激戦の後~クロロ&アベル~
クロロ
ホルムの兄。前回よりも位は上がり、小将になった。
アベル
前回戦力になれなかったことを悔やんでいて、鬼気迫る勢いで特訓中。こちらも位は上がり、准将になった。
前回の戦いで全く戦力にならなかったクロロとアベルの二人はあれから毎日闘技場に通っていた。
「こうして毎日闘技場に来てもう1ヶ月だな」
「ああ、そうだったっけ。こう毎日行ってると時間感覚無くなるな~」
クロロは相変わらず気だるそうだが、前とは全く違った雰囲気を出していた。アベルに至っては、上官か同期以外は話し掛けられないほどの威圧感を漂わせていた。二人は少しの休憩の後、また手合わせに戻った。
「クロロ、お前は何で最近そんなに気だるそうなんだ?」
アベルは質問しながら自慢の薙刀を振り回す。
「だってよ~こんなに体動かしたの初めてだし」
そう言いながらクロロは軽々と薙刀をかわし、能力の磁力で反発させて薙刀を吹き飛ばす。
「…俺はお前みたいな能力もないし、余裕も無い。だから前は敵の力を見極めれずに…自分の部下を傷つけてしまった」
アベルは悔しそうに拳を握る。クロロは心の中で、いやお前が能力手に入れちゃったら誰も相手出来ないから!!とツッコんでいた。
「余裕っていうか…ていうかお前のほうが強いじゃないか、俺なんか能力だけでここまで上がってきただけだし」
クロロは頭を掻きながら続ける。
「…お前だけじゃねぇよ悪いのは。だからそんなに根詰めてたら体こわすぞ~」
クロロはにやにやしてアベルを見ている。
「…ありがとう。そんなこと言ってくれるのはお前だけだ。お前は昔からそうだった…」
クロロは回想モードに入ろうとしたアベルを遮って、
「はいはい、そんな昔の事考えんのいいから始めよーぜ」
「……そうだな」
それからも夜遅くまで二人は手合わせ、というか本気で戦っていた。周りを巻き込みそうになるほどに。
手合わせが終わり、部屋に戻る道中で今度はクロロが話し掛けた。
「お前さ、新入りについてどう思う?」
アベルは水を飲んでハァーと一息ついて、
「あぁ、オーバーって言う奴だろう?…わからんな。部屋は近いが会ったことが無いし。まぁ何故かバクーさんの目の敵にされてるって聞いたが」
ふーん…とクロロは興味なさそうに言った。
「実はさぁ…俺に妹がいるの、お前知ってるだろ?」
ああ、とアベルは返事する。
「確か…ホルムだっけか?」
「そう。そのホルムがさ、なーんか恋してんだよなぁ」
アベルは飲んでいた水を吹き出して、えぇぇぇぇ!?と、大げさな驚きかたをする。
「何で分かるんだ?その……恋してるって」
クロロはうーんと考える素振りを見せて、
「何か大体わかんだよ。まぁ、兄弟だから?で、その相手ってのが…なんと新入りっぽいんだよな」
ふーん…と今度はアベルが言った。だがクロロと違って興味津々なようだ。
「いやぁまさかお前の妹が恋なんかするとはなぁ…そいつのいまの位は?」
「確か…最近大佐いったっていってたな。あいつ嬉しそうに話してたよ。位が上がった、って」へぇーと言った後にアベルはなにやにやして
「おいお兄ちゃんよ、応援はしないのか?ホルムの。それとも俺の妹を取りやがって!!許せない!!とか思ってんじゃ…」
クロロは思い切りアベルの頭を叩いて
「バカか。んなこと思ってる訳ねーじゃねーか。応援?そんなんしねーよ、面倒くせー。大体どう応援するんだよ」
はいはい、そう熱くなるなよ、とアベルはクロロをなだめた。クロロは、別に熱くはなってねーよと頭を掻き、気だるそうに答えた。
話してると部屋についた。二人は部屋に入るなり風呂に入り、すぐに寝た…とはならず、アベルがやけにクロロの事をいじって、寝かせなかった。
「作者のやろー、いきなりラブコメに転換させんなよな…ま、お陰でアベルも元気戻ったからいいか~」
ホルムの恋話についてはあんまいじりません。今は。記憶の断片に置いてくれたらいいです。
アベルのキャラが定まってないような気がする…




