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超チートで超お人好しな幼馴染二人のせいで異世界でも面倒事に巻き込まれる?!  作者: 巌参
1章 異世界で二度目の人生を…ってさぁー、絶対幸先は良いスタート切らねぇよなぁ。俺は少なくともそうだった
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エピローグ3 夜の恒例イベント!優はハラハラドキドキ!廻は憂鬱に夜明けを眺める

さぁ、1章のエピローグ最後です。


ではどうぞご覧下さい。

夜、こうゆうあれってさぁ。モテ男だけに訪れるイベントってあるだろう。


優を対象にしよう。まぁ、優しかいないがそいつに思いを寄せている奴らが3人。こっそりと俺達の寝室に忍び寄ってくる。全く、こう言う夜のイベントって激戦とか物語の途中のサービスシーンだからな。


ここぞと言う時に出すものなのだよ。今がその時だが。


「おい、俺がいるんだぞ!考えろよ」


俺はいち早く寝室から出て、ドアに腰かけて壁の所に張り付き隠れている人に優を起こさない程度の声で言った。


「さっさと出な!」

「わっ、分かりました」


そこから出て来たのは、ネグリシュに身を包みピンクの薄い生地で露出がある衣装で登場したのはラーシャだった。ちょっと頬を赤らめている。両手で体を隠している。


「よぉ、お嬢ちゃん!こんな時間に何の用事だぁ」


わざとらしく聞いてみた。


「いや、あの~す、涼みに~」

「わざわざそんな格好でか?」

「いや、私って結構暑がりなのよ!」

「へぇ~~~」


スゲェ言い訳だねぇーーー。止めを指しとくか。


「じゃあ、()()()()()()()()()暑がりだからそんな格好で涼みに来てるのかな?」

「えっ!?」


そう、ラーシャさんの後ろの柱に身を隠していたのが2人いた。1人はネリアさん。ラーシャさんと同じくピンクのネグリシュに着替え肌の露出が多くなり、元々妖艶な体型が露になっている。もう1人はナーリさん。こちらも同じくピンクのネグリシュを来て、小柄ながらも中々魅力的だ。


だが、それは一般男性が見た場合に感じる感想であって、これを見ても俺は何とも思わん。ただ、思う所があるとすれば呆れたりとしか思わない。


「あれっ?ばれちゃった」

「あわわわ~~~!?」

「何で二人もユウ殿の部屋に!?」


遂に怪しげな雰囲気漂う夜に揃った3人衆。誰を取っても美少女ばかり、そんな彼女らが優の部屋に集いし運命なのか!今宵の夜は荒れそうだな。


「なぁーテメーら!質問に()()()答えろ!何しにここに来た?嘘付いたら分かるから、正直に頼むな」


チャンと脅しは掛けます。そうすると3人ともシュンとなって床に正座した。


「まずはナーリちゃん!どうぞ!」

「えっ!私ですか。あの、ユウさんに村を守ってもらったお礼を…したく…その、その…ご、ごごご、ご奉仕したく!こんな真夜中に村のお姉さんに聞いたご奉仕するための服装を着てまいりました」


純情だねぇ。てか、誰だよその村のお姉さんってのは?誰がこんな純情娘にこんな事を教えるとはなぁ。まぁ、俺の気にする事じゃないか。


「そーかそーか、で!ラーシャさんは?」

「あっ、私は…その、ユウ殿には色々と世話になったのでな!レクトールからそのお礼としてご奉仕なるモノを教えてもらい、やって来たのだ」


レクトールさん、ナンチュウ事を主に教えてんだよ。つーか、ロクな事教えないな皆って?


「そーなんか、最後はネリアさんか…」

「私は勿論!ハァハァ…ユウサマと…ゲフンゲフン!親睦を深めたく…フフヘヘヘ!誰も居ないであろう夜に私が…フハハッ!ユウサマのベットに入り、ユウサマの初め~ゲフンゲフンフハハッ!いや、ご奉仕をしにやって来たの!ハァハァ…フヘヘヘヘ」


下心丸出しだよ。当初は恥ずかしがり屋のいい子が変態色に染まってるんだが。3人とも正直に話したようだ。


「まぁ、正直に話してくれた事に感謝するよ。まぁ別にさぁ、アンタらの邪魔なんかしないしさぁ!優をパコパコっとしたいんならいくらでもどうぞ!何だったら日中問わずも構わない。アイツも馬鹿だからさぁ許してくれるよ!でも…これだけは覚えとけ!」


俺は一息ついてこう言い放った。


「あの馬鹿の気持ちを考えず自分の気持ちを押し付けるような事をしやがって…優を傷付けるような真似だけはするな!アイツの気持ちも考えてアイツの事を幸せにしてくれるんなら、俺は何も言わないし幼馴染としていくらでも祝福してやる」

「「「はい分かり…ました」」」

「じゃあ俺は少し外に出て涼みに行くわ!じゃあーな!」


そうやって俺はこの別荘にある夜空を見渡せるテラスへと急いだ。優やレクトールさんによると『眺めがいい所』らしいのでな。行ってみたかった。


後、暑くなり過ぎたな。思い出しただけでもゾッとする。優は柳田美里に殺されている。彼女の()()()()()()()()は優にとってもトラウマモノのはず。今は女の子を好きでいるようだが、もし今後、柳田美里のような優に執着心を持つ女性に命の危険に晒されたら優は今度こそ可笑しくなる。そんな事にはさせやしない。


一度目では平気な顔をしていたが、俺には分かる。心を読まずとも優は柳田美里に恐怖をまだ感じている。もう、あの人とは言えない化け物はここに来る事は絶対にないが、そんな女がこの世界に居ないとも限らない。


だから、優や地香には幸せになって欲しいから信じてみるか。あの3人を。今の所3人とも優を純粋な思いで愛してくれているようだし。今は安心かな。


俺には理解出来ない、人並みの幸せを優達に。優よ、テメーの人生は山あり谷ありの恋多難だよ。


そんな事を考えている間にテラスにやって来た。アイツらの言う通り、星々が木製のテーブルと椅子や立て掛けているハンモック等を照らし夜を輝かせている。ここでならゆっくり出来そうだからな。


「なぁ、話がしたけりゃ出てこいよ。水臭いぞ」

「やはり、気づいておいで…」


部屋の影から出て来たのは寝巻姿でも優雅さが滲み出るレクトールさんだった。


「御主人様の事が心配だったのか」

「いえいえ、むしろ喜んでいます。お嬢様も…もう、十八…もうこんなお年頃なのですから!お嬢様の乱れる姿や、ユウ殿の野獣プリっとか4ぴ―ゴホン!とにかく影で観賞も魅力的だったのですが。貴方様の先程の言葉が少々気になってしまいましたので、あの言葉の真意を」

「そうか、でも何でだ?」

「いや、今後のお嬢様の恋路にとって問題が生じるような事は避けたいですし、今の内にユウ殿の好みとか聞いといて他の2人を引き離すと言う戦術ですよ。それにぶっちゃけ私自身、興味本位で聞いてみたので言いたくなければユウ殿の好みの情報で手を打ちます」


嘘は言っていないようだ。まぁ、レクトールさんに話しておいても別にいいか。俺はハンモックに腰掛け、星空を見ながら話をした。


「実は俺達さぁ、前の世界じゃ一回死んでるんだよ。女神さんに生き返らせて貰えて今こうして居られる訳なんだ」

「それは、何と!」

「まぁ、俺は過ぎた事はしょうがない事だし、現に今はピンピンしてる訳だし元の世界に返して欲しいとか文句も言わないよ。つーか、俺はドジこいて事故に遭って死んだだし。地香は他人を庇おうとして死んじゃったし。けど優はさぁ、元カノに殺されたんだ」

「付き合っていた女性にですか」

「あぁ、元な。ソイツは柳田美里って言ってなぁ優との付き合いは俺と地香、優の家族の次くらいの奴だったんだよ。小さい頃は優にベッタリで気がつくといつも優にくっついてた。アイツが俺の家に来る時もちゃっかり居やがってそのまま優達と一緒にお菓子を食ってたっけ。初め俺達はそんな優達を見てはチョクチョクひやかしてたなぁ。『まるで恋人同士だな』とか『優、美里カップルのご登場だぁ!』とか自分でも程度の低い事やってたよ。美里は内気で人見知りが激しいからさ、優や家族とかぐらいしか面と向かって話さないんだ。現に俺も地香もそんなに話せた回数少ないし、そんな性格だから冷やかすといつも顔赤らめて優の背中に顔埋めるんだよ」

「何だか、素敵な話ですね。()()()()()()


そう、初めはそんな関係だった。友達というか、優や地香みたいに近所の友達位の関係で、何故かいつも優にベッタリの不思議な子にしか感じていなかった。だが…


「ホント最初は何でこんなにも優にベッタリひっついてくるのかは優にも分からなかったけど、優はこれと言って気にしてないしむしろドンドン仲良くなっていったよ。近所とかでもラブラブカップルとか言って冷やかしてた奴が結構居たけど、お構い無しだったよ、むしろ仲良いの見せ付ける程だった」


まぁ、少し度が過ぎた連中が居たもんだから喧しく要らん事した馬鹿は俺がシバキ倒したけどこれはこの話には関係無いので外す。


「けど、俺らが十歳の時辺りに美里の家族は引っ越して行ったのだ。それは、美里にとっても優にとっても悲し過ぎる出来事だった。優は一晩中…片や美里は毎日引っ越しが決まったと親に言われた瞬間から引っ越すまで泣き続けたとか。結婚の約束とかしてたとか言ってたし、仲良かった相手が居なくなるのは俺や地香にとっても悲しい出来事だった。その頃の優の心の傷はかなり深かった。でも、それから五年後…俺らが十五歳の頃に美里は再び帰ってきたんだ。それから再開した優と美里は大喜び!俺はとにかくその時の地香のテンションは最高潮だったけど、優と美里のテンションはもっともっと高潮していた筈だ」

「それは、思い続けていた相手との再開は感動を越え喜ぶ事を隠しきれない筈です。理解出来ます」


そこまでは良かった。だが、ここからだ。ここから彼女は()()()()()()()()()


「だけど、ここからだ。俺らはまたいつもの関係に戻れるも思っていたが、美里は優以外の人との関わりを拒絶した。大概は前と同じ優にベッタリとくっついているだけで、俺の家にもちゃっかり上がっていたが、美里は優以外の人を話すのを避け初めた。話し掛けようともそっぽを向いて優が後押しをしなきゃ一言しか他の人と話さない始末さ」


高校の授業中すらも優の隣の席に強引になって先生に当てられても優がお願いしなきゃやらないし、休み時間でも優とベッタリ過ぎて冷やかされた。


「まぁ、そこから美里の方から優に告白したんだ。当然優はオーケーしたけどな」

「その告白の仕方はロマンチックでしたか?」


レクトールさんが何やら興奮気味に質問してきた。


「俺は知らんが優が言う所によると『何だか僕が好きな告白のシチュエーションでさぁ何かとっても彼女にキュンときたからオーケーしちゃった☆』らしい。美里なら優の好みも逐一把握しててもおかしくない」


その答えにレクトールさんはその好みは何なのかと聞いてきたがそこまで詳しくはない。そんな事まで知ってる方が気持ち悪いからである。


「晴れて恋人となったとさ、リア充どもめ!優は初めての彼女にそれはもう浮かれまくったよ。その代わり優の妹、かなりのブラコンだ。そして、優のファンがその知らせを受けた時はそれはもう怒り狂ってた。…あれは怖かったよ」

「優殿は、モテモテだったのですね」

「そりゃ《町一の紳士》とも豪語されてたらしい」


女性に優しく女性絡みの面倒事しか持ち出さない奴だったし。容姿も内面も完璧ともなると自然と学校中レベル(他行の生徒や職員も含め)処か町レベルでファンがおよそ4桁は確実に居た程だ。


「ファンによる妨害工作もあったが、それら全てを美里が解決させたとかで誰も優との関係に口出ししなくなった」


方法は俺も定かではないが、そんな事は別にいい。まだ優の妹やガチファンの少数は諦めてないが成りを潜めている。


「そこから更にヒートアップしていった。優が他の女性と話していると嫉妬…それ以上の憎悪が籠った目を両方に向けて来たり、優の私物を漁ったり、優の行動を逐一把握しようとしている。流石に優はこの事に疑問を持ったようだ。それに彼女の事が不気味に思ってきたらしい。だから、優から別れ話を振ってきたんだ。優の考えは『自分達はあまり相性が良くなかったみたいだから、お互いの事は忘れてまた新しい出会いを探そうよ』だとよ。けど、それが最悪な事件を起こす()()()()()()()()()()()。それは…優の誘拐」

「誘拐…ですか」


あの時は流石に焦った。優が突然俺の家に来なくなって優の家を訪ねても昨日の夜から戻って来ないらしくてもう警察に通報したんだと。それで事情を説明しようと警察署に行くらしい。


「その事件は優が美里に別れ話を振ってきた直後に起こった。犯人は勿論美里だ。別れ話した後、優を誘拐しやがった。皆で手分けして探しても成果は得られなかった」


あの時は大変だった。優のファンなど警察も総動員で町中をそれこそひっくり返す勢いで探したが、全然見つかりはしなかった。


「けど、一週間後。優は見つかった。本人は意識がなかったのか全然覚えてなかったらしいが、その時から美里の姿は見なくなった。美里の家族は引っ越したと言われたが符に落ちなかった。そして、結局犯人は解らず仕舞いさ」


優は隠していたのか、はたまた本当に知らなかったのかは分からなかったが何故美里は優を手離したのか。優は捜索から一週間、何度も探した森の茂みの奥にあるボロ小屋の中にて発見され保護された。その時優は昏睡状態だった。


「それからは俺達はそんな事は忘れて平和な生活を送ろうとしたが、あの時再び優の前に美里は現れた。そして、グサリだ」


まだまだ符に落ちない疑問はいくつかあったが当の本人はすでに…


「その後、美里は優を殺した後、自分も自殺を図った」


それは俺が見てしまった光景。その光景は俺の脳裏に焼き付き離れないモノのひとつとなっている。


「お話しして下さりありがとうございます。それと紅茶などはどうでしょうか?」

「あぁ、頂くよ」


俺は憂鬱な気分になりながら、夜の風をハンモックととも吹かれながら景色を見ていた。とても先なんて見れない闇だ。けど…


(せっかくのチャンスだ。エンディングは一寸先闇の()()()()()()じゃなく皆の幸せの()()()()()()()の方がいいってのが望みだな)


これは優や地香の馬鹿どもに感化された影響じゃない。人は誰しも自分が幸せでありたいと望むだけだ。まぁ、何事もなけりゃいいのだが、そうも行かない。いつまでも…そして、()()()()()


「この事は、お嬢様にはお話ししても宜しいのですか?」

「あぁ、俺達が異世界人だってのも含めて皆に話してくれ」

「本当に宜しいのですか?」

「あぁ、何だかんだでアイツらとは縁ってものがあるし優も地香も顔見知りには真実を話しておきたいと言いそうだしな。それに、アイツらなら話しても大丈夫な感じがした。信頼してやってもいい感じがした」

「信頼の証と言う訳ですか」

「まぁそう取ってくれてもいいさ、別に隠すつもりもないが隠し事はアイツは嫌いだからさ」

「後、紅茶をどうぞ。私の手作りにございます」

「うん、…………………うまっ!」


驚いた。こんなに美味しい紅茶は生まれて初めてだった。こういうのにはうるさいほうだが文句の付けようがない程の味わい。思わず声に出してしまった。


「ふぅ~~~おいしかっ―」「うぅわぁーーー!!??」


いきなりの悲鳴。その声の正体は知ってる奴だ。その声の主がこちらに向かって走って来ている。それは優。寝巻姿で裸足で全速力で何かから逃げている。それは…


「どうしてぇーーーユウさん!」

「ちょっと、早いわよ!ユウ殿!」

「何故?!何故です!!ユウサマァ~~~!!!私はただ、ただ貴方とゲフンゲフン、グヘヘヘ!あっはぁ~~~んな事がしたいだけなのにぃ!!!!!」


「ちょっ!それが困るんです!」


さっき優に逆夜這掛けようしていた。ナーリ、ネリア、ラーシャの三人衆だった。


「ちょっとぉ!廻助けてぇ~~!」


こんな事が起きようとは。大方、寝ようとしてたらネリア達が突然やって来て驚いて思わず逃げたのか?結構三人とも凄い形相だから仕方ないな。


「やれやれ」

「いや、何?!ちょっ、ちょっとぉ~~~!」

「「「待って下さぁ~~…い!!!」」」


夜、紅茶を優雅に飲み。色男を追いかけ回す美少女三人を背景に異世界での記憶を思い返す。




これでもまだ異世界へ来て、まだ3日目だ。


3日っでこんなにクタクタで面倒事に巻き込まれようとは、この先が心配で堪らない。







この先は、光か闇か?




でも、何時だって俺は…


自分でみちを造り出す。

これで1章の本編は終わり、次は2章に…と行きたいんですが。その前にちょっと番外編を入れます。でも、どーしても入れたいんです。


本編には関係ないけど。

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