魔道士認定会 2日目 その11
オレンの体力ゲージが赤色になった時、スタジアムのディスプレイには“winner Follen“と書かれていた。
「勝ったんだな」
そう呟くと緊張の糸が抜けていく様に集中力が抜けていく。
するとさっきまで聞こえなかった観客の盛り上がった声が少しずつ聞こえてくる。
手の中にはまだ透き通っている劔が収まっていた。
しかし、集中力が抜けたからなのか上手く形が安定しない。そして、ついに劔は大きな音を立てて四散していった。
「お前、今の魔法はなんなんだ。」
声のする方に向くとそこにはオレンが立っていた。腹部には大きな切り傷があり、今でも血は止まっていないのが分かる。更に、魔力不足で顔色も悪いのだが、それ以外はいかにも平然を装って立っていた。
「あれは、精錬魔法だ、造形魔法如きではあのサイズの剣は出来やしない、お前、その魔法どこで身に付けた」
オレンは興奮した様に問い詰めてくる。
「俺にも分からない。あの時は無我夢中だった。精錬魔法なんて本で読んだことはない。」
はっきり答えるとオレンは少しフラついた様子を見せたが、すぐ態勢を立て直すとこちらに背を向けて歩いて行ってしまった。
「…それがお前の強さなのかもな……」
風に乗って微かにその言葉は聞こえてきたその声がオレンの呟きなのかは分からなかったがその言葉は次の試合に向かわせるには充分な言葉だった。
こんにちは、遊星歯車です。
最近暑いですね。室内勢な私にはきつい温度です。ちなみに昨日は外に出て3時間ほどでギブアップしました。
皆様も暑さと体調にはお気を付け下さい。
あと、寝不足とガチャの爆死にも。
それでは




