表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死に戻りクズ勇者は勝手に生きたい〜こんな奴に勇者は任せておけない!  作者: Masa(文章力あげたい)
聖女・学園編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

55/64

第24話 ケンタウロスとのバトル ーーキャス視点

 私は一人、会場へ向かう。 みんなは観客席で試合を見守るみたいね。


 選手の様子を伺ってみる。 中には、色々な種族の強者たちがいたわ。 


 そう思っていると、とある拳術士のお姉さんが近づいてきた。 彼女の姿には見覚えがある。 あのとき、ミートと一緒にいたお姉さんよね。


 「貴方も、武闘大会に出るのね、サキュバスさん。 ロマーニャよ」

 「キャスです。 貴方もゆう君と知り合いなんですか?」


 すると、ロマーニャさんは悲しい表情になった。 なにか変なこと言ったかしら?


 「知り合いどころか、私があの子の母親よ! ⋯⋯赤ん坊の時にしか会ってないけど⋯⋯」

 「母親⋯⋯」


 そういうと、彼女は落ち込んでいた。 あれ、母親? アイツ、母親は死んだって言ってなかった?


 「でも、ゆう君は母親は死んだって言ってましたけど⋯⋯」

 「⋯⋯はあ。 こうなったのも、全部ミートのせいだわ⋯⋯」


 ロマーニャさんは淡々と語る。 私はそれを複雑な気持ちで聞いていた。


 彼女の発言を要約すると。


 愛している旦那の子供ができて。 その子にいないもの扱いされているなんて、ガッカリよね。 今度アイツにあったら、話してあげよっと。


 ーーそれにしても彼女、只者じゃないわね。 見えないオーラを感じたわよ。


 

 武闘大会のルールは簡単だった。 呼ばれた選手が前に出てバトル。 勝者が生き残る、ただそれだけだ。


 ひとつ気になったのは、別グループで勝ち上がってくる人員が、数名いることぐらいかしら?

 

 物語でいうと、そういう奴が強いのよねーー


 そんな私の最初の相手は、ケンタウロスだった。 私たちは睨みあう。 私の武器は大剣、そして相手の武器は弓なのよね。 でも、矢がないわね。


 そう思っていたら、彼は弓を引くポーズをとった。 それは、ただのポーズのはず。 だけど、私は嫌な予感がした。


 彼が弦を離す仕草をした瞬間。 彼の周りの空間が揺れる。 それが私に向かってくる予感がした。 見えないなにかが、私に向けて放たれた。 咄嗟に避けたけど、私の背後で爆破音が鳴った。


 後ろを振り返ると、壁が破壊されていた。 会場にいる観客たちも驚愕している。


 ーーあんなもの、喰らったら一撃でアウトだわ!


 私の額から、冷汗が流れる。 


 一方彼は顎をさすりながら、私を見つめていた。  なにを考えているのかしら?


 すると彼は弓を地面に置いて、手を上げた。 それが意味することは一つだけ。


 ーー降参だ。



 試合終了後、握手をする私とケンタウロスーートゥファンさん。


 彼は私の避ける姿を見て、勝ち目がないと考え、辞退したそうだ。


 こんな強者が、この武闘大会には集まっているのよねーー


 私は、さらなる強敵に胸を躍らせていたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ