8話 国王様との謁見…カオスな修羅場が想定されるでしょう。その点を充分に注意し、覚悟を持って閲覧下さい(少し誇張し過ぎたかもなぁ?)
注意事項
・多分…恐らく…99.999999999…%確実にカオスな状況が想定されるでしょう。
・恐らく、この8話だけで謁見の回は終わらない事を予めご了承下さい。
・だって…マジで収拾が着かないからマジのマジの大マジ!!!
・後、あとがきには九頭宮朗色伝説は休みだ!てか、やらんわ!もうアイディアないからさ!復刻版なんて期待しないように。
以上の4点の事を踏まえお読み下さい。
俺は皆が一応万全の体調になり話が出来る状態の昼過ぎになってから事伝について話した。
ネリアは若干呆れてる様に見えた。他の皆は事の大きさってのを理解しているが、ウチの馬鹿ども…その事の張本人の優はまるで理解してる様に見えなかった。
「えっ?廻があんな所で人様に迷惑掛けたからその謝罪に行くんでしょ?」
この様に捉えています。
確かに人様に迷惑掛けた事は認めるが、お前の方が問題になってるの。一国のお姫様が交際…付き合っている人が出来たなんて大騒ぎになるわ!それに、自覚無しとか…
「んじゃ、俺寝るわぁ~~~」
それはこれからの事…恐ろしく面倒な事についての現実逃避とさっさと寝たい欲求に刈られている為その欲望に従います。まぁ4対6の割合っす。
ではおやすみなさい。
☆
3日後の朝。丸々寝てたので体がすっかり訛っている。3日前は丸1日掛けて寝てた。恐ろしい程魘されていたのを薄々だが覚えている。
2日前は優と地香を1日中拷問の限りを尽くして鬱憤を晴らした。スゲェ気分が晴れた。
先日は、ぶらぶらと町歩きをしてリフレッシュした。勿論、色んな店をぶらりぶらり…
そして当日。外には馬車がもう待機されていた。これはばっくれて町をぶらぶら出来なさそう。
早々に…てか初めから退路を絶たれた状態だ。俺は正直バックレる気でいる割合が7割程を占めていた。後の3割はショウガネーナァの体でした。
「ネリア様とその他の御一行様で宜しいでしょうか?」
「はい、そうです」
「では、こちらに…」
馬車で待機している近衛兵に誘われ、俺達は言われるがままに乗せられた。乗るしか無かった。そして、俺達は国王のいる王宮に誘われる。
☆
馬車の窓から見える王宮はかなりでっかく目を見張る物がある。外装はかなり頑丈そうに見える。さっき通った城壁も国を覆う城壁よりも立派な造りだ。きっと腕の良い職人達がこの国にわんさか居るのだろう。
そして、イキナリだが国王が待つ王室の前についた。ここまでの道のりは結構長く…目に付くのは高級そうな添えず装飾品や絵画の数々、それらを見て優や地香達は圧倒されていたな。でも、流石に俺も驚く、これから会うこの国の国王を間近に対面出来るのだから。会うまでの経緯は…ちょっとあれだが。
そして、王室の扉が開けられる。
さて、どーなる俺達?
「おぉ、勇者アルトとその一行。そして…私の可愛い可愛い自慢の娘、ネリアよ。良く来てくれた」
中の方は豪華できらびやかな内装、天井に吊られるシャンデリア。無駄に広い部屋であった。その奥の玉座にはずっしりと座り、マントと装飾品をあまり身に付けてないが優雅な服、そして王冠を身に付けている1人の男性が佇んでいた。
年齢の程は30代後半だろうか?それにしては、容姿は整っているし髪の色は青が混ざった緑色って所だな。それにしても、風格…気品を感じられる。
こんな夢物語の様な国を実現…いや、維持し続けているだけ相当聡明なのだろう。
こんなのをカリスマと呼ぶのだろう。アルト達含め、俺達をここまで案内してくれた兵士や、侍女達、側近の方々。皆の心の声からでも彼が信頼をされておるのが分かる。そして、ひざまづく
取り敢えず、優達にも
「はい、国王様。お久しぶりです!」
「うむ、アルト君。確か1ヶ月程だったか…君の勇者としての成長ぶりを聞きたい所だが、それは後程。それに他の客人方にもご挨拶しなければならないな」
そう言って国王は玉座から立ち。俺達の前で堂々と威厳のある声で名乗った。
「ご客人達よ、私はグランティーア王国、第18代目国王、タナト・グランティーアである。確か…そこの君は、アルト君が師匠と慕って、チョーゼッツ可愛いネリアが!先生と慕う…メグルと言ったか?」
「はい、説悦ながら。そして、彼女は地香で…こっちの―」
「あぁ、うちの娘をタブラカシタそこの奴がユウとか言ったか?」
「………はい、そうですが…」
俺らの事は普通に接してくれるが、優だけはとんでもない嫌悪感…否、明らかに敵視している。例えるなら、許しがたい存在に向ける憎悪の篭った目だ。
「あの、国王様?」
「お前に国王様と言われる筋合いはない!」
何、娘の婿家に上がらせて頑固な親と縁談する時に…婿が『あの、お義父さん…』って言った瞬間にお父さんから『お前にお義父さんと言われる筋合いはない!』と冷たく言い放つ様な状況で言う言葉を今使うか?
「じゃあ、国王陛下…」
「様がダメなら陛下呼びか…甘いぞ!」
何でこんな茶番は甘んじて受け入れるんだよ優!
「じゃあ、タナト国王―」
「貴様が!易々と私の名前を口に言うでない!図々しいにも程があるぞぉ!!!」
何処に怒りの沸点が沸騰したのか知らないが、何故かぶちギレ始めた。すると、黙って見ていた大臣らしい中年男性が堪らず制止させようと前に出た。
「陛下!今はご客人の御前でございまするよ!今は怒りを堪えて下さい!」
「うっさいわ!このハゲ大臣!」
ぺちんっ!
「グハッ!」
国王は大臣の頭を叩き、大臣の頭からカツラが叩いた衝撃をすっぽりと地面に落ち、そのショックで大臣は倒れてしまった。その後、大臣が目を覚ますのは明日になる。
「だ、大臣~~~~~!!!」
やったのアンタな。
「だ、誰が大臣を?!」
主犯、アンタだって。
「よくも!ネリアをタブラカスだけでなく、大臣を殺るとは!赦さんぞぉ!!!」
何故か露骨に優に罪を擦り付けた。
「アァァァァ!!!!!」
錯乱している様子で、玉座を持ち上げ優に迫る。性格には分からないが、結構ゴツメで重量がありそうな木材。玉座に散りばめられている数々の宝石…これは普通40過ぎてるオッサンに持ち上げられる物じゃないのは明らかだ。………が!
(完全に理不尽極まりない)怒りが爆発し、そんな不可能を可能にしたのだ。愛故に!
「ちょっ!まずは落ち着い―」
「ウッセェ!!!!ウガァーーーー!!」
だが、その代償だろうか。さっきまでの…穏やかで丁寧、風格まであった口調も…それが嘘の様に荒っぽくなり、言葉遣いが何と言うか品が疑われる。これが素なのかと思ってしまう。素だったらそれはそれで…
って!ヤバい。優が逃げようとしてる方向が俺達の元に向いている。
それは、即ち…
「マテェーーー!!ゴラァ!クソガキィィイ!!」
理性を既にイッちゃってる、暴走し重い玉座をぶん回している。それがこの国の国王がやってるんだから、カオスだよ。カオス!
「助けてぇ廻ぅ!!!」
「ちょっ!?こっちくんな!俺を巻き込むな!」
「ギャアーーー!!」
優も優で必死だな。失礼とは思わないし、心も痛まないので言う。見ていてメッチャオモシレェ。
「廻…何か人としてあるまじき事思ってない?」
「思ってなくも…ないな」
「マジで人でなしだね」
地香も流石に冷たい目で俺を見始めた。これはじきに俺達にもとばっちりが来るのも時間の問題だ。俺も対処は今考え実行しようとしたが…
「どうやら、最終兵器が起動するみたいだ」
俺はソレを3割冗談で7割が本気の表現で表して地香達に言った。
「国王陛下…いや、パパ!」
「ウガゥゥグルル…―へ?」
暴走しかけの国王が突然の声掛けに制止した。そして、声の主の方へ顔を向けた。それは………
「おぉ!ネリアよ!何だ?」
「……よくも……」
「へ?何だって?」
ネリアだ。だが、様子が明らかにおかしい。青く長い髪を靡かせて、顔は下を向きながら何かブツブツ言っている。そして、オドロオドロとしたオーラを放ちながらお父さんの所へ、ゆったりゆったりと歩いてくる。
丁度、お父さんとの距離が30~20㎝程になった瞬間。ネリアは顔を上げ、カッ!と目を見開いた。
「よくも、ユウサマを!襲ったなぁーーー!!!」
「オブハァッ!?」
そして、国王兼ネリアのお父さんの顎にネリアの必殺技として定着しつつある【ラブホーリーパンチ♥️】を見事に咬ました。
国王の暴挙は止められたものの…
「初っぱなから、収拾が着かねぇ~~~」
そんな事を俺は愚痴るのだった。
登場突如に発狂して玉座持ち上げ暴れる王様
シュールだわぁ~
娘が親にアッパー咬ます光景
シュールだわぁ~




