20話 決着?端から着いてんだけど
ついに決着!
待たせちゃったね!
では、どうぞ!
「敗北宣言!絶対不可避だよぉーーー!」
『ばっ、馬鹿なそんな事があるはずは!』
「だぁーってろ!ちょいと実験に付き合えや!」
この力を使いこなす為にコイツはただの実験台だ。既に決着はついてるし、その実験も兼ねて肩慣らしだ。
(俺の感覚的に三分かな?)
三分位ありゃー、実験は出来るは出来るし決着も着く。
「さぁー、やるぞ!」
『望む所よ!』
もう夕暮れ時に暮れて一面が紅く染まった。殺伐とした森に俺ら2人は獲物の持って佇み、砂利を踏む音がキシキシと耳に鳴り煩わしい。
(まずは単純に時間を止めてみっか!)
『はっあー!!!』
レイピアを俺の方に構え刺突を繰り出してきた。かなりのスピードで俺の間合いを積めた。
だが…
《時間の凍結》
そして、世界中の時が止まった。
俺以外目に写るモノ全てがモノクロと化し、全ての人、建造物、木々等が動きを止めている。
「とぉー、とぅやぁ、せいっやぁ!」
強化されたパンチを腹左腕右足に計8発叩きこんだ。
そして全ての時が刻まれる。
『ぁーぐぶぅーヘバラッーーー』
瞬間的に時は動き出し、瞬間的に計8発の拳の衝撃が走ったようだ。結構この瞬間的攻撃は効いたみたいだ。この《時間の凍結》は全ての時を対象に、3秒だけ時を止める事が出来る。まだ3秒程だが、俺にとっては十分過ぎる程の時間なのだ。
『な、に…が』
「あぁー知らなくてもいいから。後次行くぞ!」
《時間の縮小》
それを俺に掛け2秒を1秒にした。これは一つの物を対象に時間の流れを早める事が出来る。要するに時間を短縮化して俺のスピードを倍化したのだ。
(今の俺の速さはちょうど二倍!)
余裕で一発顔面に食らわす事が出来た。今アイツがどうゆう風に話してるかと言うと。
『なぁーーーあーーーにーーーっぐぅーーふぅーーーぅーーーっがーー』
こんな感じだ。滑稽だぜ。制限時間は俺が感じる時間の丁度一分間。あっもう切れそう。
「つーか、これはこれで疲れるんだなぁ」
『ぐっぐそーーー!』
この力を使うと制限時間終了時に倦怠感を感じる様になる。それは長くは続かないが、時間を止めたり早めたりしたから感覚がおかしくなったのかも知れないな。慣れればヘッチャラな訳にも行かない。その点も踏まえて今後の課題かな?
『ぐっまだだ、まだまだ!』
(こんな所で負けてたまるか!あんな腑抜けな魔王より、あの御方が魔界を…全てを治めるのに相応しいと私が実力行使して証明するのに…)
何だ?気になるは発言があったがこの際だから気にしないでおこう。さて、簡単な実験ももう済んだし。三分もそろそろかな?終わらせよう。
「おい!もう三分になりそうだからさ、何か言い残す事無いか?今なら大サービスでテメェーの事記憶に止めといとくぜ!」
『くうっ!ふざけるな、この私が命乞いなどとフザケタ真似をすると思ったのか!まだ決着は着いてないぞ!』
「…………………はぁ?決着?そんなの端から着いてんだけど?じゃー三秒前、三、二、一…あばよ!」
『はぁー、何を?っぅなんだこれは!』
魔族が自分の異変を感じたのは胸辺り、そこにあった核が徐々に亀裂が出始めて壊れ掛けている。
『馬鹿な、さっきまで、こんな傷は一つもついてなかったのに!』
「さっきまでじゃなくてもう既についてたんだよ!」
丁度、三分前にな!
《時間の修復》
それは、二度目の《時間の凍結》にもう付けていた傷を一回巻き戻し一時的に修復した。だが《時間の修復》の持続時間は丁度三分だけ。そうすれば効果が終了され元の状態、つまり傷がつけられた時の状態に戻るのだ。名付けて〈卑先天凰流・時間差戦法〉ってとこだ!
「何で不思議に思わなかった。今の俺ならテメェーの核位一秒程度で壊せたのに、何で壊さなかったのか?テメェーの足掻く姿を見るのと同時に実験も兼ねたんだよ。テメェーの足掻き様を見るのは楽しかったぜ!」
『まんまと、お前に…踊ら…され、ていたのか』
自分でも悪趣味だと思う。奴の胸の核の傷の亀裂は徐々に広がり、奴の体から悪き魔力が飛散していく。
『中々、卑怯…だな』
「まぁーこんなんでしか、俺は強さを証明出来ないし、何と言われようと俺の勝ちだかんな!」
そこだけは確かな事だ。
『負けは…負けですね。しょうが…ない』
(負けた方が悪いからね、こんな子に負けたなんてあの御方に恥ずかしくて顔向け出来ませんから、死んだ方がマシだわ)
「後、認めな!俺は強いってな!」
『フフッ、どう…して、かしら。私…なん…かの?』
「お前が強かったから。強い奴に俺の実力を認めさせるのが俺の強さの証明の一つだ。ただそんだけ」
『アハッ♪まぁー…どうせ宿主から…もうすぐ…離れちゃうし、別に私…に勝ったんだ…から。あんた…強かった…わよ』
そうやって笑う彼女はもう力が殆ど抜けていき弱々しくなってきた。
「ありがとな」
『後…貴方の…名前、教えて…くれない…かしら?冥土の…土産話に…しちゃう…から』
「おう、廻だ。仕恩廻だ。」
『フフッ、メグル…か。私の…名は…アブル・シーツ…よ』
「おう」
『じゃあ、さよなら…ね…』
そして、彼女アブル・シーツは魔力が完全に飛散していった。それにより、囚われていたレクトールが解放された。彼はぐっすりと寝息を立てている。
あぁ~悔しかったなぁ~でも、楽しかったよ
最後に彼女がそんな事を言った気がした。そんな言葉も風と共に消えていった。
「終わったのか?廻」
「さっすが廻じゃん」
2人が俺の元にやって来た。
「あぁ、レクトールさんを先に運んでけ!」
「じゃあ僕が!」
「廻は?」
「俺は………大丈―」
あれ?ちょっと力が入らなくなったなぁ。力を使い過ぎたのかな?
「あぁ~ねみーわぁー」
「ちょっ!廻、廻ぅーーー!」
「おい、廻!」
「大丈夫だって…ちょっと…眠たくなった…だけだから」
そう言って俺は意識を手放した。
俺は一つの大きな“壁“越えられたんだ。誇っていいよな。
~突破あとがき作者の部屋~
ドドドS女帝「呼ばれなくても〇〇〇を迸らせてやって来るぅ!久しいな家畜ども!お待ちかねのSM分別コーナーだ!」
作者「あのぉーーー、聞いてないんですが!」
ドドドS女帝「ふむふむ、じゃーぁ!今から変えればいい!」
~女帝様のSM分別場~
ドドドS女帝「さぁーてコーナー化成功だ!」
作者「ノォーーー!」
ドドドS女帝「まず貴様から分別しようと思ってが!貴様は性根が腐ってるのでパスだ」
作者「………………………」
(何か、複雑)
ラーシャ「はぁ~~最近ユウ殿の事を思い出すと何だか何とも言えない感じになるのよねぇー」
キラーーーン☆
ドドドS女帝「そこの小娘!貴様は普段はSとなり虚勢を張っているが、いるが!好きな異性の前ではその虚勢が剥がれ本来の姿となり甘えたがる隠れMだ!」
ラーシャ「なゃなゃなにを!」
ドドドS女帝「本当にいるのなら、まずは積極的にアピールして自分の素を出して甘えなさい。本当に思う存分甘えて我が儘を言いなさい。そうすれば、今までの違いでギャップって物が生まれて距離がぐぅーーーんと縮むはずよ!」
ラーシャ「えっ?!あっはい、ありがとうごさいます、お姉様!」
ドドドS女帝「NONONO!私は女王様よ!去らば、フハハハハ」
キラララーーーン☆
作者「分別コーナーが途中で恋愛の心得コーナーにチェンジしてんだけど」
オロロロホボロロロロ…
作者「ぜぇーーーぜぇーーー、次回はエピローグですよ1章の!」




