56/81
魔道師認定会 午後 その1
「よかったじゃないか」
振り向くとそこには最強剣士と名高いニール=フィンがそこに立っていた。
「よくないですよ...」
思わず、言葉を漏らす 俺の手にはさっきもらった出場変更の紙があった。
「下手しない限りBランクの称号が確定したようなもんだぞ」
「その下手したら、が怖いんじゃないですか...」
「なんだ、情けないなぁ、お前、そんなこと気にしてたのか...」
その言葉に俺は返すことができなかった。
すると彼女はこちらに正対になって、いつもより強張った声で言う
「いいか、フォレン、今までお前のやってきた努力はそんなものか?」
俺は首を横に振る
「なら、しっかりしろ!お前の磨いてきた技術が嘘を付くことはない!」
それでも、心のおくの何かが完全に無くなった訳ではないが、幾分か楽にはなった
「さっきよりいい顔になったじゃないか」
そう言うと、彼女は控え室に向けて歩き出す
午後の部は俺より先にニールの出番のほうが早かったのはすぐその後知ったので、さっきの会話が果たして、弟子の成長を喜んでいるのか、はたまた悔しがっているのかは分からなかった。
読んでいただきありがとうございます
やっぱりニールさんは書いてて楽しいです。一応ニールさんはモデルがいるので想像しながら書いてます
ぜひ、ブックマーク、評価等よろしくお願いします




