放り込まれた
「──!!…──い!!…─おい!!」
う…うぐ…何か覚えのある始まりかた…
「おい!!聞こえるか!?おい!!」
「うーん………?」
「チッ…やっと起きたか。…聞きたい事は山ほどあるが…何でここに来た?」
………?……???…何言ってんだ?誰だこいつ。
「さっさと答えろよ!」
「うるさいな!知らねーよ!!」
失礼な態度だぜ。何にも答えてやらねぇ………ってあれ?
「バルカン?」
「そうだよ!…もうお前いい!!どっか隠れてろ!!」
あれあれ?イッタイナニガドウナッテンノ?………記憶を辿って思い出してみよう。
「あんちゃん!ちょっと来てくれんか!?」
そうそう。俺はおっさん大将に呼ばれてたんだっけ。
「何で俺が…」
で、渋々自分の部屋から出て…
「おお!やっと出てきたんかいな。ちょっとこっち来てここら辺見てくれ。」
曖昧だなーと思いつつも…そっちに行って…
「これは多分あんたらんとこのやつやと思うよぉ!…ほれ、早よ早よこっち来て!!」
うるっせぇなこのおっさん。とか心の中で罵りながら、おっさん大将のとこに行って…
「ほれ、ここらやここら辺。」
「ん…?どこっすか?」
で、おっさん大将の言う『そこ』を俺が覗き込んで…
「そこん辺り…そう、そこだよ…くくっ…」
何かおっさん大将の声、変わったな~とか思ってたら…。
「そこなんだよぉッ!!」
後ろから蹴り飛ばされた感じがして…って。
「完っ全にその声の主のせいじゃねぇか!!」
「馬鹿野郎!!声がでけぇんだよ!!」
「見…つけたーぁ……」
おおっと。ついつい叫んでしまったぜ。…今の状況を簡単に説明すると、他の軍から来た奴に襲われてるって感じかな。
「取り敢えず離れてろ!!出来るだけ遠くにな!!」
じゃ、逃げた後に詳しく説明するよ。今はお言葉に甘えさせて頂きます!!
「……?…おー…ばー?…引き入れ…に成功…したのかーぁ…」
全力逃走!!全力逃走開始!!
「標…的が増え…た…ぁ?けど…問題…なし…」
「何ぶつぶつ言ってんだよ!!お前の相手は俺だが!?」
俺の背後で物凄い音がした。実況したいところだが、今はできない。
「うーろ…ウーロ…」
「けっ!!相変わらず気持ち悪ぃなぁ…」
「虚…虚…」
突然、バルカンの相手が消えた。
「またそれかよ…もう飽きたってんだよ」
そう言うと、バルカンは落ち着いて、マシンガンで左斜め後ろの何もない所を撃つ。
「ぐぁ…ぁっ…!!」
すると、さっき消えた奴が呻きながらバルカンが撃ったところに現れる。弾に当たったようだ。肩と足から血が出ている。
「何だぁ?さっきは俺にお熱だった癖によぉ…さっきの奴が出てきた瞬間…そっちにいくのかよッ!!」
まだ立ち上がってない相手に、ジェットストライクをお見舞いする。相手は当然吹っ飛ぶ。
「おーい…これで終わりとか思ってねぇよ……なっ!!」
さらに、その逆からもう一発。相手の体から、骨が折れたのだろうか、嫌な音がした。
「ぅ…もう…限…界…?撤退す
…るのです…?」
また姿が見えなくなった。だが今回は撃たない。いや、撃てない。本気で探しても見つけられなくなった。居なくなったらしい。
あービックリした!あービックリした!!…まぁ逃走成功…したと思う。
さっきの説明の続きをしよう!
どうやらバルカンは、俺達参加者が部屋に移された後もずっと戦っていたらしい。で、後少しでぼこぼこに出来るって所で、俺が落ちてきたらしく(俺自身は落ちてきたのか分からない)、即座に隠れて……と言うわけらしい。……え?もう遅い?まぁ良いじゃないか。一応したかったんだよ。話のほとんどが、らしいだけども…まぁ人から聞いた話だからな…自然にそうなるだろう。
「にしてもバルカンの相手の奴…どっかで見たことあるような…」
とてつもなく嫌な予感がするぜ!!
ジェットストライク?なにそれ~wwwwwwww
って言う人は、『戦争終結?』を見てくだされば、分かると思います。




