表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕のSNSスキルが世界を書き換える〜傲慢令嬢はミュートされました〜  作者: にんじんさん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
11/15

第11話王宮からの呼び出し状


領主となって、数ヶ月。

 無駄な税をなくした領地は、見違えるほど活気を取り戻していた。

 ニーナの工房に丈夫な服を大量注文し、シャロンに来てもらって、作った美味い飯を食う領民たち。そこには、かつての飢えた面影などどこにもない。

「ありがたいやぁ。」

「この服はすごく丈夫でとても着心地がいいわ。」

「しかもこの飯!今まで食べたことがない。」

「やる気もでるなぁ。」

 僕たちの作った、穏やかな居場所。

こんな時間がいつまでも続いていけばいいと思っていた。

が、現実はそううまくいかない。

 それを踏みにじるような足音が、また近づいていた。


「ルーク・アルベイン。王宮へ出頭せよ。――宰相閣下からの直々の命令だ」


「は…?どういう…」

 領主の館に乗り込んできたのは、銀色の重装鎧に身を包んだ、傲慢な顔つきの王宮騎士たち。

 彼らが突きつけてきた書状には、僕の爵位と領地を「王命により没収する」と記されていた。


 裏で糸を引いているのは、この国の政治を牛耳る冷酷な黒幕、オズワルド宰相。

 僕がハズレスキルも魔法もないただの無能だと高を括り、美味しくなったこの領地を、力ずくで横取りしようという魂胆らしい。



「拒否すれば、王宮騎士団を動かしてこの街を焦土にする。大人しく従え」


(はっ…なるほどね…)



 騎士の言葉に、館の隅で控えていたメイドが青ざめ、専属の執事は握る手にぐっと力を込める。

 どんなに領地を豊かにしようが、国の頂点に立つ権力者が「奪う」と言えば、一瞬で踏み潰される。それが、この現実世界の残酷なルールだ。


「……上から目線で人のものを奪うクズは、本当にどこにでも湧くな」

「面白い…相手してやるよ…」


 僕はため息混じりに、脳内の画面を呼び出す。

 王宮、オズワルド宰相。その名前の横にある項目を見つめ、僕は小さく口角を上げた。


「いいよ。そこまで言うなら、王宮へ行ってあげる」


読んでいただきありがとうございます。

ブックマークと評価をおねがいします。次回もお楽しみに。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ