表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超チートで超お人好しな幼馴染二人のせいで異世界でも面倒事に巻き込まれる?!  作者: 巌参
3章 地香砕く!地香潰す!地香滾る!地香荒ぶる!地香激おこプンプン丸の助!優フラグ回収!優またトラブル連れてくる!俺………もう鬱になるってぇ!!!
59/95

プロローグ1 ウチの小説の女神様が他のと比べて威厳とかオーラ的なの感じにくいのは何故か?A.本人が無自覚な才能の塊系の女神様だからです。察してくれ!(威圧)

新章始動!


遅くなり大変申し訳御座いません!


廻達のサイドへ行く前に、懐かしの…あの人のサイドに行きましょうや!

さて、本編『超チートで超お人好しな幼馴染二人のせいで異世界でも面倒事に巻き込まれる?!』で絶賛活躍している3人の主人公。


仕恩廻。灯火優。八重坂地香。彼らの、ハチャメチャで奇想天外な物語の…記念すべき第3章の始まりのプロローグを2~3に分けてお送りくる所だが、今回はちょっと彼らとは別視点…彼らを見守っている神様達の視点をお送り致します。


あの威厳ナニソレ美味しいの系女神リーナス様サイドの視点をちょっとだけ、覗いては見ませんか?



            ☆



ここは【中立界ちゅうりつかいオル・ア・リーナス】とは別次元にある空間。


そこから〈オル・ア・リーナス〉を見守る場所でもある。


そこを俗に言う《聖域サンクチュアリ》と呼ばれし空間。


そこには《聖域》の主、女神リーナスを始めとした数々の下級の神々や天使が、女神リーナスの元で〈オル・ア・リーナス〉の世界の均衡の調整などを行っている。


だが実績…《聖域》の中の大半は…


「うわっ!?今日も山積みの書類じゃん…また徹夜しなきゃじゃん…」


「しっかりしろって!いつもの事じゃねぇか。毎日厚さジャンプSQ並の書類とにらめっこしてるってのに!」


「だけど、このディスクワーク始めてもう()()()っすよ!」


()()()()()()の間違いだろっ!俺ら下級天使は最低でも、後二十年はこの書類の山と付き合う訳だからよぉ!へばってられねぇよ!」


「…悪かったよ。今度コーヒーでも奢るわ」


立派な天使の羽を仕舞い、純白の布切れにでは無くピシッとしたサラリーマンが着るようなスーツを着こなし、毎日毎日ディスクワークに勤めている下級天使社員。


「ハァ~今日のプレゼン俺担当だから、昨日から緊張して羽が何本か抜けてるんだよ~」


「ワッハッハッ!!そう固くなるなって!成功したら今日は…飲むか?」


「ありがとうございます。先輩!」


「割り勘でいいよな?ガッハッハッ!」


「だと思いましたよ…」


気弱な後輩下級天使社員に、暑苦しく酒豪とか言い張ってるが酒は弱い先輩中級天使係長。


そんな神聖で神々しい雰囲気があると思われていた神々が集う場所《聖域》は、そんな神聖さも毛ほどもなく神々しさも微塵も感じられない…


在るのは何だか世知辛い現実と、一般企業の会社と変わらぬ風景だけだった。


そして、社長室への道をピシッとスーツを身に付け早足で歩いていく女性が見える。深紅に染まった長髪をツインテールに纏め、縁が赤いメガネを掛けている。目付きは少し鋭く規律に厳しく厳格なイメージがそれだけで肌に伝わってくる。




さて、自己紹介がなんやかんなで後回しにしてしまったな。私はリーナス様の…会社で言う所の社長秘書の立場にいる一応上級神、ナターリアと申します。


私は社長室の扉の前でノックをする。


だが、部屋から返事が帰ってこない。何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度もノックノックノック!これでもかっ!とイライラしながらノックをし続けても、返事は帰ってこない。


「やはり、サボリ…ですか…」


眉間に血管を浮き出させながら、込み上げてくるイライラを抑え付けている。


あの人…社内じゃちょっと顔が可愛いからってチヤホヤされて、それに付け上がって仕事は放棄するし、目を離せば直ぐにどっかに行っちゃうしで秘書をそろそろ辞めたくなる位の自由人ですよ。


「今日は、屋上に居ればいいんですけど…」


今日の昼前の予定には、取り分け重要な会議があるって言うのに


あの人はぁ~~~!!!


「糞っ!」


思わず、汚い言葉が口から漏れちゃった。

あの人の秘書を勤めてから、最近血圧が急上昇していると医者に言われた。


まだっ!私若いってのに!独身だってのにっ!

あの人のせいで休まる暇がない!


私は早足で屋上へと続く階段に直行し、駆け上がる。

そして、屋上へ着くと彼女の姿が見えた。


鉄格子に腰掛け、約五千階にも及ぶ屋上から見える景色は《聖域》全土を見渡せる。それでいて、神秘的でこの《聖域》で最も美しい光景なのだ。


「あのぉ~~~!リーナス社長!」


「アァ~~~コノ景色ハイツ見テモ飽キナイナァ~~~!絶景カナァ絶景カナァ!」


(白々しいですねぇ!!)


この駄女神!目を合わせようともしない。私が怒ると分かっていながら!


この行為によって私の怒りのボルテージが限界点を難なく突破してしまった。


「リーナス様。怒ってませんからぁ~こちらを向いてくれませんか?」


「えっ!?ホン―」


ガシッ!


「アッ!?アババババババババババッ―!?痛い!頭がっ!頭がクルミみたいに割れちゃうぅぅぅ!助けてぇ~~~ナターリア様ぁぁぁ!!!」


「私は、一応は慈愛を司る女神ですからね。これまでのサボリも遅刻も、全て…赦して差し上げましょう。ですけど…私は()()()()()であって仏様じゃあありませんから…今日は残生ざんき十で赦してあげます」


「ちょっ!?十回殺るって事?早まらないでっ、幾ら私の残生容量が世界レベルだとしても!私の生命力がゴキブリ千匹に相当しても…痛い物は痛いのっ!」


「大丈夫ですよ…リーナス様なら()()()()()()()耐えてくれますよね?」


「は……はい…」


頭を鷲掴みにされ、涙目になりながら私を見つめてくるリーナス様。引き吊った笑顔を見た後、私は()()()()を執行した。



            ☆



社長室。

絆創膏と包帯グルグル巻きの、痛々しく見苦しい姿になったリーナス様。とても“均衡と仲介の女神”の御姿おすがたとは思えません。信者が見たら号泣モノです。


「あのですねぇ~!そう何度もサボられると、私だってストレスが溜まるんですからねっ!貴方みたいにお気楽な性分じゃあありませんから~どうせっオキツイ頑固メガネですから~~~!」


「あっ、あの~ごめんね?」


「後免で済んだら天使兵団てんしへいだんは要りませんっ!」


因みにオキツイ頑固メガネって言うのは、偶々…社内の従業員達が付けた私のあだ名のようです。本人には絶対バレる様なヘマはしないようにと釘を打っておりましたが、奇しくも私はその釘を打つ所まで隠れて目撃してしまいました。


それからは、私が社員と通り過ぎる毎に…


『相変わらずですねぇ~オキツイ頑固メガネ様っ!』ボソッ


『馬鹿お前っ!そう言うのは、本人ともっと距離取ってから言えっ!残生三桁持ってかれるぞっ!』ボソッ


(丸聞こえなんですけど…)


もう慣れましたが。


「話しを元に戻しますけど、昨晩急にリーナス様との会談を求む連絡がありまして…何でも『明日にでも、会って確かめたい事があるっ!』『何とか成りませんか?』と…」


「何処から?」


「地球の、天界から…」


「えっ!?マジでっ!!」


地球の天界…つまり天国とは、前々から交流があるのです。あちらの地球から若くして亡くなった者の魂を、我々の独断ではこちらの世界に呼び寄せる事は出来ないのです。


こちらとしては、世界の均衡を保つ為人口を少しでも増やしておかなければならない。それで、あちらの世界の天国では…亡者が溢れ返り転生の手回しがドンドン追い付かなくなってきているのです。


その両方の悩みを解決する手段の一環として、地球の若くして亡くなられた子供達のリトライのチャンスと共に、あの世に来る亡者を少しでも減らす為の制約が結ばれました。


こちらの世界に転移…(もう転生とかじゃなくて転移の方がいいわ)させる若者は、リーナス様の御目に掛かった人を指名します。天国側に何の異論もなければ、こちらの《聖域》にて魂が運び込まれ人生リトライのチャンスを授かるのです。


「てか~誰が会いたがってんの?ゼウスお爺ちゃん?ヘーラ叔母さん?あの二人はヤダなぁ~ギリシア神話の神様って頭の硬いのばっかだもんっ!皆私の事、影で小馬鹿にしてたんだよっ!」


「それは…仕方ありませんよ…」


「何でアイツらを擁護すんのっ!」


「仕方無いんですよ。()()()…リーナス様」


「むぅ~~~~っ!」


二代目、リーナス様は辞典にも匹敵する大きな本…聖典を両手で抱え机に顎を付けながら項垂れて座っています。


あの聖典は、まだ地球の天国との繋がりが無かった頃、初代リーナス様が中立界の均衡を1人で制御していた時です。それはそれはとても昔の事でして私も…二代目リーナス様も生まれていない頃の古き時代。


初代リーナス様が、今まで1人で世界の均衡の保ち続けておりましたが、突如…前触れも無く初代リーナス様は姿を消されてしまいました。例の聖典を残して…


それからです。中立界に様々な災害や天災が襲い掛かって来たのは…神々と龍達の争い〈百年大戦〉もその時期に起こった物です。それは、リーナス様が居なくなったからなのか?将又…何か別の理由でなのか…理由は定かではありませんが…


《聖域》に居る天使達、神様も大変この事態に困惑しておりました。〈百年大戦〉終結後も初代リーナス様は顔も見せません。これ以上待っても帰ってこないのではないかと、そう話が進められました。それに、世界の均衡を保つ者が留守になると更なる争いの火種が生まれてしまう。


それらを恐れ、早急に初代リーナスを次ぐ二代目探しが始まりました。


そして、やっと見つけたのです。

初代リーナス様が扱う秘術を記した聖典《極光聖典きょくこうせいてん》…それを手に出来るのは、初代リーナス様かそのリーナス様と()()()()()()()()()()()()()()()


その証を、現在のリーナス様がまだ幼き頃に手にしてしたのです。


始めは、長年の神々は驚きはしたものの、彼女の後に発揮される才能の数々、肉体の創造…魂の結合…それらを目にした為、彼女の後継に上は何の文句も言わなくなりました。


それからは、地球の技術や文化を取り入れ…地球の天国でも実施している《聖域》の文明レベルの発達、近代化を計りました。そして、天使達の仕事への意識改革…


これらの事をやってのけ、成功に導いている。末恐ろしいお方なのです。


「それに…今回、会われる方はアマテラス様ですから、早く支度をしなくては―」


「えっ!?テラっち!?それを、早く言ってってのっ!もうっ!」


そう言うや否や、リーナス様は直ぐに着替えを始め、こちらの世界の正装に着替えをした。


「はぁ~、お早い事…」


あぁ、そろそろ会談のお時間となってしまいましたか。アマテラス様をお待ちしてしまってはいけません。


「アマテラス様には、極秘面談室にてお待ち頂いております。さぁ、行きますよ」


「それほど、重要な要件って事かしら~」


「そうでしょうね…」


私達は早足で極秘面談室に急いだ。あの電話を聞いた時には何やら焦っていたご様子。


ほして極秘面談室前まで来た。ノックをする。


「あっ!来たんだ。どうぞぉ~」


中から声が聞こえた。恐らく、アマテラス様だ。


「おっ邪魔ぁ~!」


「失礼します」


椅子に腰掛けているのは、白と赤を主体にした着物を身に付け明るい印象を持つ綺麗な黒髪長髪の女性。化粧も、控えめだが美しく仕上がっている。


そして、優雅な佇まい。

間違いなく、地球の天国…日本神話の神の一柱であらせられるアマテラス様だ。


「どうしたの?テラっちぃ!まさか!?私と、甘い一時でも過ごしにっ!」


「それはまたの機会にしましょリーちゃん。それよりも…確認して欲しいのだけれど…」


端から見れば、仲の良い女友達の戯れに見えるが2人は一応神様ですから…そして、アマテラス様がリーナス様にある資料を渡して来た。


「何これ?八月の…亡者リスト?」


この亡者リストは、所謂死亡者リストと同義と捉えて貰えれば結構です。今年度の8月に亡くなった方の情報がズラリと並んでおります。勿論、こちらの世界に渡った魂の情報までも…


「これが…どうなさいましたこ?」


「実は…二名程、こっちに来てない魂があるの。しかも、その魂…貴方達の世界に渡っているって記されているの。ねぇ、知らない?」


「はぁ?どれどれ~えっと…」


地球の時間帯で言う8月に、こちらの世界渡った魂は計三つ。全員今もオル・ア・リーナスで大活躍中ですし…


リーナス様が無断で、勝手に呼び寄せたってのは…あり得ませんね。ルール違反とかは、しない方ですし。


「柳田…美里ちゃんに、伊達野…打矢君?うぅ~ん知らないっ!こっちが呼び寄せた子達は三人だけだし…ソレ打ち込みミスじゃないの?」


「………そうだと、いいんだけど…」


アマテラス様はとても怪訝そうなお顔しておられる。消して我々を疑っているでは無く。何か、良からぬ事の前触れなのか?と考えているお顔だ。




この会談が生んだ、1つの疑問は…


やがて、近い内に…主人公達3人の前に大きな壁として立ちはだかってくる。

次回から廻達のサイドへ移ります。


遅くなった分。

バンバンペースが上がりますよ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ