激戦の後~オーバー~
あの警報が鳴ってから1ヶ月が過ぎた。…早いな。あれから大変だったらしい。上の被害があまり無かったのが不思議だよ…外に出るのに三日かかったけど、出てみたらすごいことになってたからな~。壁は所々ボロッボロだし、なんか上のほうから丸くぶち抜かれてるし、おまけに第三部隊?の人達は包帯まみれだし…で、ホルムはなんか気を失ったまま五日間位目を覚まさなかったし…
「はぁ~~~…」
「ずいぶん長いため息だね…どしたの?」
ちなみに俺は今、修練場にいる。一応戦闘に参加したいからな、戦うのは嫌だけど。まぁ修練場に来たのはいいけど、ここに入った瞬間からずっとついてくるこいつのせいで練習出来ないけど。
「なにを練習するんだよー。それと無視すんなー」
「うるさいな…さっきからなんだよお前…名前くらい言えって」
「うーん…名前…かぁじゃ、いいの考えてよ、私センスないからさ」
名前ねーのかよ!!知るか!!自分で考えろ!!…って言っても考えないだろうな…俺の中の第六感だか、第七感だが知らんがそう告げている。
「じゃあ名無しのゴンベでいいんじゃねーの?ゴンベで。」
「うわ~…ゴンベとか…ないわ~それはないわ~…せめてさぁミナヅキとかにしよーよ~」
あんじゃん!!自分のアイデアあんじゃん!!じゃあそれでいいだろ!しかもミナヅキって!もう少し女っぽい名前にしろよ!
「じゃあ…ミナヅキ?何でさっきからくっついてくんだよ邪魔だからどっか行け」
ミナヅキはにやにやしてまわりを見渡して、
「それはね~…君の能力が面白そうだから~!」
は?なに言ってんだこいつ。そんな人の会得する能力が分かるみたいな感じでいいやがって。大体どんな能力なん…
「んーとねー…君の能力はぁ…反射神経だね反射神経。いやぁ面白そう!!」
何で心の中の言葉が分かったんだよ…まぁそれより反射神経って…どこが面白いんだよ。
「何で分かるんだ?俺が反射神経の能力だって」
「うーん本当は言っちゃ駄目だって言われてるんだけどね~ここは人が少なかったからさ~何で分かるかっていうと、まぁ私の能力だよ能力。」
ふーん…まぁどうでもいいか…ってよくないな、全然よくないな!!そんなんわかったら何か…すごいぞ!!(曖昧)
「じゃお前あそこにいる奴の能力も分かんの!?」
と、奥の奴を指さした。そいつは睨んできたが気にするな!
「だから~そんなにほいほい言えないんだよ。つまらないでしょ~わかっちゃったら。」
うーん…つまらんとかの問題か?まぁ言えないならいいや、どっか行け。
「ま、そうだね。君に用はないからさ。どっか行くよ。」
ッ…また心の中を…まぁいいや、やっと練習に専念できる。
「さてと…何するかな…筋トレでもするか…」
ここにはあまり人は来ない。闘技場なら沢山いるけど。いない日には貸し切り状態になる。俺は入って間もないからここに通いつめている。筋トレとかを主にやってる。まだ実戦なんて出来ない!!…でもたまにバクーさんが手合わせ、とかいってやってくる。あの人マジ強いっす。でも何故かいつも悔しそうに帰っている。何でだ?…一週間に一回位のペースで来るからこっちも疲れる…
「オーバー殿!!手合わせを!!」
またきた!?もうやだこの人…
「勘弁してくださいよ…三等兵の俺と中将のあんたとじゃ勝負は…」
「問答無用!!」
パァァン!!!!
ッ…!!話聞けェ!!毎っ回拳銃みたいな音出して踏み込みしやがって!!
それからも次々と繰り出される技に俺はやられたのだった…とはならなかった。ミナヅキが言ってた事もあながち間違いじゃないかもな。全て間一髪で避けてやったぜ!!……避けるだけで何にも出来なかったけどな……
「くっ…また一発も当てることが出来なかった…次こそは当てて見せます!!次こそは!!」
やめてください!!マジで!!死んじゃうんで!!
はは…もう来ないでね~と心の中で祈る俺なのであった。
こんな感じで生活して1ヶ月もたった。少しは成長してんのか俺?
ミナヅキ
他人の能力が分かる。ガロロンのお友達?男っぽい女。




