ニールの気持ち
エール武具店を後にして街の端まで歩くとそこには誰もいない開けた海が見える場所に出た。
港町の小さな防波堤は視界に入ってくる海を阻害することはなかった
「フォレン、これは私とエールからのプレゼントだ、受け取れ」
そう言うとニールは一冊の本を差し出した
「これ、なんですか?」
俺は聞き返す
「これは二級魔道書だ、きっとお前の力になるだろう」
「貰っちゃっていいんですか?」
「あぁ、言っただろ、私とエールからのプレゼントだって」
俺は本を受け取ると、ニールさんはどこか満足そうな笑みを浮かべていた
「少し使ってみろよ、大丈夫だ、此処には誰も来ない」
「わかりました」
そう言って魔道書を開くとそこには、詠唱からイメージの仕方まで書いてあった、適当なページを開いて読み始める
「氷の女王、シヴァよ、我が魔力を糧に大気の熱を奪い給え」
すると、魔方陣が一つ出てくると、そこから氷山の一角のような尖った氷が現れた
「うん、やはりいいな…」
ニールさんは笑みをこぼしながら呟く
「なぁ、フォレン、私と…その……付いて来てくれないか……」
彼女の顔はこれ以上なく赤かった
「ニールさん、何言ってるんですか、まだ教えて貰いたい事は一杯ありますよ!だからどっか行くわけないじゃないですか!」
「そ、そうだな、ふふっ、二ヶ月だ」
彼女は呟く
「何が二ヶ月なんですか?」
「二ヶ月でお前を一流まで育てあげてやる、覚悟しておけよ、ふふっ」
「はい!」
今日はフォレンに言いたい事は言えなかったが、きっといつか、面と向かって言えるだろう
「お前が、好きだ」
「ニールさん、早く行きましょうよ!」
私の初恋の相手は私を急かしている、しかし、今はこれで良いだろう、期待を持ちながら彼に答える
「さん付けするなって言っただろ!」
そして、私は歩き始める
読んで頂きありがとうございます!
終わりっぽい雰囲気醸し出してますがまだ続きます!
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