんない。遅れました。
4章の構成に色々手間がかかっちゃったのです。どうかお許しを、ご容赦っ!
ペースは徐々に回復するので…
短めでも、許してね!
(あぁ…お兄ちゃん。ドコ?)
何もない。ホントに何もない空間で、私は1人まるで無重力の中にいるかのようにフワフワとしていた。
今の私にはここがドコとか、どうしてこんな所に居るのかなんてどうでもいい。
私はただ、お兄ちゃんにもう一度…
(会いたいのにっ!)
もしかしてここは天国?
それなら、お兄ちゃんに会えるかな?
天国なら、アノオンナハイナイヨネ?
あぁホントにここはフワフワとしていて不思議な感じ。体の全てが雲に包まれてる感じで心地が良い。
あぁ嗚呼~ッ!
早く…早くお兄ちゃんに会いたいな。
(天国なら天使様か女神様がいると思うのだけれど…)
そんなの人が勝手に作った偶像、妄想の類いだというのに…ホントは誰もいなくてただ清い魂の終着点が“天国”と名付けられているのかも知れない。
でも私は、天国に相応しい清い魂の持ち主と言えるのかしら。だって…お兄ちゃんの後を追う為に死んでしまった親不孝者ですもの。お兄ちゃんを守る為に、お兄ちゃんに群がる虫どもを影ながら社会的に潰して回った。そう…殺虫剤をまくようにしっかりと殺虫したのだ。
どんなにお兄ちゃんの為と大義名分を言おうとも、仮に神様は赦しては下さらないのでしょう。
それこそ閻魔様に舌を抜かれた後に地獄行きですわね。
ホントに何もないわね。退屈しちゃうわ。
誰か………居―
「遅くなっちゃてメンゴ~~~♪灯火優衣ちゃん」
(な………えっ?えぇぇえぇっ!?)
さっきまで何もなかった所から突如現れたのは、神々しい光をバックに私の目の前に出現した。この世のどんな美女のオーラが霞む程の何かを肌で感じた。ナニ?ナニナニ?
これってまさかのまさかの…
(女神…様?)
その姿、まず目に付いたのシルクのような白髪、そして純白のドレスに身を包んだ年齢的に私とさほど変わらない見た目の美少女が微笑んでいた。
「なんで、私の名前を?」
「そりゃぁ~知ってるわよぉ~~~、今絶賛異世界で俺TUEEEEEしてる灯火優君の妹ちゃん。兄よりも洗練された完璧美少女。そして、重度のブラコン。なんでも知ってるわぁ~~~だってぇ、私は女神なんですからぁ~♪」
「え、え?お兄ちゃん?アナタ…お兄ちゃんのお知り合い?ネェ?アナタはオニイチャンのナニ?」
「もうぅ!目の光を消しながら睨まないでよぉ~ゾクゾクするじゃんっ!なんにもやましい事はしてないわ。ただ、彼の幼馴染と共に異世界に送っただけ」
え?異世界に、送った?
それだけでも結構凄そうなのに、この女神と名乗る女性はさも当然の事のように言い切った。
え?つまり……………
「お兄ちゃんは、生きてる……の?」
「ピンポォ~~~ンッ!大・正・解っ!!そんな貴女にはお兄さんの活躍シーン(一部抜粋ダイジェスト)をお見せしちゃいま~~~すっ!」
そして女神様は掌から出現させた水晶に何を言い上に上昇させた。すると巨大なスクリーンが現れて映像が映った。
その映像が………………
☆
『あの~~~~~~ネリアさん?ちょっと、引っ付き過ぎでは?』
『いえっ!いえいえいえいえいえいえッ!!これ位、私達の世界ではどうという事はありませんので///』
それは…お兄ちゃんが、とある町で私よりも胸があって髪もスラリとした美しい女性と一緒にデートをしている光景だった。
しかも…腕を組んでっ!身体を寄せてる?だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ?
「―ゴフッ!?」
私は思わず吐血した。
怒りのあまりに…
「えぇ?この程度で吐血してちゃぁ…後が持たないかも」ボソッ…
えっ?ウソウソウソウソ…嘘嘘嘘嘘嘘嘘ですよね?
嘘って…言っt―
☆
『ユウさん。このお紅茶、いかがでしたか?』
『僕、紅茶とかは親しくないからあんまりいい感想は言えないけど…美味しいなぁ』
『まぁ?』
『やっぱり…ニエンティさんが淹れてくれたからなのかな?』
『えっ!?―いやあの…えへへへ…』
「―グハッ!?」
私はこのお兄ちゃんの天然ジゴロ度合いに耐えきれずに突っ伏してしまった。
全く…お兄ちゃんはどんな世界でもお兄ちゃんなのです。
「因みにぃ~~~~~♪あの子が淹れた紅茶には、なんとっ!ななななななんとっ!?秘密の隠し味として、あの子の唾液が含まれておりまぁすっ!」
「―――っ!?」
その一言で…私は意識を手放した。
いや、その…目茶苦茶ショックで、心臓がね?
こう、時を止められたみたいになっちゃった。
「あらあらあらあらあらあらぁ~~~~~~♪いきなり眠っちゃうなんてぇ~~~~~何かよほどショックな事があったのかしら?」←元凶が何か言ってるね?よしっ、無視しよう!
「まぁまだ新しい身体が馴染んでないのかも知れないし、精神がまだ不安定なのかも?だったら、さっさと転移させちゃいましょ♪」
優衣の下には魔方陣が展開され、優衣の身体は光に包まれていく。そう、この女神は本人が気絶している間に勝手に転移させてしまうのだ。なんて無責任なのでしょう。
だが、目を瞑るのです。色々な事に目を瞑るのです。
お願いっ!瞑ってっ!色々とぉぉぉぉ!
「転移する場所はランダムで座標を彼らの所にするのは出来るけど…面倒臭いし。それに、したら面白くなくなっちゃうしぃ~~~♪私の予想だと、転移して1週間以内で見つけちゃいそうっ!」
なんてズボラっ!なんて自分勝手っ!
それが人…否女神のすることかっ!
「それが女神なのだぁぁぁぁ!!!」
ヤベッ!?聞かれてた…
「アナタの処遇は禁固2週間にするとして…さぁ灯火優衣ちゃん。この世界を存分に楽しみなさいっ!」
そうして、優衣ちゃんは女神によって勝手に転移させられたのです。でも、彼女自身も優と会いたがってたので一応は強制ではないっ!そこはハッキリしとこうや。
「フフ…これでまだ退屈はしなさそう」
女神は妖艶に笑っていた。
そして、彼女はふと目を放した隙に消えてしまった。
リーナス「さて、地の文さん改め作者さん?」
(地の文)…………………
作者「ハイ。なんでしょう?」
リーナス「よくも地の文を理由して私の事を好き勝手に罵ったりしてくれてやがりましたね?シバキマスヨ?」
作者「フッ…例え無自覚万能チート女神である貴女でも、この作者様に敵うと―」
ホワホワホワォ~~~~~ン♪
作者「…………へ?」
リーナス「今のアナタには禁固2週間(投稿)と2つの呪いをあげたわ。1つは【外出する度に恋人とエンカウントする確率が上がる呪い】しかも手繋ぎ。もう1つは【1日に一回あるかないか程度で足の小指をタンスの角にぶつける呪い】を掛けたわ。フフ…精々もがきなさいっ!」
作者「プギャァァァァァァァァァッ!?(涙)ドッヂモヤダヨォォォォォォ!!!地味にイヤっ!」




