表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死に戻りクズ勇者は勝手に生きたい〜こんな奴に勇者は任せておけない!  作者: Masa(文章力あげたい)
聖女・学園編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/60

第16話 胸騒ぎは悪意の予感

 「⋯⋯! ⋯⋯ここはまた、医務室か⋯⋯」

 「ニャー。 ナナシ君がやっと起きたニャー」

 「⋯⋯またか。 ピンクネコ⋯⋯」

 「ミルフィって呼んで欲しいニャー」

 「⋯⋯⋯⋯」


 俺は服を捲り上げ、ルーブに一発入れられた後を探す。 だが、当然見つからない。 目の前にいるミルフィが治療してくれたんだ。


 俺ははっきりと覚えている。 奴に一発の腹パンをもらっただけで負けた事実を。 そして、これが初めてではなくて三度目であることをーー


 しかし、それでも俺は敢えてこういうのだ、勝った! とーー


 「⋯⋯やれやれ。 また興奮してしまったようだなぁ? ついつい気絶してしまうぜ~ ⋯⋯なんだよ、その表情は! 俺に文句あるのか、ピンクネコ!」

 「ニャ⋯⋯ナナシ君のことがよくわかったニャー」

 「⋯⋯⋯⋯」


 そう言うと突然、俺に抱きついてきた。 俺はミルフィを突き飛ばす。


 「⋯⋯なんだよ、ピンクネコ! ひっついてくるな!」

 「ニャン? ナナシ君⋯⋯ワタクシは聖女ニャン。 敬意を払って欲しいニャ」

 「ハア? ピンクネコに払う敬意なんてねぇよ」

 「でも、さっきは敬語になってたニャン?」

 「⋯⋯⋯⋯」


 図星を突かれて、たじろぐ俺。 前回の人生の時に、ミア以外の聖女に会ったことは俺の身分上いくらでもあった。 


 ーー聖女は神に選ばれた存在、故に相応の敬意を払うべきなり。


 その概念が、この世界の常識だ。 


 貧しい少女がこの力を発芽しただけで、貴族の仲間入りだ。 昨日まで下に見られていた奴らのことも、文字通り踏んづけることも容易い。


 まさに、この世界の一般常識。 貧民のガキだって知ってる当たり前の事実だ。


 ーーあれ? 違和感を覚える。 なんだこの胸騒ぎは。 俺はとんでもない誤解をしているのではないだろうか? もしかして、ミアはーー


 一方。 俺の思案顔を肯定だと勘違いしたのか、ミルフィが胸を張ってアピールし始めた。 


 俺は素直に今の感情をミルフィに伝えた。

 

 「ニャ! ナナシ君? 素直に認めるニャ? ホレホレ⋯⋯」

 「ウザい」

 「ニャビーン!」


 


 

 「ねえ、ミートさん。 聴きたいことがあるんだけど⋯⋯」

 「どうしたんじゃラム? ⋯⋯内緒話かえ?」

 「うん。 お姉ちゃんが知ったら、すぐにミアの前で話すからね」

 「⋯⋯ミアに聴かれたらマズイのか⋯⋯ 言ってみなさい」

 「あの子って実は聖女なんだ。 ⋯⋯おかしいよね? どうして村人たちや家族に、秘密にしてたんだろうね⋯⋯」


 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ