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死に戻りクズ勇者は勝手に生きたい〜こんな奴に勇者は任せておけない!  作者: Masa(文章力あげたい)
黄金の鉱山編

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第7話 魔力測定ーーキャス視点

 今日は二種目だけで実技が終わりね。 


 ーー結局、私のおパンツについては、誰も触れてくれなかったわ。 


 「貴様ら! 覚えとけよ。 ……各自、教室に戻れ!」


 オジサマが、男性生徒であるルーブや影丸与一を睨みつけていた。


 その二人は、まったく動揺してない。 私だったら、あんなイカツイ表情で睨まれたら、ビビるわよ?


 「やーっと終わったです」

 「ミアもう動きたくないなの……ギブなの」

 「ミア早く行くよ!」

 「ラム、鬼畜なの。 鬼なの!」


 ふふ。 なんだか、姉妹みたいで微笑ましいわね〜


 「あ、ああ。 ル、ルーブ。 私はもうダメだわ……」

 「そうか」

 「ねえ? 私を抱っこして、教室まで運んで!」

 「……いいぞ」

 「……やっぱり、無理よね? ……? あれ? ルーブ今なんて言ったの?」

 「ほら、さっさと行くぞ」

 「あう。 はうう! ……やっぱりいいです! いやっほい!」

 「そうか……」


 フレイアは、とんでもないスピードで視界から消えた。 


 ーーすごいわね! アレが彼女の本気かしら?


 「……あのエルフも手抜きか……」


 後ろでオジサマの唸る声が聞こえた。 私、知らない〜


 教室に戻ると、ルミスが机に突っ伏して寝ていた。 


 そして、ゲバドン先生が教壇で私たちを待っていた。


 「……どうでしたか? 彼の授業は?」

 「えっと。 すごくおっかないわよ!」

 「はは。 ……ミート校長が彼を連れてきたんだけど、彼って前国王に似てないかい?」

 「えっと……そっくりさんじゃないかしら?」

 「そうかい?」


  ーーあのオジサマ。 存在を秘匿にしているのかしら?


 「……」

 「あれ?」


 ルミスが一瞬、私たちの方を向いてなかったかしら? 


 そういえば、ルミスのお父さんってあのオジサマだったわねーー


 私がそう考えている内に、着替えを終えたみんなが戻ってきた。 そのタイミングを見計らって、ゲバドンが声を出した。


 「次の時間は、魔力測定です」


 ゲバドン先生が、机の上に大きな水晶玉を置いた。 ーーこれ、魔力測定器ね。


 「やり方は単純です。 この水晶に触れて、魔力を流しこんでください」


 ゲバドン先生はそういうと、ルミスに声をかけた。


 「最初は、貴方ですよ」

 「魔力ネ……」


 ルミスが、目をこすりながら水晶玉の前に立つ。


 「ルミス、魔力を流し込んでください」

 「はーイ……」


 ルミスが水晶玉に触れると、ぽうっと淡い光が灯ったわ。 


 「……ふむ。 次の人お願いします」


 次々と、測定していくわ。 ミリィは平均的、ラムも同じくらい。 私も二人と同じぐらいだったわ!


 「……ミア、なの。 測るなの」


 ミアが水晶玉に触れた瞬間、ぶわっと白っぽい光が膨れ上がったわ。 


 「……ほう。 すごいですね」

 「そうなの? ミア、すごいの?」

 

 ミアがボーっと水晶玉を見ていた。


 「次は、アゼッタさん」

 「はーい」


 アゼッタが水晶玉の前に立ったわ。 


 「ふふ! 私の実力を見なさい!」


 アゼッタが、水晶玉に触れて魔力を流す。 


 ピシッーー


 「あら?」

 「……は?」


 水晶玉に、ヒビが入ったわ。


 「アゼッタさん?」

 「あはは。 ちょっと本気を出しすぎちゃった!」


 ゲバドン先生が水晶玉を慌てて回収する。 でもヒビはどんどん広がっていくわ。


 パリンッ  ーーあ、割れちゃったわね。


 「ミリィ……魔力測定器って、いくらくらいするのかしら?」

 「キャス、その質問は怖いから聞かないでほしいです」

 「そう……」


 教室に、気まずい沈黙が流れたわね。


 「……ふう。 危なかったわね? ルーブ……私たちは測定される訳にはいかないからね……」

 「……」

 「そちらのエルフ殿。 いましがた奇術を使ったでござるか?」

 「……私はクールなエルフキャラだから沈黙するの」

 「……? うむ? そんなのでござるか……」

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