表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

87/97

第七十七話 せっかく異世界に来たんだから、サバイバルで生き抜こう。

よろしくお願いします。


面白いと思っていただけたら、ブックマークと☆☆☆☆☆を★★★★★にお願いします。

周りは暗闇に包まれていた

この辺りには光る魔結晶がないようだ。

だが、微妙にだが何かの音は聞こえる。

俺は〈フラッシュ〉であたりを照らした。


グオオオオオオ!


「やっぱり」


聞こえた音はやはりモンスターの足音だった。

十数体のギガントたちが横になっていたのだ。

しかも、入り口から出てきたものよりも二回りは大きい。

俺のフラッシュに目がやられたギガントたちを〈ビーム〉をより早く、貫通力を高めた〈レーザー〉で打ち抜き次々に倒していくのだった。

だが、倒したそばから次々と新たな敵がやって来る。


「逃げるしかないか」


再度〈フラッシュ〉でギガントたちの目つぶしをすると俺は光る魔結晶が近くにある通路の方へ走る。

だが、前からもギガントたちがやってきたのだ。

後ろに戻っても多くのギガントがいる。

あそこで攻撃し、騒ぎをお起こしてしまったのは失敗だったようだ。

これ以上騒ぎギガントが集めるのも悪手だと考え、通路の陰で隠れて去っていくのを待つことにする。

もうすぐでギガントが俺の横を通る。

屈んで息を潜ませた。

前から来たギガントたちは通り過ぎる。

その時にギガントを確認すると手に武器を持ち急いでいるようだった。


グルル?


何かに気づいたのか、一体のギガントは去り際に振り返る。

気づかれたか?

俺は攻撃の準備をする。

だが、他のギガントに急かされ確認もせずに去っていくのだった。

俺は一息ついて走り出した。



しばらく隠れながら出口を探すが、ギガントたちが動き回っていて思うように動けなかった。

確かデバミさんの話では百年以上巨人の森として無暗に中には入ってはいけないと言われ続けてきた森の、更に奥地にあったダンジョンだ。

ギガントたちは自分たち以外の存在がダンジョン内にいるなんて露ほどにも思っていなかったのだろう。

突然の侵入者に慌てているのかもしれない。

幾つかの曲がり角を曲がると俺はギガントが入れないような小さな穴がそこにあり、逃げ込むのだった。


「まるで小人になったようだ」


ギガントや巨人族の魔物が暮らしていたダンジョンだけあって通路も部屋も大きかった。

それに、ダンジョンはその特性上、人工物の様な作りになっている。

これはダンジョンが人族をおびき寄せるためらしく、ここのダンジョンはレンガ造りのようになっていた。


「なんとか、ダンジョンを出るための方法を見つけ出さないと」


『誰かいるの?』


聞き覚えがある。

でも、この世界の言葉ではない声に振り返る。


『あなたは?』


そこにいたのは見覚えこそないものの一目でわかった。

この子は前にいた世界のいわゆる女子高生と呼ばれる女の子なのだと。


「えっと、俺は」


『ど、どうしよう。言葉が分からない』


「あ、そうか。でも、昔みたいにしゃべれるか?」


俺はなんとなく昔の言葉を思い出しながら、それとなくしゃべってみる。


『コンニチハ、ワタシノナマエ、ルヴァン」


めっちゃ片言。

転生してから一度も使ってないから、そうなるわな。


『私の言葉分かるの?』


「えっと、」『モトモト、ワタシ、ニホンジン。テンセイシタ。ナガイツカッテナカッタ。カタコト、ゴメン』


『いえ、大丈夫です。私は東雲しののめ りんです』


『アナタダケ?』


「奥に幼馴染の雄太がいます。でも、ここにきてすぐに」



俺は東雲さんに連れられて奥に行くと、そこには苦悶の表情の男の子がいたのだった。

しかも、右肩から先がない。

布で何とか止血しているが。

他にも体中いたるところから血が滲み出ていたのだ。


『チリョウ。サガッテ』


『はい』


俺は男の子に〈ヒール〉をかけるが治りが悪い。

やはり、体力的にかなり消耗しているようだ。

だとすると、〈ヒール〉より負担が大きい〈リカバリー〉はもってのほかだ。

〈介助〉を発動すると体中の傷が消え、表情は和らいだのだった。

だが、今だに顔が青白い。

血を流し過ぎたのだ。

それに、二人とも痩せてしまっている。

とりあえずは食べ物の確保が必要だろう。


『ゴハン、トッテクル。ココマツ』


『はい』


だが、食べ物なんて探して簡単に見つかるのもではない。

なので、手ごろなそこら辺にいるギガントを狩ろうと思う。

少し探すと一匹でいるギガントを見つけたのだ。

それを〈レーザー〉で眉間を打ち抜き、倒れた所でビームで指を切り落とした。

そして、指を抱えながら穴に戻ってきた。

魔法や〈介助〉使って今MPどれくらいあるんだろうか?

それにお酒が入っていない今の自分のステータスを確認しておこう。






ボルヴァ―ド・フォルトロン 13歳 介護士Lv100 / まほうつかいLv100 / 聖帝Lv13


HP 6746/6788

MP 1862/55894


筋力 4525

知力 5432

魔力 13889



天恵スキル


介護 介助 配薬 救急対応 夜間行動 鑑定〈人間〉 

体術 歌唱魔法 魔法適性


通常スキル 


回復魔法Lv18 光魔法Lv8 聖魔法Lv5 リハビリテーションLv11 神々の血Lv4

調合Lv12 武術Lv9 採取Lv2

成長促進Lv‐ 限界突破Lv-






先程〈採取〉のスキルもとったので全て確認してみたが、我ながらすごいことになってるな。

いつかのアルマルデ様のステータスを越えてる。

〈神々の血〉のレベルも二つも上がっていた。

もしかして、前にMPが測定不能と出たのはそのせいではないだろうか?

魔力だけで見れば神格化したときと比べると三十倍も違う。

同じ計算をするとMPは百万を超える。

この辺りがこの世界の測定限界なのかもしれない。

そして、今の状況だが〈神々の血〉を発動しようにも、酒の瓶が後数回分しか残っていない。

神格化は瓶一本で一時間も持たない。

これから急に魔法が必要になってくることもあるだろう。

MPはできるだけ残しておきたい。

だとすれば、スキル頼みで狩るしかないか。

俺はギガントを狩った途中で拾った光る魔結晶で穴を照らしながらため息をつくのだった。


あれ?


今まで視界の端にあったそれの数字が少し増えていた。




ダウンロード11%

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ