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MaSコラボ配信!

 あれから名前は正式に雪月冬雨に決まった。そして名前が決まってからというもの…


「またコラボ申請かぁ…」


コラボ申請が増え続けている。形状はエコーボイス所属となっているがこういうコラボを管理するマネージャーなどが俺にはいないため実質個人でやっているような状態で、なかなかうまく捌けていない。


「どうしたものか…ん?桜さんからもコラボの申し出?直接言えばいいのに」


俺はまだ桜さんのマネージャーとして働いているため桜さんと会うタイミングも多い。なのに何故アスコード経由で送ってきたのだろう?


「桜さんとはコラボ多めにする予定だったからいいタイミングだな。」


その後もいろんなVtuberの人たちのコラボを決めていった結果、週2のペースでコラボすることが一ヶ月間丸々で決まってしまった。


「なかなかハードだな…」


できる限り桜さんのマネージャーとしての業務を優先した予定にしているが、それでもほとんど休みがないレベルだ。


「まぁ今は有名になっているだけで、すぐ冷めるだろう」


そう、今コラボがたくさんきているのは俺が珍しいポジションにいるからに過ぎない。多分俺本人を見てコラボを申請している人たちは少ない。現にコラボを申請してくるのは主に6期生以降の人たちで、長年活動している人たちとのコラボは未だふわりさんとしかしていない。俺がどんな性格でどんな関わり方をしていいのかわからないときに話しかけるのはある意味リスキーとも言える。俺が良くても俺のファンにはそういう関わり方はしないでほしいなどが出かねないから尚更だ。故にそういう年長の方たちは慎重なのだろう。


 そして二日後…


『こんさーくら!みんな大好き花咲桜だよー!』


《こんさくら!》

《キタァ!》

《待ってました》


『今回は待ちに待ったマネージャーさんこと雪月冬雨さんとのコラボです!』

「皆さんこんにちは、桜さんのマネージャーをさせていただいています雪月冬雨です」


《いつくるかなって思ってたけど結構かかったね》


「その件に関しては私がVtuberとマネージャーの両方の業務をこなせるかの確認と桜さんの日程もあったのでこうなった感じですね」


本来ならふわりさんより先にコラボをしておきたかったんだが、そのタイミングは桜さんがすでにコラボをいくつか予定していたためこのようになった。これのせいで若干不仲説が出たりもしていたが、俺も桜さんもあまり気にしていなかったので、いつの間にか鎮火していた。


「今回もMaSですね」

『その通り!やっぱり私たちがやるならこれしかないですよね!』


こうして俺と桜さんのMaSコラボ配信が始まるのだった。この配信でとある企画にお呼ばれするのだが、この時の俺たちはまだ知らない。

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