表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死に戻りクズ勇者は勝手に生きたい〜こんな奴に勇者は任せておけない!  作者: Masa(文章力あげたい)
聖女・学園編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/60

第17話 運命は交差する

 朝、俺は教室へ向かう。 昨日今日だ、クラスでは俺は狂犬扱いされるだろう。 


 そして、怯えた目で俺と言う存在に恐怖する。 ふふふ、最高だなぁ。 この教室の支配者である俺は、堂々とドアを開けた。


 しかしドアを開けると、さっそく水鉄砲が飛んできた。 


 俺は避けたが、後ろの壁は穴だらけだ。 俺は犯人を睨んだ。


 アセッタは、昨日俺がトラウマを植え付けたはずだが? 彼女はそんなことなんてないような素振りを見せるのであった。


 「あれれ? 今度こそ当たったと思ったんだけどな」

 「⋯⋯おい、メスガキ! 今度こそ、再起不能にしてやるぞ?」

 「キャー。 ナナシ君てば怖いわね、お姉ちゃん失禁しそう〜」


 そう言って恥ずかしいそうに、スカートの袖を押さえながら悶えるアセッタ。

 

 アセッタは俺よりも小さい体で、俺を子供扱いする。 なぜか、俺の本当の姿を見透かされている様で気分が悪い。


 そう思っていると、俺の手が何者かに掴まれる。 ルミスだ。 コイツも俺が調理したはずなんだがなぁ? 


 ルミスの表情はまるで研究者の様に鋭い。 


 「⋯⋯うむ。 軽いナ」

 「なにしてんだ、豚野朗」

 「発生音も、無理をして高く出しているようダ」

 「⋯⋯!」


 コイツ! 俺の秘密を暴露しやがった。


 成長薬を飲んだのに、なぜか声はそのままだったんだよ。 ムカついた俺は、ルミスから離れようと、ジタバタするが動かない。


 「うふふ。 ルミス、しっかり持っていてね? 的当てするから~」


 アセッタが、イタズラな笑みを浮かべながら構える。 マズイ、このままではーー


 「心拍数、体温上昇。 緊張状態確認⋯⋯」

 「ハア? 緊張なんてしてねぇし」

 「更に上昇。 超極限状態に突入⋯⋯」

 「びびってやんの! ダサ~」

 「殺す⋯⋯」


 アセッタの煽りにまんまと乗せられた俺。 しかし、アセッタは既に構えを解いて、ただ笑っているだけだった。


 「⋯⋯まあ、今回は譲ってあげるわ。 せいぜい頑張りなさいよねハリボテ君」

 「武闘大会、頑張るんだナ」

 「ハア? どういうことだよ? ⋯⋯殺せよ、悔しいんだろ? お前ら⋯⋯」


 俺がそう言うと、キョトンとするアセッタとルミス。 


 俺の挑発まがいの問いかけに、優しい口調でルミスが答えた。


 「ナナシ。 お前は強いナ」

 「はん。 ⋯⋯この状況で言われてもな」

 「数々の修羅場を乗り越えて来たのだろう。 心が強イ」

 「⋯⋯⋯そんな訳ない。 適当なこというなよ!」

 「ウ!」


 俺はジタバタもがいて、ルミスの金玉に蹴りを入れた。 


 呻いたルミスは、俺を離す。 そして俺は投げ出された。 床に這いつくばる俺を見るクラスメイトたち。 みんなが心配そうに俺を見ていた。


 ーーふざけるな。 馬鹿にしやがって! 絶対にコイツらを恐怖で支配してやる!


 俺は立ち上がり、逃げるように教室を出て行くのだった。




 「オホホ。 ⋯⋯儂を探しておったのはお嬢さんかぇ? キャスよ」

 「ええ。 この前振りよね、ミス・ファナイさん」

 「要件は⋯⋯おっと! 言わなくてもわかっておるぞ~ ⋯⋯じゃが条件があるのじゃ。 パルデン王国で開催される武闘大会に出場して欲しいんじゃ⋯⋯」

 「武闘大会? なにそれ! ワクワクするわね!」

 「ホホホ。 そうじゃろ、そう言うと思ったわい⋯⋯」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ