14話 泣く子も黙るこの俺様の完璧過ぎて惚れ惚れする((悪意ある)以下略)
早い目の更新です。
そろそろ~魔族の男のウザさがオーバーフローしそうです(怒)
「そんな…お姉様が実の妹に、欲情してたなんて!私は今後どんな顔をしてお姉様と会えばいいのっ!」
『そっちのショックは馬鹿にならない位にデカイな…まぁそんなシスコン姉貴の事は放っておこうよフィアンセよ』
「貴方に分かる?尊敬していた人が、実はトンデモナイ特殊性癖を持ってるって知った時のショックの大きさ!抱いていたイメージの大きさだけ返ってくるショックは倍増されるのよ!」
もう私は…何も信じられない。百歳を迎えるまで、私はお姉様とお母様と一緒に風呂に入っていた。その時からお姉様は、優先して私の背中を洗おうとしてきた。
もしかしてあの時から拗らせシスコンだと思うと…私はもうお姉様と面と向かって話せなくなっちゃう。
『あぁ!もうっ!話を戻すでぇぇぇぇ!俺様が何故、お前をここに連れて来たと思う?』
「えっ?…私で性欲を満たす為?」
『違っ………くはないけど、本来の目的じゃない!けど…いずれはそうなる運命だから…さ!』
この時私は軽く引きました。その後に襲って来た吐き気は、決してこの空間から漂うおぞましい程の臭いにやられただけではなかった。
『この俺様のっ!長年掛けた泣く子も黙る完璧過ぎて惚れ惚れしちゃう俺様の俺様による俺様発案の最強過ぎて笑えてくるぜ!抱腹絶倒モンの―――』
(前置きが長すぎるので割愛☆)
『この魔界と中立界との距離が縮まり俺様達の力が活性化されるこの夜に、長年貯めてきた俺様の魔力とその他の貯蔵した膨大な魔力。アンド~お前が意図しない内に体内に貯めていたとてつもない魔力を糧に、仲間の魂を呼び寄せるビッグな術式を展開するっ!尚、奴らの依代は俺達が各地でかき集めた比較的死亡してから日が浅い死体に我が仲間達の魂を憑依させる。これによって、何千何万もの仲間が各地に暴れまわり世界は一夜で大混乱になるのさっ!アァァァハッハッハッハッハッハッハッ!!!』
「くっ!そんな事を計画していたなんて…」
『この俺様発案《千魔の永夜の強襲》作戦はもう、後十時間を切っている。下準備も…何もかも完璧っ!それに、唯一の不安要素どもは残らず拘束済みだ。アイツらは…ただ指を咥えて世界が混沌と化すのを眺める他ない。この国を拠点とし、あの御方が二つの世界を治めるのも夢物語ではなくなるって訳さぁ!ケヒッ!ケヒヒヒヒヒヒヒヒッ!』
アイツは…とても歪み切った醜悪な笑みを浮かべながら懐中時計を見つめていた。
私では、もうどうにも出来なくなってる。チカさん達は捕らえられているらしい。アイツの、思い通りな事が運んでしまうのか?
私は自らの不甲斐なさを呪った。
私には、普通のエルフ達より秀でた魔力量と姉程じゃないが類い希なる才能を持っていた。けど…私は、それを上手く扱えていなかった。魔法の知識が足りていなかった。今まではお姉様が傍で付きっきりで分かりやすく教えてくれたお陰で難なく回復魔法を使えた。
それは、姉に憧れを持っていたから…
“私もあんな風になりたい!”
気高く優しく美しく…そんな姉の姿が眩しく私にとっては大きな目標だった。
けど…現在の姉には、そんな思いを持てなくなってしまった。さっきのあの失われていた記憶も原因の1つだが、私が憧れていたのは“昔の優しいお姉様”だったのだ。そんな姉が今いない以上私は魔法の勉強に思うように手が付けられなくなっていたのだった。
(そのツケが今になってくるなんて…)
ホントに私は…悪魔に呪われている様だわ。
チカさん達は…今頃どうしているのでしょう?
捕らわれの中、絶望して諦めているの?
それとも…
☆
私は…姉を人生の大先輩として慕い、一緒に過ごしていた。
そんな姉から教えられていた事がある。
『奇跡ってのはさぁ、そこら辺の原っぱに落ちてるボールの様に見つかり易くて取りやすい所にあるんじゃない。木の枝に引っ掛かったボールの様に普通は目を凝らさないと見つからなくて手の届かない所にあるのさ。けどね、その奇跡って奴はあっちから来るんじゃなくてそこら辺に転がってるんだよ。それをアンタが探すんだ。目を凝らして…注意深く…そして見つけたら何がなんでもモノにしなっ!気を抜いてると誰かに取られちゃうからね?地香…アンタはその奇跡を掴める手がある。でもアンタ一人じゃ心細かったら仲間を頼りな!ドンドン頼っちゃいなさいよ!それが出来たら一流の野球選手よ。きっとね…』
私には、まだ奇跡を掴めるチャンスがある。摘まれてなんかない。不当に奪われてなんかない。まだ見つけられてないだけ、それを皆で見つける事こそが意味のある行為なんだ。私達が諦めなければ、まだこの手に奇跡をキャッチ出来る。
私達は今、その奇跡に向かって死物狂いで走っているんだ。
☆
「ねぇ、チカさん。暇ですね…」
「ウン。こんな状態じゃねぇ~」
私達は、只今お昼を食べている途中だ。今回支給された昼食も中々に美味しくカロリーは控えめだったとの事。
私は暇で暇で仕方ないので、ネリアちゃんを弄くる事に決めた。何故かって?それは…面白そうじゃん?
「ねぇねぇ~~~ネリアちゃん?」
「は、はい。何ですか?」
「ネリアちゃんはさぁ~~~~優のドコが好きなのぉぉ~~~」どう好きなのぉぉ~~~知~~~り~~~~た~~~い~~~なぁ~~~~~っ!」
「ひゃっ!?えっ?…えぇっ!?」
案の定…ネリアは顔をタコよりも紅潮させ、容易く沸騰させた。このリアクションだけでも可愛すぎなのだが…
「えぇぇぇ~~~~~話すと長くなるんですけどぉぉぉぉ~~~~♥️ユウサマはまず誰にでも優しく出来る所がどこの紳士よりも紳士らしくていいんですっ!しかもっ!しかもっ!それを自らが自覚してないんですよぉ~~~そんな天然気質なのも魅力です♥️次にあの目っ!!あの目の凛々しさと幼さ溢れる瞳は何なんですかっ!?並の宝石が霞んで価値が駄々下がりしますよ!社会現象ですよ!ダメですダメですダメですぅぅぅ~~~あんな瞳に見つめられたらぁ!私…堕ちてしまいます♥️(もう堕ちてますけど…恋に…ウフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ~)嗚呼…あの艶のある黒髪も私の好みドストレートを付いていましたっ!メグル先生とチカさんとは一線を画す存在感のある黒髪でしたよ。何でしょう?ユウサマの髪は他の2人と比べて輝いて見えましたよって今も輝いて見えちゃうんですよねきゃーーーーーーーー!!!イヤ~~~~~~あんな華奢な見た目なのに体が意外にも仕上がっていたのも驚きでした。…正直言って抱いて欲しかった位です♥️はうぅっ!もう…鼻血が、止まりません♥️ユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマユウサマァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”!!!」
(聞いてて飽きないな…殆んど何言ってるのか、皆目理解出来ないけど…)
そんな話を聞きながら私は、三時間以上聞かされ続けましたよ。ノイローゼになりそう…
《千魔の永夜の強襲》まで…
後:七時間
ネリアよ…はっちゃける位で丁度よいのさ




