敵侵入
アベル
第三部隊の隊長。まだ結構若い。薙刀一本で突き進む、勇気ある兵士。
クロロ
アベルとは同期。ホルムの兄。いつもやる気がない。が、能力は強く、一応準将。磁力を使って色々する能力を持つ。
「はぁ~…今日はなんか疲れたな…」
寮の部屋のベッドの上で俺は呟いた。確かに今日は疲れたな。
「明日良いことあるよ…疲れたのなら早めに寝な。」
後ろでゴルゾラが椅子に縛られていることは目を伏せといて…
「明日か…そうだな。おやすみ」
おやすみ、といいながら、ホルムはゴルゾラが縛られている椅子にダイナマイトを設置していた。……それはちょっとやり過ぎじゃね?
はぁ~ぁ明日何しよっかな~とか考えながら俺は眠りについた。
ボカァァァァン!!!!!!
「うわあッ!!」
壮大な爆音で俺は目が覚めた。まだ寝ているホルムの向こうのゴルゾラが、煙を吐いて気を失っている。ていうか本当に仕掛けたのかあのダイナマイト。俺はゴルゾラを心配して声を掛けようとしたその時、
「やぁ…ゴホッ!おはよう…全くホルムちゃんのいたずらには困ったものだよ…まぁ、爆破したいほど僕がすきなん…!」 ボンッ!!
椅子の裏についてたらしい小型の爆弾が爆発した。ナイスタイミング!!…てゆーか頑丈だなゴルゾラ…それだけやられたら心折れるぞ絶対。
「ん…おはよ…オーバー」 「おう」
ホルムが起きてきた。まだ起きたばかりなので当然パジャマだ。普段のクールさからは想像もつかない可愛いパジャマだった。
ホルムはゴルゾラに二、三発パンチを入れて、洗面所に向かった。
「そういえば、説明してもらったの?位のこと」
ホルムが洗面所から言った。
「まぁ、一応聞いたけど…一気に言われたからよくわかんなかった。だから教えてくれ」
というと、ゴルゾラがいつの間にか背後に立っていて、
「ホルムちゃんは今身だしなみを整えている最中じゃないか…僕が教えるよ、この僕がね!」
「あぁ…激しく気乗りしないが頼むわ…チッ」
こいつに教えられる何て嫌だ…あのガロロンもこいつのことは相当嫌ってたみたいだからな…昨日は2時間位愚痴(というかほぼ悪口)を聞かされたから…
「まず、一番下つまり君の位は三等兵だ。」
そこはわかるんだよ~わかんないのはその後なんだよな…
「そしてその上が二等兵、一等兵となる、ここまでいいかい?」 「おう」
おぉ…こいつがこんなに真面目に説明してる何て正直びっくりだ。
「そして、軍曹、曹長…このあとは小、中、大と続くのが多いよ。」
「あぁ…たしか小尉とか小佐とか小将とかだろ?」
「わかってるじゃないか…でも大佐と小将の間には準将という位がある。そこも忘れないようにしてくれよ」
何か…真面目過ぎて気持ち悪い!!こいつがこんなに真面目に説明するなんて!!
「ありがと、大分分かったわ」
「まぁ、感謝したまえよ…この僕に教えてもらったのだから…」
あ、戻った。まぁ教えてもらったことは覚えておくか。それより今日は何をすればいいんだ?訓練とかないのか?
「ないよ」 「そうか…て、何で心の中が分かったんだよ!!ていうかないのかよ!!じゃあどうすればいいんだよ今日は!!」
この軍の奴等は心を読む能力を持っているようだ。そしてツッコミ?が我ながら長かったと思う。
「まぁ皆自主的に修練場とか行ってるからね…」といいながらホルムが洗面所からでてきた。てか皆偉いな。てゆうか…
「何で学校の制服着てるんだ?しかも高校の」
「ん?これから上の学校に行くから」
まぁ…色々と聞きたいこととかあるけどまずは…
「お前高校卒業してねぇの?」
「まず私の地域は学校がなかったから…だからここに入ってびっくりした。それまでは勉強なんて自分だけでやってたから。」
ふーん…大分貧しい地域にいたのか…?ていうか地域って。族じゃね?
「ちなみにそこは族じゃない…何処にも属してないいわゆる霧の村ってとこだよ」
霧の村…ねぇ…聞いたことあるな、確か…ってこんなんで文字数使ってる場合じゃない!
「そうか…まぁ行ってらっしゃい。」
「…いっいってきますっ…」
ん?妙にぎこちないな…もしかしてこういうやり取り初めてなのか?しかも微妙に頬が赤くなった。意外と可愛いとこあるな。
ウーッ!!ウーッ!!ウーッ!!
突然警報?が鳴った。でもさほど驚かなかった、慣れたから、こういうの。
「他の族の者と思われる者が侵入した模様!!只今、闘技場に向かっています!!…ッうわあっ!!」
ん?何か…嫌な予感がする…(フラグ)
「バァァァルカァァァン!!!!まだあの時の決着はついてねぇッ!!出てこいやぁ!!」
誰だ…?バルカンに用があるみたいだな…ていうか大分非常事態みたいだ。部屋の鍵が閉まって出られなくなった。安全のためだろう。遠くからバァァァルカァァァン!!!!という雄叫び?が聞こえる。大丈夫なのか?野次馬としていきたいけど部屋から出られない…ッ
~一方、闘技場付近~
ここからは、ナレーションでお送りしま~す☆byライン☆
「第三部隊!!敵を殲滅せよ!!」
「アベル…殲滅は言い過ぎでしょ…しかも敵一人だし。捕らえる、位でいんじゃね?」
隊長のような風格のアベルの横で、クロロはやる気なさそうにいった。
「わっはっは!!すまんすまん!!久しぶりの実戦でな!!血が騒ぐわ!!」
「お、敵さん来たみたいだぞ?」
アベルの真横の壁を破って敵は現れた。
「バルカン!!何故隠れる!?早くでてこぉぉい!!」
ドデカイ雄叫びをあげながら派手にここまでやって来たようだ。体に沢山血がついている。
「おいおい…もしかして誰か殺られてんじゃねぇだろうな…」
クロロが頭をかきながらいった、と同時にアベルが敵に向かって自慢の薙刀を振りかぶった。
「貴様…俺達のことは無視か?さっきからバルカン、バルカンと…腹が立つ…!!クロロ!!」
あいよーといいながら後ろを振り返り、
「全員、一斉射撃~」
「待てぇッ!!てめぇらどいてろ!」
闘技場からバルカンがでてきた。瞬間、百人辺りいた兵が一瞬にして何かに切り刻まれた。
「チッ…遅かったか…」 「やっと出てきたか…バルカン!!」
最後のは兵はやられたけどアベルとクロロはギリギリ避けてます。霧の村についてはまた次回に回します。
それと、前回のガロロンの私服についてオーバーはほどパジャマみたいな~とか言ってたけれど初登場では白いワンピースじゃん!!どうなってんの!?大丈夫です。オーバーが言っていたのは軍服のことです!!(ごまかし)ガロロンの軍服は沢山あります!!(ごまかし!!)………すいません…




