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1-435 特にオレには簡単でない選択肢

男性として生きる。

(・.・;)


その当たり前を先延ばしにする

広海の悩み事とは、、


「(医師)男性ホルモンの投与の

 開始を先き伸ばしたい??」

「(広海)…はい、、(;´・ω・)

 願わくばもうしばらく、、」


「(医師)…それは難しいね。。

 たしかキミは二週間ほど前に

 ホルモンバランスを崩して

 昏倒しているはずだ。。

 もう先延ばしにする余裕は

 ないと説明したはず、、」

「(広海)……わかってます。。

 わかってますがその、、」


「(医師)…お父さんからも何か

 言ってくださいよ。。

 息子さんは薬剤師の志望で、

 その見識もあるんでしょ。」

「(広海)…(;´・n・;)」



 1981年11月22日、、

 広嶋西北バレー部が男女とも

 県大会を制して二週間後、、

 (・n・;)


 俺はその…

 病院でゴネていた。。



 四カ月前に病気で男性機能を

 完全に失って、、

 そのため男性ホルモンの投与

 なしでは男でいられなくて、、


 けどもし男性ホルモンを

 使ったらバレー選手としては

 ドーピングで失格。。


 特に日本代表選手である俺には

 それ絶対に許されないから、、

 (´;ω;`)ウッ…



 俺はバレーを諦めた。。


 四か月間だけホルモン投与を

 先延ばしにして、

 先日の春高の県大会を最後に

 ひっそり引退したはず、、


 だったけど、、

 (・.・;)、、



 実はもう一つの選択肢がある

 というのはわかってる。。

 (;´・ω・)


 その道を開かんとしている

 相棒もいる。。


 けどそれは相当に非常識で

 普通常識では選べない道。。


 けどそれでも身内には…


 精神科医でもある父親には

 その機微は伝わるようで、、



「(丈太郎)広海、(`・ω・´)

 それはつまりどういうことか

 説明できますか??」

「(広海)…えっ、( ゜c゜;)」


「(丈太郎)…半端な気持ちで…

 早まることだけはしないよう

 重々に気をつけなさい。。」

「(広海)…(;´・ω・;)」


「(丈太郎)…鎮静剤と漢方で

 一時処置をしましょう。。

 それが効いてる間に…

 もう一度冷静になって将来を

 真剣に見つめ直しなさい。。」

「(広海)……はい、、

 (;´・ω・)」



 やっぱり、(;´・ω・)

 父さんにはわかってたかな。


 俺が…

 その選択肢をとる可能性が

 あるかもってことを、、


 もちろんそれはまだ可能性…

 いや、

 極めて低い可能性だと自分では

 認識していたけれど、、



 そうではなさそうだ。。

 (;・n・;)


 今たぶん俺は…

 誰よりも自身を理解してない。


 自分の未来を…

 どう生きるかに真剣に向きあう

 ことができていない。。



 …なぜか、(;´・ω・)

 それもたぶんわかってる。。


 だってもしその将来の可能性を

 表に出してしまったら、、



 今の自分は終了する。。

 これまで積み重ねてきたもの、、

 俺の健全な人生と将来、、


 全てを捨てていばらの道を歩む

 ことは確定事項になる。

 \(゜ロ\)(/ロ゜)/


 批判と中傷と奇異なものを見る

 目にさらされることになる。


 はっきり言ってデメリットしか

 ない選択肢ではある。。


 そしてたぶん…

 後にも引けない。。

 一度口にした時点で俺は、、


 変態野郎で確定する。。

 \(◎o◎)/! 

 つまり要するに…



 ビビってる。(;´・ω・)

 ものすごく怖いから、、



 まったく…

 こんな選択肢を自ら選ぶ人…


 いわゆるオカマさんはどういう

 経緯を経て最終決断にまで至る

 ことになるのだろう??

 (・n・;)


 もちろん…悩むだろう。


 けどオカマではないのになぜか

 同じ選択をとろうとしている

 俺とは全く異質の悩み方になる

 ことはわかる、、


 男の人生を捨てること、、

 女(?)の人生はは彼らにどんな

 メリットを与えるのかは正直

 俺には全く分からない。。



 そして俺にははっきり…


 バレーボール以外のメリットが

 人生においてないということ。


 彼ら彼女らの考える…


 本来とは異なる性別での人生に

 何があるのかが不明なこと。。



 ただそんな俺にとっては誰より

 適任な相談相手はいる。。


 いや、(・n・;)


 コイツがいなければ最初から

 この選択肢思いつくことさえ

 なかったのだろうけど、、


 その相手は…同居人。。


 しかもなぜか今は俺とは夫婦と

 いう立場だからその、、


 いつでも相談は出来るけど、

 しづらいのもまた事実で、、、



「(広海)なぁ翼、、(;´・ω・)

 ちょっと話があるんだが…」

『(翼)なぁに旦那様。(*・v・ *)

 ディナーしながらお伺いを、、』


「(広海)…ディナー言うな、(ーnー;)

 今日は時間をかけたくなかった

 から牛玉丼大盛りにしました。。」

『(翼)…牛肉たっぷりの大盛り玉子丼

 はディナーと思います。('v')/』

 

「(広海)…基準は肉だけか??(^^;)

 まぁお前の機嫌がいいのならば

 俺はそれでいいんだけど、、」

『(翼)…つまり、?(・ω・)?

 今日も何か話があるのかな??』

 

「(広海)…実は、(;´・ω・)

 今日は病院に行ってきたことは

 翼も知ってるだろうけど、、」

『(翼)…うん。(・n・;)

 たしか今後のホルモン治療について

 詳細を決めてきたんだよね。。』


「(広海)…そのはずだったけど実は…

 方針が決まらなくて…(;´・ω・)

 ちょっと延期になったというか…」

『(翼)……えっ、(・.・;)

 それはどういうことなの??』


「(広海)…だから、(/ω;\)

 俺がまだなんと言うかその…」

『(翼)…つまり…(;´・ω・)、、

 迷ってるってことか、、』



 …たぶん、(・n・;)

 伝わってしまったみたいだ。。


 そりゃそうだ。

 親父が察したくらいだ。


 妻であり相棒であり一番身近な

 当事者でもある翼がその可能性を

 意識してないはずはないだろう。。


 けど…当事者だから。。


 おそらく今現在は世界で唯一、

 その行く末をリアルに想像してる

 人物だから、、


 そして俺にとっては…


 一番多くの顔を持っている最も

 身近すぎる存在だから。。


 その答えも複雑だから、、



『(翼)…まず最初に、(`・ω・´)

 当事者として言うならば、、』

「(広海)……はい、(;・.・;)」


『(翼)口ごもるような段階で相談に

 来るべきではないよ。。('n';)

 どれだけ世間に嘲笑されて注目の

 的になるか知った上だよね。。』

「(広海)…いや、(/・ω・)/

 自分のことを注目の的って…

 嘲笑されてるわけもなし、、」


『(翼)…されてるよ、(`ーvー´;)

 それでも私はマシな方なの。。

 計画が完成する直前まで世間に

 内緒にできてたからだけど、、』

「(広海)…何か違うの??」



『(翼)…広海は、(・c・;)

 私の最も身近な存在だよ。。

 後追いみたいなことしたら世間に

 思いっきり嘲笑されるから。。』

「(広海)…うっ、(;´・ω・)」


『(翼)…まして男子日本代表。。

 その膂力を全開にしたら私以上に

 卑怯者扱いされるだろうね、、』

「(広海)……いや、(;´・n・)

 俺はまだそんなこと口にしては

 いないわけで、、」


『(翼)…口にできないなら、、

 口にしない方が絶対にいい。。

 生半可な覚悟でやってしまったら

 まず間違いなく後悔する。。』

「(広海)……(;´・ω・)、、」



 そりゃ…そうだ。。

 (;´・n・)


 どんな選択だってすれば必ず

 後悔する機会はある。。


 たとえどれだけメリットが

 勝ってもデメリットの側面が

 出ない選択などないはず。


 そして…


 俺がしようとしている選択には

 デメリットが多すぎる。

 (。-`ω-)


 オカマなんて奇異で変態な

 存在に自ら進んでなるなんて

 よほどのことなんだから。。。



 まして俺は存在を世間に…


 世界の舞台で示さなければ

 メリットを持たない。。

 改めて日本代表を目指すなら…


 コソコソするのなら最初から

 こんなことすべきでない。。


 俺はこれをするなら…


 日陰者として生きること自体

 選択できにないのだから。。



 あと既に男性機能を失ってる

 俺にとったって男の人生を

 失うことによる不利益は、、


 意外にたくさんあるみたい。

 \(゜ロ\)(/ロ゜)/


 特に俺の場合はその…



『(翼)…あとね、(。-`v-)

 私に相談したいのなら最初に

 一言だけ言っておく。。』

「(広海)…えっ、(・n・;)」


『(翼)私は…広海の妻だよ。

 期間限定の約束があるけれど

 広海がその選択をしたら…

 …わかってるよね。。』

「(広海)……ああ。。(;´・c・)」



 そりゃ…そうだ。。

 (;´・ω・)


 夫である俺がその選択を…

 男性の人生を捨てるという

 選択をするというのは、、



 夫婦生活の終了。

 (・.・;)


 俺の一方的な事由による

 離婚なんだから。




広海がしようとしてること。

なぜ悩んでいるかということ。。


みんなもうわかっている。

(;´・ω・)


けどそれでももし言葉にすれば

それは…


全く違うことにもなるから。。

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