才能
「さて、討伐を始める前に、一ついい事を教えておいてやろう、実はビックワームにはもう一つ弱点がある、それはこれだ!」
するとニールさんの左手の平に小さな火が出現した
魔法…ですか…
「如何にも、しかもビックワームの良いところは初級魔法でしっかり倒れてくれるところだ!」
彼女のテンションはとても高い、さっきサンドイッチの出来を褒めたことがでかいのかもしれない、意外とちょろ……なんでもない事にしよう
「さぁ、一通りの流れを教えてしんぜよう
まずぅー、心の中で赤を想像する、それから赤の中で燃え滾る火を想像、
つぎにぃー、詠唱する”火の妖精よ汝、我に力を貸し給え”
そして、撃つ!どうだ簡単だろ!」
テンションが最高潮まで達しているらしく、もう抑えることは全く出来ない
わかりました、やってみます、
まず、心の中で赤、そして燃え滾る火
左手には大量の魔力が集まってくる
そして詠唱”火の妖精よ汝、我に力を貸し給え”
左手の魔力はもう抑えられない…
ここが限界だ!…撃つ!
すると撃った瞬間、隣から二重結界…と言う声が聞こえた、
そして、左手から放たれた魔法は高さ3mほどの火柱を作り、ビックワームは一溜まりもなかった、
「ふぅ、間に合った…」
彼女はそう呟いた、
「まさか、初級魔法で森全体を焼き尽くす程の威力があるとはなぁ、結界が間に合わなければ、みんな焼け死んでたな…」
そのころ俺は魔力放出多量で倒れていた、
「まさか、意外な才能だなふふっ、仕方ない、今日のところは連れて帰ってやるか…」
すると彼女は軽々担ぐと小さな民家へと歩いて言った




